今週は朝の長野新幹線車両センターを見に行きました。
始発前の留置線
長野新幹線車両センターに留置される編成は 6本まで可能ですが、本日日の出時間あたりに訪問したところ、5編成留置されていました。
明け方なので編成番号まで確認できませんでしたが、7番~11番まで使用しています。朝一番の金沢行のはくたかは長野駅留置なのでしょうか?それを入れても休日朝の始発分としては留置線の本数は足りているようです。
右から 2番目の 10番線の編成がずれているのは、ちょうど 6:02 発として回送していったところです。この後は 8番線が 6:18 発として、次は 9番線が 6:42 発、次は 7番線が 7:11 発と出ていきます。11番線は多分朝 1番の軽井沢発長野行で、休日なので 8:24 東京行きとして出庫するまでここにいるのだと思います。7:22 長野発は洪水ダイヤでは上越妙高 6:36 発長野行が長野についた後に 7:22 長野発に化けるので、ここには留置されていないということかもしれません。(または、もしかしたら 6番線留置で見に行った時には既に出庫していたとかですね。)
廃車の W2 と F18 との写真はこんな感じです。連結器カバーのあるなしで判断できます。
F2 の状況
解体は順調に進み、グランクラス E714-2, グリーン車 E715-2 の解体が始まっています。
残りの 2両は E725-202 がアップルブリッジ赤沼から見えるところに
もう 1両の E726-502 は次の解体車両の置かれる検修庫脇に置いてあります。
このあたりの配置は、パターン化されていますね。
留置線の状況
廃車車両は 2番線、3番線そして臨修庫前後、車輪転削庫前後で、F2 が両数減らしている以外は変わりなしです。
朝の時点の車両の留置状態です。営業車両5本を書き込むと、被災直後の状態のように見えます。被災時は留置線に 7本留置されていましたが、今朝も営業車両 5本と廃車 3本で 8本。並んでいる数は今のほうが多くなっています。
長野寄りから留置線を見るとこんな感じです。営業車両は暗くて編成番号や車号は読み取れませんでした。
留置線の反対側からは高架橋の橋脚が邪魔で、うまく撮影はできません。
解体待ちと解体済みの一覧
現在の水没 E7 / W7 の状況です。解体された順番に並べています。赤字は解体済み、黄色字は解体中、緑字は残されている車両、解体待ちの編成は解体順に現在の編成状態で書いてあります。 (W2 がオリジナルの編成の状態と異なります。)
【解体】
F10:E723-10, E726-110, E725-10, E726-210, E725-110, E726-310, E725-410, E726-410, E725-210, E726-510, E715-10, E714-10
F7 : E723-7, E726-107, E725-7, E726-207, E725-107, E726-307, E725-407, E726-407, E725-207, E726-507, E715-7, E714-7
F14:E723-14, E726-114, E725-14, E726-214, E725-114, E726-314, E725-414, E726-414, E725-214, E726-514, E715-14, E714-14
F8 : E723-8, E726-108, E725-8, E726-208, E725-108, E726-308, E725-408, E726-408, E725-208, E726-508, E715-8, E714-8
F16:E723-16, E726-116, E725-16, E726-216, E725-116, E726-316, E725-416, E726-416, E725-216, E726-516, E715-16, E714-16
F1:E723-1, E726-101, E725-1, E726-201, E725-101, E726-301, E725-401, E726-401, E725-201, E726-501, E715-1, E714-1
F2:E723-2, E726-102, E725-2, E726-202, E725-102, E726-302, E725-402, E726-402, E725-202, E726-502, E715-2, E714-2
F18:E723-18, E726-118, E725-18, E726-218, E725-118, E726-318, E725-418, E726-418, E725-218, E726-518, E715-18, E714-18
W7:W723-107, W726-107, W725-107, W726-207+W725-207, W726-307, W725-307, W726-407, W725-407, W726-507, W715-507, W714-507
W2:W726-402+W723-102,W726-102+W725-302,W725-102,W725-402,W726-202,W726-502,W715-502, W714-502, W725-202, W726-302
F2 は解体未着手は残り 2 両です。来週には F18 の解体着手になりそうです。
おまけ 12/25 以降の留置線状況は
12/25 より検修庫使用開始が決まっているので、あと 2か月で廃車の F18 と W2 がこの留置線からどかされすべての留置線と検修庫使用が始まります。ただ、W2 と W7 はそれまでに解体終了は時間的に間に合わないので、多分 W2 と W7 は留置線と検修庫に支障しない臨修庫前後や臨修庫と車輪転削庫の線に押し込まれるのではないかと思います。
以下はそれぞれ配置した場合の使用できる範囲とできない範囲を図にしてみました。
パターンA:車輪転削庫線もそのまま置き場に使う場合
この場合、車両洗浄線の所にある渡り線が使えなくなります。また、渡り線を使える状態にした場合は、W7 を引き出すときに渡り線は保安信号が生きているので線路閉鎖しての移動作業になります。このあたり、どちらを選ぶかといえば多分渡り線は使わないほうではないかと思います。
パターンB:W2, W7 は臨修庫線と検車庫脇に置く場合
被災後の車両移動の際、F10 の 12両全てを臨修庫奥に収容したことがあります。1月第4週の F10 解体開始までそこに留置していましたし、12月は検修庫脇に F1 も留置している実績もありますので、残り 2本になった場合は、解体はポイント操作もない前後 1本につながっている臨修庫線と検修庫脇線に置くのが良い気がします。この場合は渡り線も生かすことができ、車輪転削庫の復旧作業にも入れるようになります。つまり、臨時修繕だけは新潟や仙台で実施し、通常の検修や車輪の踏面削正は長野新幹線車両センターで行える形に早く持っていくことができるようになります。
さてどちらのパターンになるか、または別の置き方になるか、気になるところです。