vSphere を知るには
やはり触るのが一番ですよね。でも、触る環境を用意するのは意外と大変。業務で使っている環境では使えないし。かといって家ラボ作るまでのコストはかけられない。
となると、VMware 社の公開資料を読むか該当するセミナーに出て情報を得るかの方法になりますが、これ前者は読む時間が必要で結構難儀、後者は時間と交通費をかけてセミナーに出ても VMware 社のセミナーはタイトルの割には「内容が無いよう~」という当たりはずれが結構あるので仕事の時間中に参加するのは結構躊躇します。
なので、手軽なのはインターネットでググっていくつかの情報を見て、そしてそれらを見た後にVMware 社の公開資料をかいつまんで見るというのが簡単かもしれません。インターネットでググって出てくる中には社員さんが書いているものもあるので、運よくそういう記事を見つけられればハッピーです。以下のブログなんかはその一つですね。
でも実際に触りたい!どうしたらよいの?
実際に触りたい場合は実環境が必要です。でも、先に書いたように実環境を用意するのは大変です。そういう時に 3年位より前までは VMware の日本法人でのハンズオンセミナーというのをやっていて、そこに参加することで実環境を触って理解することができました。でも、3年位前にそのハンズオンの環境が大きく変わってしまい、海外のラボ環境を使うハンズオンセミナーに代わりました。これ、それ以前と以後で異なるのは、以前は VMware の日本法人の社員が環境をハンズオン環境をメンテナンスしていたので実環境に近いイメージで触ることができたのですが、以降はグローバルのハンズオントレーニング環境を使うことになってしまったため、Vmware 社のオフィスに行ってトレーニングを受講する際にいろいろと事前にしなければならないことが出てきたり、現地でトレーニング受講するにしても海外にある英語環境のハンズオンラボを日本語に設定しなおして、それを Horizon の仮想デスクトップ中から英語キーボードで操作するというトリッキーな環境で受講することになるため、日本語入力がうまくできなかったり特定のキーが入力できないなど、ちょっと本来の受講趣旨ではない部分で悩まされるこ都があります。そして、短い時間内で講義を受けその後ハンズオントレーニングのテーマ、例えば「vSphere」に該当するハンズオンラボにつないでその場所でハンズオントレーニングを受講するのですが、その際もそのハンズオンラボで本来使用するコンテンツが画面右側に出ているのを無視して手元に提供される紙の演習資料でハンズオントレーニングを受けるという形なので、慣れるまでにいろいろと困ってしまうことがありました。そして、講義時間終了までに終わらないときに言われるのが
「このハンズオンラボは自宅でも会社でもインターネットがつながる環境であればどこででもできます。」
ということ。ならばということで、今回の記事ではその自宅や会社から手軽にアクセスして使えるハンズオンラボをご紹介しましょう。
ハンズオンラボに登録する
VMware 社では積極的に製品を知ってもらうために「VMware HOL Online」という環境を用意しています。以下の場所がトップページです。
ここに接続するといきなり英語のハンズオンラボのカタログ一覧画面が出てきます。
もうここから自由に触ってみたい VMware 製品を体験することができるんですね。家ラボ作る必要無し!とても便利です。でも、使い始めるのイはユーザー登録が必要。右上の 「LOGIN/REGISTER」 でまずアカウントを作ります。ついでに言語も ENGLISH から日本語にしておきましょう。
次に登録。以下の画面の「登録しますか?」をクリックして登録画面に移ります。
新規ユーザーの登録画面でメールアドレスと氏名を入力、reCAPTCHA をチェックして「サインアップ」します。
これで登録したメールアドレスにトークンを含んだメールが届けば完了です。
登録確認メールは以下のフォーマットで届きます。このメールにある URl をクリックしてトークンを入力することで、追加の情報を登録していきます。
登録完了メールにある URL をクリックするとトークン入力の画面になります(キャプチャ忘れました。)そこでトークンを入力すると「セキュリティの質問」画面になります。デフォルトの質問だと忘れてしまうことあるので、自分がわかりやすい質問に変更してその回答を入れます。
そして次の画面で使用するパスワードを入力することで、正式にアカウントの登録が完了します。
ハンズオンラボにログインする
では、実際にログインしてカタログを見てみます。「VMware HOL Online」に接続して、右上の言語を日本語にした後に「LOGIN/REGISTER」でログインします。今アカウント登録したばかりの場合は勝手にログインされた状態になっているはずです。
カタログを選んでみる
画面上にある「すべてのカタログを検索」で「vSphere」と入れて検索をしてみます。「vSphere 7」ではありません。「vSphere 7」にしてしまうと今は「HOL-2013-01-ISM - vSphere 7 with Kubernetes - Lightning Lab」だけしか検索されません。ご注意を。
vSphere 7 も今までの vSphere と同じ部分がほとんどですので、vSphere 7 のラボが出てくるまでは既存の vSphere のハンズオンラボを使いましょう。
あとは「登録」ボタンをクリックすればラボが自分のアカウントに登録され、「このラボを開始」をクリックすることで選択したカタログのハンズオンラボが始まります。
vSphere 7 のハンズオンラボはいつ?
ハンズオンラボはいつも vForum 前に新しくなっているようなので、今回も8月の vForum 前後に vSphere 7 を含めた新しいハンズオンラボが公開されてくるかもしれません。楽しみに待っていましょう。
ハンズオンラボの使い方は別の記事で書きます。今回は使い始めるまでの記事ですが、たぶんあとは操作すれば理解できると思うので、どんどん使ってみましょう。
ちなみに、このハンズオンラボは動画キャプチャや flash などのコンテンツではなく nested で作られた vSphere 環境が提供されているので、中の環境は実機と同じ操作がすべてできます。なので、何か気になることがあればこのハンズオンラボ環境に入っていろいろと操作してみるという使い方もできます。もちろんトラブルを再現させたりもできるのでいろいろな用途で使ってみてもよいかもしれません。