VMware の製品を評価するにはどうしたら良いの?
近々出てくる vSphere 7、これベータテスターの申し込みで事前評価とかは出来たんだけれど、製品として登場してくるものを評価したい場合、VMware のサイトから評価版をダウンロードして使うしか無い・・・・でも、事前評価できないし評価期間過ぎると再度ダウンロードできないし、再評価としてももう使えない。これ、結構ジレンマですよね。特に SI やっているところではお客様の環境の検証とかで使いたいなと思っても、評価ライセンスはそういう用途にも使えず困ったなぁ・・ということがあるんですね。
そういう時に正式な製品を買うとなると、そのコストをお客様の負担にするか自分たちの負担にするかというのも考えなければならないですが、正式な製品はサポートを受けるために製品登録してしまうとその権利の移転が出来ません。なので、誤ってお客様のコストで買った製品を環境構築の際の登録で SI やっている会社の名前で登録すると基本的には変更できない(登録者からの製品の譲渡になるので)のでお客様に環境を渡す時に大変な目に遭います。
また、個人で勉強したくて使いたくてもこちらは高額な製品を個人で購入するのはまず無理。Microsoft の MSDN みたいなものが無いかなぁと思ったりするわけです。
評価ライセンスとは違う仕組みが実はあった
そういう悩みを持つ人がいっぱいいるかはわかりませんが、実は VMware の製品にも MSDN みたいなのがあります。これ意外と知らない人が多いです。
VMware では MSDN のように広く公開しているようなプログラムは見当たりませんが、それにあたるようなプログラムが VMUG(VMware User Group)の中にあるんですね。以前は VMUG に加入できるのは企業の VMware 製品ユーザーだけだったのですが、今では広く一般の人も入れるようになっているので、ユーザー登録をすればこのプログラムを使えるようになります。
VMUG のユーザーは2種類あって、MSDN のように製品の評価もできる VMUG Advantage ユーザーと、それを含まない Standard ユーザーがあります。前者の VMUG Advantage ユーザーになれば、製品を使えるようになるんですね。
VMUG(VMware User Group)でVMUG Advantage ユーザーになるには
これ、とても簡単です。以下のサイトを開いてユーザー登録するだけです。
このページの 中の「Adovantage Membership」で登録すれば、VMware 製品を評価目的で使えるようになります。
登録の画面になると契約期間の選択が出来ますので、1年、2年、3年の中から選びます。勿論長いほうがディスカウントがあるので複数年使いたいときは複数年契約すると良いかもしれません。これだけで評価目的で製品が使えるようになります。1年契約では $200。今なら 2万円で 1年間使える計算になります。
使えるようになる製品は?
これが一番気になるところだと思いますが、こちらに記載があります。
残念なことに使える製品は全てではありません。ホットな話題になっている Tanzu や テナント管理とかできる vRealize Automation、EUC の Workspace One(ASirWatch 込み)とかは含まれません。要するに、SaaS の仕組みを使って実現しているものは全て除外されていて、パッケージとして販売されているものの一部が提供されている形です。
でも、画像を見ていただければわかりますがs vSphere 7 は既に使える状態になっているので、評価したい人は $200 出してもメリットあるかもしれません。そうそう、今なら 10% ディスカウント付いているので $180!、新型コロナで飲み会とかも無いので、飲み会代 3回分と思えば安いかなとも思えますね。
ということで、vSphere 7 ESXi の画面もちょこっとお見せします。このような評価を事前にできるのも良いですよね。
VMUG はこのような評価ライセンスだけではなく、中のコミュニティでのいろいろな情報を得ることが出来ますので、まずは評価ライセンス狙いで加入した後にコミュニティを覗いてみるというのも良いかもしれません。