自然の赴くままに・そのときの 気分次第で・なんとなく

興味を持ったことを、なんとなく気の向くまま書いています。

ESXi Arm Edition v1.2 でどこまでできるか「vSphere沼にハマっておぼれてみた」vSAN編

前回のESXi Arm Edition v1.2 でどこまでできるか「vSphere沼にハマっておぼれてみた」では,

Raspberry Pi 4 と周辺装機器を用意しハードウエア組み立てと ESXi Arm Edition のインストール、そして vCenter Server への登録(データセンターとクラスタへ)までやりました。今回はその先、外付けした USB ケースに入れた M.2 SSDバイスを使って vSAN を組んでみます。

前回のおさらい

前回の記事では、Raspberry Pi 4 に ESXi Arm Edition をインストールした 4ホストを、vCenter Server の「クラスタのクイックスタート」を使い、クラスタ構成するところまで行いました。そして、vCenter Server のバージョンによっては vSphere HA の検証ができるので、その環境のための VIB のインストールまで説明をしています。以下の状態ですね。

f:id:imaisato:20201224163316p:plain

クラスタ

今回はその先、「3.ホストの設定」から進めていきます。

まずはストレージデバイスの準備

今回は一般的な x86_64 のハードウエアではない Raspberry Pi 4 を使うため、ストレージ関連のデバイスは全て Micro SD または USB でつながなければなりません。Micro SD はUEFI や今後は ESXi Arm Edition のブート用に使われるので、ストレージデバイスとして使うことはできません。それより、そもそも Micro SD のメディア書き込み制限が先に来てしまうでしょう。そこで、今回は USB 3.x のケースに入れた M.2 SSD を 3本用意して、ストレージデバイスとして使うことにしています。

f:id:imaisato:20201224112954j:plain

M.2 SSD を使った USB ストレージデバイス

でも、このままではどんなに頑張っても vSAN の必要とする SSD としては認識されず、USB Disk としか認識されません。そこで、すべてのデバイスに対して「私は SSD ですよ!」と認識させるおまじないを掛けます。おまじないと言っても esxcli コマンドですね。

まず、USB デバイス仮想マシンにパススルーするサービスを停止します。これは前回やっているのでここでは作業しないで良いのですが、一応流れとして思い出せるように記載します。

/etc/init.d/usbarbitrator stop
chkconfig usbarbitrator off

これで USB ストレージデバイスがそのまま見えるようになりました。

f:id:imaisato:20201224164846p:plain

Diskの状態

次のおまじない、vSANがUSBストレージを使えるように詳細設定を追加します。以下のコマンド 2つを入力します。

esxcli system settings advanced set -o /Disk/AllowUsbClaimedAsSSD -i 1
esxcli system settings advanced set -o /VSAN/AllowUsbDisks -i 1

これで Disk にしか見えなかった USB 3.x のケースに入れた M.2 SSD が SSD として見えるようになりますので、次は STAP に新規ルールを追加

esxcli storage nmp satp rule add -s VMW_SATP_LOCAL -d mpx.vmhba32:C0:T0:L0 -o "enable_ssd enabled_local"

最後の "enable_ssd enabled_local" は実際には "enable_ssd" だけで機能します。次にパスのマスク解除。

esxcli storage core claiming unclaim -t device -d mpx.vmhba32:C0:T0:L0

そして、ルールを再読み込み、読み込んだルールの実行。

eesxcli storage core claimrule load
esxcli storage core claimrule run

最後に vSANに Flash だよと認識させる設定を追加。

esxcli vsan storage tag add -d mpx.vmhba32:C0:T0:L0 -t capacityFlash

これで Disk にしか見えなかった USB 3.x のケースに入れた M.2 SSDSSD として見えるようになります。

f:id:imaisato:20201226204300p:plain

SSDに変身

クイックスタートの続「3.クラスタの構成」

ここまで準備ができたら左ペインでクラスタを選択し、中央ペインで「設定」=>「クイックスタート」と進んで、「3.クラスタの構成」を開始します。[構成]ボタンをクリックして Distributed Switch を設定、アップリンクが 2つ必要なのに対して 1つめは Raspberry Pi 4のオンボードの vmnic128 を、2つめは USB の 100M の NIC vusb0 を指定して、とりあえずエラーにならないようにします。

f:id:imaisato:20201226205025p:plain

Distributed Switch

次は vSAN ストレージトラフィック用の IP アドレスを指定します。DHCP 配布しているならそのまま、していなければホストごとに固定 IP アドレスを設定します。

f:id:imaisato:20201226205224p:plain

ストレージトラフィック

詳細オプションは、このクラスタをどのように構成するかになります。さすがに Raspberry Pi 4 でストレッチクラスタまでやることは無いと思うので、NTP サーバーを指定するだけで先に進みます。この詳細設定で気になる設定項目「Enhanced vMotion Compatibility」(EVC)は、CPU Platformが全く異なるので使えません。なので、設定もできないようにグレーアウトで出てきます。

f:id:imaisato:20201226205400p:plain

詳細オプション

先のコマンドでしっかり Flash として設定ができていると、次の「ディスクの要求」では以下のように自動的に推奨構成としてディスクの構成が行われます。

f:id:imaisato:20201226210025p:plain

ディスクの要求

ホスト単位で見ても、期待通りの構成が組まれていました。

f:id:imaisato:20201226210330p:plain

ホスト単位でグループ化

最後にプロキシーを使っている場合の設定がありますが、我が家の家ラボでは使っていないのでそのまま先に、

f:id:imaisato:20201226210431p:plain

プロキシ設定

確認画面は内容を確認して、問題なければ[終了]で構成を開始します。

f:id:imaisato:20201226210526p:plain

確認画面

これで Raspberry Pi 4 上の ESXi Arm Edition に vSAN が出来上がりました。

f:id:imaisato:20201226211045p:plain

vSANの物理ディスク

データストアとしても見えるようになります。

f:id:imaisato:20201226212103p:plain

vSANDatastore

かなりイレギュラーな形で Raspberry Pi 4 の ESXi Arm Edition 上に vSAN 組んでいますので、もちろん性能や意図しないトラブルもあるかもですが、とりあえずそれっぽく組めたので良しとします。

 

 

 

12月26日長野新幹線車両センターの状況

クリスマスも終わった年の瀬の最後の週末、雪の降る中訪問してきました。

長野新幹線車両センターの状況

12月22日に検修庫への試運転が行われマスコミに公開された後、12月25日から臨修庫(臨時修繕庫)と車輪転削庫(車輪研削庫)本稼働した長野新幹線車両センター。列車の検査をする検修庫(仕業交番検査庫:仕交検査庫)も息を吹き替えしています。

f:id:imaisato:20201226080442j:plain

仕交検査庫全景

パッと写真を見ただけではわからないかもしれませんが、正面扉が全開し中の明かりもついているのが見えます。

そして正面上部の架線死活表示器も

f:id:imaisato:20201226080610j:plain

架線死活表示器

しっかり赤く「」電気が来ていることを示しています。

W2の状況

水曜日には残っていた W2 ですが今日は既に姿もなく、最後の 1両の W715-502 も昨日搬出済みのようです。どうやら W715-502 の解体作業は早かったようですね。そして、その代わりに臨修庫内には W714-507 が収容されています。今日一気に解体していくという感じでしょうか。

W7の状況

そのような流れの中、臨修庫奥は臨修庫側から 11号車 W715-507, 10号車 W726-507, 9号車 W726-407 が解体されています。W7最初の解体車両、グランクラスの W714-507の姿は見られないので臨修庫内で車体の解体中、もしかしたら今日の夕方か月曜日に搬出になるかもしれません。ということで、車両の状態で今日見られるのは、W714-507 除いた 11両です。

f:id:imaisato:20201226081236j:plain

W715-507, W726-507, W725-407

前々から気になってはいたのですが、時々この W725-407 のように先に扉が外され、その場所を別のもので養生している車両があるのですが、これは何をした結果なのかが気になります。部品として確保したのか、それとも開けることができない程固着してしまっていて壊して撤去したのか、どちらにしても廃車なので構わないのでしょうが、わざわざ別のもので塞いでいるのは、盗難対策なのかもしれないですね。

一番手前の 9号車 W725-407 は、金沢寄りの扉以外は見た目変わらず。車内の撤去だけのようです。

f:id:imaisato:20201226081523j:plain

W725-407

次の 10号車 W726-507 も外観はガラスの撤去もまだのようで、車内の撤去のようです。

f:id:imaisato:20201226081939j:plain

W726-507

一番奥の W715-507 はガラスも外され、臨修庫内の W714-507 搬出後に直ぐに車体解体に入れそうです。

f:id:imaisato:20201226081902j:plain

W715-507

次に 8号車の W725-407 と 7号車の W726-307 は、いつものアップルブリッジ赤沼の近くに置いてあります。水曜日と同じ場所で動かずですね。

f:id:imaisato:20201226082457j:plain

W726-307, W725-407

残りの6両、W723-107, W726-107, W725-107, W726-207, W725-207, W726-307 も、車輪転削庫奥のままです。

f:id:imaisato:20201226082704j:plain

W726-307, W725-207, W726-207, W725-107, W726-107, W723-107

この 6両を動かすには手前の W726-307, W725-407 をどかさなければならないのですが、留置線も検修庫も復活した現在アントの走れる範囲が狭まっているので、この6両の移動は W726-307, W725-407 が移動し終わってからかもしれません。なので、来週以降か来年入ってからでしょうか。

今日のアント、臨修庫前に停まっていました。検修庫脇は留置線からまっすぐ移動できる場所のため、営業車両がやってくる可能性もあります。そのため直接営業車両とバッティングしない臨修庫前に置いているのかもしれません。

f:id:imaisato:20201226083226j:plain

アント

留置線の状況

 留置線は夜間 6本いるようで、依然と同じように 6番~11番が使われています。1番~5番はダイヤ改正後に使われるのでしょうか。

f:id:imaisato:20201226083837j:plain

留置線

現在の長野新幹線車両センターの状況はこのような感じです。

f:id:imaisato:20201226083805p:plain

長野新幹線車両センター 12月26日見たまま

奥のほうに少し見える W7の残り6両以外は、昔の長野新幹線車両センターに戻ったように見えます。

f:id:imaisato:20201226084055j:plain

留置線、本線側から

留置線からの出庫は、5:40、5:50、6:20、6:45、7:05と出発していきます。なので、その時間に合わせてアップルブリッジ赤沼または留置線長野寄りに行くと、つららを切り裂いていきパンタグラフから火花を出して出庫する新幹線を見ることができます。この時期限定の光景です。そして、時々タイフォンを鳴らして出発する列車もあります。明け方の冷たい空気の中、タイフォンを鳴らして出発する新幹線 E7、格好が良いです。

解体待ちと解体済みの一覧

現在の水没 E7 / W7 の状況です。解体された順番に並べています。赤字は解体済み、黄色字は解体中、緑字は残されている車両、解体待ちの編成は解体順に現在の編成状態で書いてあります。 (W2 がオリジナルの編成の状態と異なります。)

【解体】

F10:E723-10, E726-110, E725-10, E726-210, E725-110, E726-310, E725-410, E726-410, E725-210, E726-510, E715-10, E714-10
F7 : E723-7, E726-107, E725-7, E726-207, E725-107, E726-307, E725-407, E726-407, E725-207, E726-507, E715-7, E714-7

F14:E723-14, E726-114, E725-14, E726-214, E725-114, E726-314, E725-414, E726-414, E725-214, E726-514, E715-14, E714-14

F8 : E723-8, E726-108, E725-8, E726-208, E725-108, E726-308, E725-408, E726-408, E725-208, E726-508, E715-8, E714-8

F16:E723-16, E726-116, E725-16, E726-216, E725-116, E726-316, E725-416, E726-416, E725-216, E726-516, E715-16, E714-16

F1:E723-1, E726-101, E725-1, E726-201, E725-101, E726-301, E725-401, E726-401, E725-201, E726-501, E715-1, E714-1

F2:E723-2, E726-102, E725-2, E726-202, E725-102, E726-302, E725-402, E726-402, E725-202, E726-502, E715-2, E714-2

F18:E723-18, E726-118, E725-18, E726-218, E725-118, E726-318, E725-418, E726-418, E725-218, E726-518, E715-18, E714-18

W2:W715-502, W714-502, W725-202, W726-302, W725-102,W726-202, W725-402,W726-502, W726-402,W723-102,W726-102, W725-302

W7:W723-107, W726-107, W725-107, W726-207+W725-207, W726-307, W725-307, W726-407, W725-407, W726-507, W715-507, W714-507

W7 の解体も本格化、W714-507 と W715-507 が年内解体完了しそうです。あと少し、来年1月末には全ての解体が終わりそうな勢いになりました。

おまけ

E723-18 の生首の動きはありません。

f:id:imaisato:20201226084748j:plain

E723-18

E7系の台車もそのまま。

f:id:imaisato:20201226084813j:plain

E7系の台車

W7系の台車は、ブルーシートが裂けて空気ばねが露出していました。

f:id:imaisato:20201226084901j:plain

W7系の台車

 

ESXi Arm Edition v1.2 でどこまでできるか「vSphere沼にハマっておぼれてみた」

VMware vSphere 7 の Arm Edition、どんどん更新されて今は ESXi Arm Edition v1.2。毎回アップグレードしているけれど、少しづつ良くなってきています。そこで、最新の 1.2 をレポート。

ESXi Arm Edition のおさらい

2018年に VMworld で初めて公開されたESXi Arm Edition、その後情報は時々見るけれどイメージを入手しテストはできるのかなと探していましたが、個人のところでは見つけることができずにいました。そうしたら今年いきなりRaspberry Pi 4で動くESXi Arm Edition が Flings | VMware Flingsから入手できるようになり、急ぎ Raspberry Pi 4 を手配するとともにイメージをダウンロードしました。

ESXi Arm Editionはその名の通り、Intel Platformで動いている ESXi を Arm Platform 上で動かすためのもので、Apple も Armベースの M1 に PC を移行させているように、最近 Arm 界隈はホットです。そして、物理ホストの仮想化については一段落の感があり、またクラウドへの移行が進みつつあるという中、残された仮想化の場所はクラウドに持っていくことができないエッジの部分になってくるわけで、そのエッジの部分に高価な Intel Platform の ESXi を配置せず、安価な Arm Platform をと検討するのは自然の流れのように思います。実際にそれらエッジ用途では組み込みの機器として Arm Platformが使われていることも多く、その部分は昔ながらのレガシーな仕組み、つまりハードウエアの上にOSを入れて、その上にアプリケーションを実装するという形のまま進んでいて、エッジの装置に何かあれば、現地で同じような作業をして実装しなおすことがまだまだ必要です。でも、その部分もハードウエアとOS以上を分離して抽象化してしまえば、それらの機器管理も運用も仮想マシンで対応していけば良くなるので、物理直接より楽になるかもしれません。例えばHAを組んでおき、トラブル時にはライブマイグレーションして継続運用するとか、メンテナンスも現地行かずに仮想マシンで検証した後、リモートで現地の仮想マシンと一気に入れ替えるなど、いろいろなことが考えられるようにあると思います。これ、もしESXi Arm Edition が出てくるようになったら、サーバーの仮想化として物理から vSphere に移行していったのと同じような流れになるかなぁとも思います。

ESXi Arm Editionの入手

別のブログにも書いてあるのですが、この記事はあえて独立した記事として書いているのでリンクを載せます。

flings.vmware.com

この中の

f:id:imaisato:20201224101254p:plain

ESXi Arm Edition Dowlload

からダウンロードすることができます。チェックボックスにチェックを入れて [DOWNLOAD] ボタンをクリックすると・・・・・直ぐにダウンロードにはなりません。VMware 製品利用の際に登録や管理をする My VMware の画面でログインを即されますので、自分のアカウントとパスワードを使い、My VMwareにログインします。My VMware自体は個人でかつ無料で登録できるので、アカウントを持っていない場合は「Don’t have an account Sign up now)」からアカウントを作っておきましょう。

f:id:imaisato:20201224101725p:plain

My VMware

ログインが済むとダウンロードの画面になります。

f:id:imaisato:20201224101955p:plain

ESXi for ARM

ここにある3つのファイルをダウンロードします。複数の Raspberry Pi 4 を使ってクラスタは作らず、1台だけで検証するなら VMware-VMvisor-Installer-7.0.0-17230755.aarch64.iso だけをダウンロードすれば OK です。他の 2つは HA を構成するときに必要なので、HA を構成する場合には、一緒にダウンロードしてください。

後はドキュメントをダウンロードしておきます。

f:id:imaisato:20201224102308p:plain

Documents Download

これで環境構築前の準備ができました。

ESXi Arm Edition ハードウエア環境の準備(必須編)

いよいよ ESXi Arm Edition を Raspberry Pi 4 にインストールしていきますが、その前に、ハードウエアを準備します。

Raspberry Pi 4

現在販売されている Raspberry Pi 4 はメモリーが 4GB と 8GB のものがあります。その中の 8GB のものを用意します。4GB でも環境は作れますが、あくまでも「作る」だけで終わってしまうので、8GB は必須だと思って下さい。そして基盤むき出しではなく、ケースに収めます。私の場合どうしてもファンの音が気になりファンレスにしたかったので、アルミのケースに山のようにヒートシンクを取り付け、どうにか稼働中も持てる程度の温度まで抑えていますが、ファンの音が気にならない場合は、ファン付きのほうが良い気がします。

f:id:imaisato:20201224104436j:plain

Raspberry Pi 4 8GB ケース入り

序にディスプレイも載せるとこんな感じになります。ディスプレイの表面保護シートを剥がしていない写真ですが、これだけで ESXi の画面確認ができるので楽になります。

f:id:imaisato:20201224104650j:plain

ディスプレイ付き

Micro SD

UEFIブートに必要な Micro SDを用意します。容量はそんなに大きくなくて大丈夫ですが、手に入るコスパの良いものを購入するのが良いです。私の場合、UEFI ブートの Micro SDは Raspberry Pi 4 買ったときについてきた 32GB のものを、ESXi Arm Edition のインストーラー媒体はちょうど良い USBメモリーが無かったので、こっちも Micro SD + Micro SD Card Reader のセットで用意しました。

f:id:imaisato:20201224104907j:plain

Micro SD

USB メモリー

Raspberry Pi 4 が小さいので、USB メモリーも小さいのを用意しています。vSphere 7 では ESXi のパーティション構成が今までとは異なる形になるので、vSphere 6.7 までで使っていた 16GB は使わず、新調した 256GB のものを用意しました。ただ、ESXi は 8GB でもインストールできるので、8GB 以上で用意できるものを選ぶとよいでしょう。

f:id:imaisato:20201224105119j:plain

SanDisk USB メモリー

ちなみに、パーティションはこのように変わっています。

f:id:imaisato:20201224105509p:plain

vSphere 7 パーティション

あとは、ESXi Arm Edition のインストール媒体を入れる USB メモリーが必要です。1GB あれば十分。私の場合、先の Micro SD + Micro SD Card Reader で代用しています。

ここまでが必須なアイテムで、ここからは自分でいろいろな環境を作りたいときに追加するものです。

ESXi Arm Edition ハードウエア環境の準備(オプション:任意に追加するもの)

私の場合、vSAN他検証しようと思っていましたので、いろいろと追加しました。

USB Type C HUB

あとからいろいろと追加できるように、USB Yype C の HUB を購入しました。これは USB C の PD ポート、USB 3.0 の Type A 2ポートと Ethernet ポートとかがついているのが便利でこれにしました。この HUB の Ethernet Port は 1G なのですが、ESXiArm Edition からは 100M にしか認識されません。でも、Ethernet ポートが増えるので良しとしています。

f:id:imaisato:20201224112521j:plain

Anker Power Expand

ストレージ

2.5インチ HDD や SSDは巨大だし、ということで、M.2 SSD を使うことにしました。これなら小さく作れます。3つあるのは vSAN のキャッシュ×1、キャパシティ×2のつもりです。

f:id:imaisato:20201224112954j:plain

M.2 SSD

これらを組み立てるとこんな感じになります。これでも Raspberry Pi 4 本体より周辺機器の方が大きいです。

f:id:imaisato:20201224113059j:plain

環境出来上がり

ESXi Arm Edition のインストール

これは詳細含めて別ブログに書いてあるので、こちらを参照してください。

qiita.com

インストールが終わると、vSphere Clientでこの画面見られます。

f:id:imaisato:20201224154731p:plain

VMware ESXi on Arm Fling

ストレージデバイスの追加(USB メモリーや USB ストレージの追加)

 vSphere Clientでホストに接続し、ストレージのデバイスを見ると、USBで接続したストレージデバイスが何も見えない状態です。

f:id:imaisato:20201224165002p:plain

ストレージデバイス

ターミナルエミュレータで ESXi に接続。

f:id:imaisato:20201224164043p:plain

SSHログイン

仮想マシンにUSBデバイスをパススルーするサービスを停止します。

/etc/init.d/usbarbitrator stop
chkconfig usbarbitrator off

f:id:imaisato:20201224164846p:plain

つながっているデバイスが表示される

この中からデータストアに使用するデバイスを見つけます。私の場合はキャパシティが

Local USB Direct-Access (mpx.vmhba34:C0:T0:L0)

Local USB Direct-Access (mpx.vmhba36:C0:T0:L0)

で、キャッシュが

Local USB Direct-Access (mpx.vmhba32:C0:T0:L0)

なので、この3つを控えます。ちなみに、

Local USB Direct-Access (mpx.vmhba35:C0:T0:L0)
Local USB Direct-Access (mpx.vmhba35:C0:T0:L1)

はSDカードリーダーの SD Cardと Micro SD、

Local USB Direct-Access (mpx.vmhba33:C0:T0:L0)

はブートに使っている USBメモリーです。

 

ESXi Arm Edition を vCenter Server に登録してみる

ESXi Arm Edition と言っても結局は普通の ESXi が Arm の上で動いているということになるので、そのまま vCenter Serverに登録ができます。

まずは、なにも登録していない vCenter Server に vSphere Client でログイン。

f:id:imaisato:20201224155032p:plain

vCenter Server 7 サマリ

新規データセンターを作成して、

f:id:imaisato:20201224155128p:plain

新規データセンター

新規ククラスタを追加して、

f:id:imaisato:20201224155346p:plain

新規クラスタ

クイックスタートで ESXi Arm Edition ホストを追加。

f:id:imaisato:20201224155456p:plain

クイックスタート

追加ホストはまとめて指定。

f:id:imaisato:20201224155615p:plain

ホストの追加

セキュリティアラートはチェックして、ホストサマリも確認。

f:id:imaisato:20201224155712p:plain

ホストサマリ

追加の実行!!

f:id:imaisato:20201224155739p:plain

確認して完了

ホストが追加される。

f:id:imaisato:20201224163316p:plain

ホストの追加完了

ここまででクラスタの構成が完了。

 これで、vCenter Server 配下に ESXi Arm Edition の Raspberry Pi 4 が登録されました。

 vSANが構成されるクラスタ構成を始める前にいくつか作業をします。一つ目は、vSphere HA をテストしたい場合の追加モジュールのインストールです。 vCenter Server 7.0d (Build 16749653) または vCenter Server 7.0c (Build 16620007) を使っている場合にのみ、追加モジュールを入れて vSphere HA が検証できます。私の場合はそのビルドのイメージは持っていなかったのでスキップしていますが、 vCenter Server 7.0d (Build 16749653) または vCenter Server 7.0c (Build 16620007)のイメージをお持ちの場合は、以下の手順で VIB を追加してください。

  • ESXi ホストをメンテナンスモードにする
  • Flings からダウンロードした FDM VIB を ESXi の任意の場所にアップロード
  • アップロードした ESXi にある VIB をインストール
 esxcli software vib install -v /vmware-fdm-7.0c-16620014.arm64.vib --no-sig-check
  • vCenter Server のクラスタ設定で HA を有効にする
  • ESXi ホストをメンテナンスモード解除する

私も他の vCenter Server では使えるかどうかはテストしていません。チャレンジャーな人はやってみてください。

 

このあとはストレージデバイスを使ってvSANを組みますが、それは次回の記事で書きます。

こちら=>ESXi Arm Edition v1.2 でどこまでできるか「vSphere沼にハマっておぼれてみた」vSAN編

12月23日長野新幹線車両センターの状況

連日のマイナスの中、W7がどうなったかを見に行ってきました。

W2の状況

最後の1両になりました。臨修庫内で今日 W715-502 の搬出があるとしても、それはすでに車両の形では無いのでカウントしていません。

まずは臨修庫奥の状況です。最後の W2、W715-502 が今日の臨修庫収容待ちの状態になっていました。今日はグリーン車 W715 の縦並びです。一番奥が W715-502, その手前が W714-507、一番手前が W715-507 です。

f:id:imaisato:20201223075116j:plain

W715-502, W714-507, W715-507

この場所からは見えませんが、W714-507もだいぶ車内部品が外されています。ガラスはこれから。

f:id:imaisato:20201223075236j:plain

W714-507

臨修庫内に W714-502 が搬出待ちが残っているのではないかと思います。今日は水曜日、午前中に搬出があると思いますので、W2 は W715-502 が最後の 1両です。

W7の状況

W714-507 と W715-507 が臨修庫奥に押し込まれていますが、またいつもの検修庫脇に車両はいませんでした。では、どこにいたかというと、

f:id:imaisato:20201223080004j:plain

臨修庫前の W726-507

臨修庫前の短い直線に、アントと一緒に停められていました。先週土曜日はアントだけが置いてあった場所です。これで金沢寄りの3両が臨修庫前後に集まっていることになります。では、残りの9両は

f:id:imaisato:20201223080246j:plain

W725-307, W726-407, W725-407

7号車の W725-307、8号車の W726-407 そして 9号車の W725-407 が、アップルブリッジ赤沼の飯山寄りに停められています。いつもの解体準備の車両が置かれる場所まで引き出されてきたと言うことになります。では、残りの6両はどこかというと、

f:id:imaisato:20201223080647j:plain

W726-307

f:id:imaisato:20201223080703j:plain

W725-207

f:id:imaisato:20201223080745j:plain

W726-207

f:id:imaisato:20201223080810j:plain

W725-107

f:id:imaisato:20201223080828j:plain

W726-107

f:id:imaisato:20201223080847j:plain

W723-107

このように、残りの6両はそのままでした。どうやら最後の最後まで、車輪転削庫の線に廃車対象を並べ、臨修庫手前に次の解体車両を置いて、臨修庫奥で解体するいうスタイルで行きそうです。全部 W7を臨修庫奥に持っていけばあとは楽だと思ったのですが、そうはなりませんでした。

 

留置線の状況

 検修庫も煌々と明かりがともっているので、留置線も検修庫側も明後日の本使用開始に向けて、着々と準備しているんだと感じます。

f:id:imaisato:20201223081209j:plain

留置線

現在の長野新幹線車両センターの状況はこのような感じです。

f:id:imaisato:20201223074529p:plain

長野新幹線車両センター 12月23日見たまま

検修庫脇の線を空けるように解体待ちの車両を置いているので、もしかしたら上の図の渡り線と検修庫脇は使う場所になっているのかもしれないですね。つまり、解体用車両の置けるのは臨修庫前後と車輪転削庫前後だけということかもしれません。

解体待ちと解体済みの一覧

現在の水没 E7 / W7 の状況です。解体された順番に並べています。赤字は解体済み、黄色字は解体中、緑字は残されている車両、解体待ちの編成は解体順に現在の編成状態で書いてあります。 (W2 がオリジナルの編成の状態と異なります。)

【解体】

F10:E723-10, E726-110, E725-10, E726-210, E725-110, E726-310, E725-410, E726-410, E725-210, E726-510, E715-10, E714-10
F7 : E723-7, E726-107, E725-7, E726-207, E725-107, E726-307, E725-407, E726-407, E725-207, E726-507, E715-7, E714-7

F14:E723-14, E726-114, E725-14, E726-214, E725-114, E726-314, E725-414, E726-414, E725-214, E726-514, E715-14, E714-14

F8 : E723-8, E726-108, E725-8, E726-208, E725-108, E726-308, E725-408, E726-408, E725-208, E726-508, E715-8, E714-8

F16:E723-16, E726-116, E725-16, E726-216, E725-116, E726-316, E725-416, E726-416, E725-216, E726-516, E715-16, E714-16

F1:E723-1, E726-101, E725-1, E726-201, E725-101, E726-301, E725-401, E726-401, E725-201, E726-501, E715-1, E714-1

F2:E723-2, E726-102, E725-2, E726-202, E725-102, E726-302, E725-402, E726-402, E725-202, E726-502, E715-2, E714-2

F18:E723-18, E726-118, E725-18, E726-218, E725-118, E726-318, E725-418, E726-418, E725-218, E726-518, E715-18, E714-18

W2:W715-502, W714-502, W725-202, W726-302, W725-102,W726-202, W725-402,W726-502, W726-402,W723-102,W726-102, W725-302

W7:W723-107, W726-107, W725-107, W726-207+W725-207, W726-307, W725-307, W726-407, W725-407, W726-507, W715-507, W714-507

 W2 は残り1両で、今日臨修庫に収められるでしょうから、いよいよ W7 の解体も本格化です。今年はあと 1~2回訪問して、状況を見ていきたいと思います。

12月19日長野新幹線車両センターの状況

長野市北部及び北信は新型コロナがどんどん出ているので怖いので、今日もあまり人の移動の無い朝に訪問しています。

W2の状況

最後の2両になりました。臨修庫内で搬出待ちがあるとしても、それはすでに車両の形では無いのでカウントしていません。

まずは臨修庫奥の状況です。先週の記事に書いた通り、W714 が縦並びになりました。ただし、間に 1両挟まってです。

f:id:imaisato:20201219080650j:plain

W714-502, W715-502, W714-507

W714-502 はガラスも外されて車内もきれいさっぱり。

f:id:imaisato:20201219081403j:plain

W714-502

W715-502 はガラス撤去はまだ未着手、車内の撤去まで

f:id:imaisato:20201219081523j:plain

W715-502

W714-507も解体仕掛中

f:id:imaisato:20201219081557j:plain

W714-507

W2 は外に 2両で、臨修庫内に搬出待ちが残っていればそれを加えても3両。いよいよ W7の解体も始まりました。

W7の状況

 

W714-507が解体のために臨修庫奥に押し込まれましたが、その手前の検修庫脇に次の車両が移動されていませんでした。

f:id:imaisato:20201219081857j:plain

検修庫脇

アントの居る場所も渡り線辺りではなくて、臨修庫入り口の所に置いてあります。

f:id:imaisato:20201219081952j:plain

アント

このような時はいつもとは違った動き例えば編成ごとの移動などがある日なので、今日明日で W7の大移動があるかもとちょっと期待してしまいます。結果どうなったかは次回訪問の時の楽しみに取っておきます。

W715-507 は先週の場所のまま。

f:id:imaisato:20201219082218j:plain

W715-507

W714-507と W715-507の居た場所に、それ以降の車両が移動してくることもなく。

f:id:imaisato:20201219082324j:plain

残りのW7が移動してこない車輪転削庫手前

W726-507以降は車輪転削庫奥に置いてあります。

 

f:id:imaisato:20201219082407j:plain

W726-507

ずっと置きっぱなしなので、このところの雪がしっかり付着しています。隣のF19と比較すると、雪の付着具合が違うのがわかります。

f:id:imaisato:20201219082503j:plain

W7編成と F19編成の並び(奥はわからず)

アントの位置やこの残り 10両の W7 、今までの通り W7 はここから順番に引き出して解体場所に持っていくのでしょうか。個人的には今日明日で、最低でも車輪転削庫手前に移動させるのではないかなと思っています。

f:id:imaisato:20201219083039j:plain

3並び

留置線の状況

 留置線の6番~11番の仮設車止めが撤去されました。

f:id:imaisato:20201219083133j:plain

仮設車止めの無くなった6番~11番

これで架線が生きている検修庫に全ての留置線から進入できるようになりました。

f:id:imaisato:20201219083302j:plain

生き返っている検修庫

雪が降るとはっきりわかるのですが、今は6番から11番までしっかり使っているのがわかります。

f:id:imaisato:20201219083350j:plain

使用されている留置線

もしかしたら検修庫側の線路も使用開始していて、検修庫までの入線試験とかしているかもしれません。

現在の長野新幹線車両センターの状況はこのような感じです。

f:id:imaisato:20201219084651p:plain

長野新幹線車両センター 12月19日見たまま

営業に使用しない臨修庫奥、車輪転削庫奥と、営業時には使用するけれど、今は解体入替えで使用することができない渡り線の車体洗浄機無し側と検修庫脇の今後が気になります。

 

解体待ちと解体済みの一覧

現在の水没 E7 / W7 の状況です。解体された順番に並べています。赤字は解体済み、黄色字は解体中、緑字は残されている車両、解体待ちの編成は解体順に現在の編成状態で書いてあります。 (W2 がオリジナルの編成の状態と異なります。)

【解体】

F10:E723-10, E726-110, E725-10, E726-210, E725-110, E726-310, E725-410, E726-410, E725-210, E726-510, E715-10, E714-10
F7 : E723-7, E726-107, E725-7, E726-207, E725-107, E726-307, E725-407, E726-407, E725-207, E726-507, E715-7, E714-7

F14:E723-14, E726-114, E725-14, E726-214, E725-114, E726-314, E725-414, E726-414, E725-214, E726-514, E715-14, E714-14

F8 : E723-8, E726-108, E725-8, E726-208, E725-108, E726-308, E725-408, E726-408, E725-208, E726-508, E715-8, E714-8

F16:E723-16, E726-116, E725-16, E726-216, E725-116, E726-316, E725-416, E726-416, E725-216, E726-516, E715-16, E714-16

F1:E723-1, E726-101, E725-1, E726-201, E725-101, E726-301, E725-401, E726-401, E725-201, E726-501, E715-1, E714-1

F2:E723-2, E726-102, E725-2, E726-202, E725-102, E726-302, E725-402, E726-402, E725-202, E726-502, E715-2, E714-2

F18:E723-18, E726-118, E725-18, E726-218, E725-118, E726-318, E725-418, E726-418, E725-218, E726-518, E715-18, E714-18

W2:W715-502, W714-502, W725-202, W726-302, W725-102,W726-202, W725-402,W726-502, W726-402,W723-102,W726-102, W725-302

W7:W723-107, W726-107, W725-107, W726-207+W725-207, W726-307, W725-307, W726-407, W725-407, W726-507, W715-507, W714-507

 W2 は残り3両。W7 の解体開始も早そうです。

 

おまけ

E723-18の生首とE7系およびW7系の台車は、場所変わらずそのまま雪に埋もれています。

f:id:imaisato:20201219085135j:plain

W7系の台車

f:id:imaisato:20201219085156j:plain

E7系の台車

f:id:imaisato:20201219085212j:plain

E723-18の生首

 

12月16日長野新幹線車両センターの状況

雪の降る中近所に用事があったので、長野新幹線車両センターにちょっとだけ訪問してきました。

 

W2の状況

手付かずは無くなり解体中が 3両、本日夕方か明朝搬出が 1両の状態です。

まずは臨修庫奥の状況です。一番長野寄りが 11号車の W715-502、次は 12号車の W714-502 で一番臨修庫よりが 5号車 W725-202 です。

f:id:imaisato:20201216170112j:plain

W715-502

グランクラスの W714-502は窓ガラスなどを撤去中。

f:id:imaisato:20201216170132j:plain

W714-502

グリーン車の W714-502 は重機解体待ち。

f:id:imaisato:20201216170206j:plain

W725-202

6号車 W726-302は臨修庫内で大きな音を立てて解体中。本日夕方か明朝搬出だと思います。時間が無いのでそこまで見届けられませんでした。

W7の状況

この先週土曜日の写真を見てください。

f:id:imaisato:20201212080653j:plain

W714-502

そしてこの写真。

f:id:imaisato:20201216170414j:plain

W714-507

豊野方面から来て最初に目にする車両がこの場所です。最初にこの姿を見たとき「W714-502 今回は随分長く置いているなぁ。スケジュール変わった?」と思ったのですが、雪が積もっていて見えない正面編成番号ではなくて、乗務員室の編成番号を見てびっくり。W7 の W714-507 が移動してきていました。

f:id:imaisato:20201216170657j:plain

W7

いよいよ 2019 台風 19号 水害被災編成最後の、W7 系の移動と解体が始まります。

W7 の飯山より2両目の W715-507 は、いつもの渡り線手前の場所に置いてありました。

f:id:imaisato:20201216170859j:plain

W715-507

そのため、元々 W714-507とW715-507の止まっていた場所からは車両が消え、すっきりした景色になっています。

f:id:imaisato:20201216171659j:plain

車輪転削庫手前に W714-507 と W715-507 がいない

この車輪転削庫奥の W7 はそのまま動いていないので、どうやら W7 はここから順番に引き出して解体場所に持っていくように見えます。

f:id:imaisato:20201216171231j:plain

W7 長野寄り

 

年明けから W7 解体と予測していたのですが、この調子だと土曜日に W714-507 が臨修庫奥に送り込まれて車内撤去開始になりそうです。

f:id:imaisato:20201216171423j:plain

雪だらけの W723-107

 

 

留置線の状況

 留置線の6番~11番の仮設車止めはまだ撤去されていません。

f:id:imaisato:20201216171034j:plain

すっきりした留置線近隣 6番~11番の仮設車止めはそのまま

反対側もすっきりです。

f:id:imaisato:20201216172049j:plain

解体待ち以外は見えない検修庫側

現在の長野新幹線車両センターの状況はこのような感じです。

f:id:imaisato:20201216164650p:plain

長野新幹線車両センター 12月16日見たまま

解体待ちと解体済みの一覧

現在の水没 E7 / W7 の状況です。解体された順番に並べています。赤字は解体済み、黄色字は解体中、緑字は残されている車両、解体待ちの編成は解体順に現在の編成状態で書いてあります。 (W2 がオリジナルの編成の状態と異なります。)

【解体】

F10:E723-10, E726-110, E725-10, E726-210, E725-110, E726-310, E725-410, E726-410, E725-210, E726-510, E715-10, E714-10
F7 : E723-7, E726-107, E725-7, E726-207, E725-107, E726-307, E725-407, E726-407, E725-207, E726-507, E715-7, E714-7

F14:E723-14, E726-114, E725-14, E726-214, E725-114, E726-314, E725-414, E726-414, E725-214, E726-514, E715-14, E714-14

F8 : E723-8, E726-108, E725-8, E726-208, E725-108, E726-308, E725-408, E726-408, E725-208, E726-508, E715-8, E714-8

F16:E723-16, E726-116, E725-16, E726-216, E725-116, E726-316, E725-416, E726-416, E725-216, E726-516, E715-16, E714-16

F1:E723-1, E726-101, E725-1, E726-201, E725-101, E726-301, E725-401, E726-401, E725-201, E726-501, E715-1, E714-1

F2:E723-2, E726-102, E725-2, E726-202, E725-102, E726-302, E725-402, E726-402, E725-202, E726-502, E715-2, E714-2

F18:E723-18, E726-118, E725-18, E726-218, E725-118, E726-318, E725-418, E726-418, E725-218, E726-518, E715-18, E714-18

W2:W715-502, W714-502, W725-202, W726-302, W725-102,W726-202, W725-402,W726-502, W726-402,W723-102,W726-102, W725-302

W7:W723-107, W726-107, W725-107, W726-207+W725-207, W726-307, W725-307, W726-407, W725-407, W726-507, W715-507, W714-507

 W2 は残り3両。W7 の解体開始も早そうです。

 

おまけ

W714-502 の解体と W714-507 の解体が被るので、土曜日の入替えで臨修庫奥で間に W715-502 挟みますが 2両が縦に並ぶことになりますね。このように先頭車が近接し解体されていたのは過去に 1回あって、E723-14 と E714-18 は縦に並んで解体されています。でも、同じ向きの先頭車というのは今回が初めてです。E723-7 も並んでおいてあるときもありましたが、場所的には離れて留置なので数には入れてありません。

以下の写真が、以前先頭車が解体ラインに並んだ 1回目のものです。奥が E723-14 で手前が E714-8 です。2020年5月20日に撮影しています。

f:id:imaisato:20201216225205j:plain

E723-14 と E714-8

今回はこれと同じ形で両方とも W723 でこちらに顔を向けて並ぶことになります。 

ESXi Arm Edition v1.1 で物理 NIC の追加してみた

ESXi Arm Edition ではオンボードのデバイス以外を追加するには、ドライバー周りを含めていろいろと考えなければならないことも多いのですが、NIC が 1本しか取れないのは致命的。そして、増設するのも USB3.0 が2つでちょっと物足りないということで、いろいろと追加してみました。

ESXi Arm Edition でデバイスを追加するには

Raspberry Pi 4 はいろいろと拡張したりして遊べるので、いくつかの方法を考えてみました。

GPIO

まず思いつくのが GPIO 接続での追加。40ピンのピンにデバイスを指して・・・・・・と思うのですが、そこをコントロールすることが ESXi Arm Edition でできるかというと否。仕様もなにもわからないのに作れるわけがない。ということで、これは却下。

USB A ポート

4ポートありますが USB2.0 × 2と USB 3.0 × 2、キーボードに USB2.0 一つ使うので、残りは3つ。Boot 用 USB メモリーに 2.0 の残りのポートを使うので、残りは USB3.0 × 2。ここは vSAN 用の USB メモリー挿しているので・・・・実質 USB Aポートは使えません。

USB C ポート

電源引き込みに使っている USB C ポート、これに USB PD の HUB をつなげば行けるんじゃない?と思って、結局これを使ってみることにしました。

増設後の姿

USB C の LAN そのほかいろいろと付いている 7 in 1 とか 8 in 1 とかの HUB をいろいろと購入して、とりあえずつないで検証してみました。その中で、具合がよさそうかなというのを見つけたのでそれを使うことに。ほとんどの製品が USB HUB として機能するのですが、その中で使われているチップと ESXi Arm Edition が持っているドライバの関係からか、Realtek のコントローラーを使っている NIC は ESXi Arm Edition から認識されるということがわかり、Anker のAnker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD イーサネット ハブAnker PowerExpand 8-in-1 USB-C PD メディア ハブが使えることが分かったので、とりあえずつないでテストしてみました。

IMG_1936.jpeg

1G の NIC なのに 100M だ!

認識されることがわかり、喜び勇んで Host Client から vSwitch のアップリンクとして登録。そしてはたと気づく。100M になっている。
image.png

物理デバイスとして認識され、アップリンクとしても使えることが分かったのですが、どうやら Realtek のドライバは 100M のものだけのようです。手動設定しようとしても 100M しか出ません。
image.png

ドライバは標準の cdce driver が適用されているので 100M のようです。とりあえず無いよりはましなので、今後どうやっていけば良いのかを考えながら、今はアップリンクに登録しただけにして放置を決めました。

他のデバイスの接続

実はこの USB C の HUB をつないだことで USB 3.0 のポートが増えることになり、そちらに前回 vSAN 用に増設した USB 3.0 メモリーを移動させて、本体直結の USB 3.0 A ポートには M.2 SSD を、SD と Micro SD ポートにもそれぞれメモリーカードを入れてみました。結果としては SD および Micro SD は認識できていませんが、2つ増設した M.2 SSD は問題なくキャパシティとして認識されました。
image.png

ここまでくれば、あとは vSAN に取り込むだけです。USB C HUB を使うだけでここまで広がるとは思っていませんでしたが、良い結果になったと思います。

ディスプレイ

動き始めればディスク例は不要なのですが、でも、とりあえず「起動しているかな」と心配になることがあるので、我が家の家ラボ Raspberry Pi にはみんなディスプレイを載せています。ESXi Arm Edition 用の Raspberry Pi 4 にも同様にディスプレイを載せていますが、直付で接続アダプタもついていてドライバーも不要なこの製品が一番便利でした。Amazon のリンクを貼りたくはないのですが、OSOYO のサイトに製品の紹介が無いので我慢して amazon のページを紹介します。OSOYOO HDMI 3.5インチLCDディスプレイ モニター タッチスクリーン Raspberry Pi 4 3 2 Model B に対応 (3.5" HDMI LCD)
マニュアル
実際には文字が小さすぎて読み取ることはまず不可能です。でも、雰囲気で起動しているかいないかがわかるのと、ディスプレイについているスイッチでディスプレイの電源を切ることができるので、使わないときは表示を消しています。Raspberry Pi 4 は HDMI 2ポート出ているので、もう一つは KVM 経由で大きいディスプレイとキーボードにつなげばよいだけなので問題なしです。

いろいろと楽しみながら家ラボを充実させていくのって、楽しいですよね。