自然の赴くままに・そのときの 気分次第で・なんとなく

興味を持ったことを、なんとなく気の向くまま書いています。

VMware Workstation Pro 25H2 の中身を見る : ゲスト OS 識別 2025年編

本記事は、「vExperts Advent Calendar 2025」の最終日用として書いていたものです。
今年は担当日が12月5日になったのですが、とりあえず毎年行事ということで記事にしてみました。

前回は

imaisato.hatenablog.jp

として、VMware Workstation Player 17の中身を深堀してみました。そしてその前の年も、

imaisato.hatenablog.jp

として同様なことを、そしてその前の年は、

imaisato.hatenablog.jp

ARM版 vSphere にはまり、そしてその前の年はも

imaisato.hatenablog.jp

ARM版 vSphere をやっています。

2025年、今はIT仕事から離れて下の写真のように鉄道趣味の方に没頭しています。

雑誌:鉄道模型趣味 No.1007 2025年12月号記事

雑誌:とれいん 2026年1月号記事

誤家庭ラボも全ての機器を処分して、この模型作りに必要な機器に置き換えているので、私の部屋は少し前はサーバールームの様相だったのが、今は工房のようになっています。どちらにしても、興味を持ったことには全力投球、そして極めてその結果を周りに伝え広げるというのを、今は IT ではなく鉄道模型趣味の世界でやり始めたところです。ただ、VMware 製品が世の中に登場した 1999年からずっと使い続けている VMware Workstation からはなかなか離れることはできないので、今年も VMware Workstation の中身を見るというテーマでクリスマスの25日用に記事を書いてみました。

VMware Workstation Pro 25H2 とは

この辺りは昨日の記事に書きましたので、この記事では省略。。。。します。

VMware Workstation Pro 25H2 でゲスト OS を識別するには

VMware Workstation Pro 25H2 の vmx ファイルには「guestOS」というパラメータがあります。これには以下のように = の後ろに仮想マシンで動作させるゲスト OS を記述します。例えば Windows 10 の場合は

guestOS = "windows9-64"

Windows 11 の場合は

guestOS = "windows11-64"

のように記述されます。
このゲスト OS は仮想マシンを作成する際に「ゲスト OS の選択」で適切なものを選択されるだけで自動的に設定されます。そして、この「ゲスト OS の選択」は上記のように適当なものを選んでも仮想マシンを作成することが出来、また起動することもできてしまいますが、「Windows 11 無いけれど Windows 10で作っちゃえ」とかやっているとこの設定を基にゲスト OS を適切に仮想マシン上で動作させる機能が適用されるので、ゲスト OS が最適な状態で動かないことにもつながります。仮想マシンの動作が遅いとか動きが変だとかの場合は、適切な設定やドライバーがゲスト OS に適用されていないことが考えられますので、設定は適切にすることをお勧めします。
このゲスト OS の文字列は、いちいちプログラムの中で評価しているわけではありません。内部では16進のGuest OS IDに変換されて使用されています。VMware Workstation Pro 25H2 に設定されているコードは以下の通りです。

このコードを見るとわかるのですが、バージョンが変わる時や新しいサポート OS が登場したりするとコードのリナンバリングされることがあるということです。あくまでもこのソフトウエア内で使われるだけなので利用者の私たちが意識することはないのですが、個人的に考えるとリナンバリング時にミスをしたら動きが変になるのも出てくるのではと思ってしまいました。でも、このように頻繁にやっているということは、それの影響を受けないようにライブラリが作られていて、それにリンクしているからトラブルが起きないようになっているとか、しているのかなと思いました。

今回(Workstation Pro 25H2) 相違 前回(Workstation Player 17) 相違 前々回 (Workstation Pro 17)
Guest OS ID guestOS パラメーター ID違い 名称違い Guest OS ID guestOS パラメーター ID違い 名称違い Guest OS ID guestOS パラメーター
 0x5030 almaLinux-64 同じ 同じ 0x5030 almaLinux-64 同じ 同じ 0x5030 almaLinux-64
 0x5090 amazonlinux2-64 同じ 同じ 0x508C amazonlinux2-64 異なる 同じ 0x5083 amazonlinux2-64
 0x5091 amazonlinux3-64 同じ 同じ 0x508D amazonlinux3-64 異なる 同じ 0x5084 amazonlinux3-64
 0x5031 arm-almaLinux-64 同じ 同じ 0x5031 arm-almaLinux-64 同じ 同じ 0x5031 arm-almaLinux-64
 0x5031 arm-centos9-64 追加            
 0x5097 arm-CRXPod1-64 異なる 同じ 0x5093 arm-CRXPod1-64 追加    
 0x5093 arm-CRXSys1-64 異なる 同じ 0x508F arm-CRXSys1-64 追加    
 0x5095 arm-CRXSys2-64 異なる 同じ 0x5091 arm-CRXSys2-64 追加    
 0x5040 arm-debian10-64 同じ 同じ 0x5040 arm-debian10-64 異なる 同じ 0x503D arm-debian10-64
 0x5040 arm-debian11-64 同じ 同じ 0x5040 arm-debian11-64 異なる 同じ 0x503D arm-debian11-64
 0x5040 arm-debian12-64 同じ 同じ 0x5040 arm-debian12-64 異なる 同じ 0x503D arm-debian12-64
 0x5040 arm-debian13-64 同じ 同じ 0x5040 arm-debian13-64 追加      
 0x5031 arm-Fedora-64 同じ 同じ 0x5031 arm-Fedora-64 同じ 同じ 0x5031 arm-Fedora-64
 0x504F arm-freeBSD13-64 同じ 同じ 0x504F arm-freeBSD13-64 異なる 同じ 0x504A arm-freeBSD13-64
 0x5052 arm-freeBSD14-64 同じ 同じ 0x5052 arm-freeBSD14-64 異なる 同じ 0x504D arm-freeBSD14-64
 0x5055 arm-freeBSD15-64 同じ 同じ 0x5055 arm-freeBSD15-64 追加      
 0x503A arm-other-64 同じ 同じ 0x503A arm-other-64 異なる 同じ 0x5037 arm-other-64
 0x5031 arm-other5xlinux-64 同じ 同じ 0x5031 arm-other5xlinux-64 同じ 同じ 0x5031 arm-other5xlinux-64
 0x5034 arm-other6xlinux-64 同じ 同じ 0x5034 arm-other6xlinux-64 同じ 同じ 0x5034 arm-other6xlinux-64
 0x5037 arm-other7xlinux-64 同じ 同じ 0x5037 arm-other7xlinux-64 追加    
 0x5046 arm-rhel10-64 同じ 同じ 0x5046 arm-rhel10-64 追加    
 0x5044 arm-rhel9-64 同じ 同じ 0x5044 arm-rhel9-64 異なる 同じ 0x5041 arm-rhel9-64
 0x5031 arm-rockyLinux-64 同じ 同じ 0x5031 arm-rockyLinux-64 同じ 同じ 0x5031 arm-rockyLinux-64
 0x5031 arm-sles15-64 追加            
 0x5031 arm-sles16-64 追加            
 0x5031 arm-ubuntu-64 同じ 同じ 0x5031 arm-ubuntu-64 同じ 同じ 0x5031 arm-ubuntu-64
 0x507A arm-vmkernel7 異なる 同じ 0x5078 arm-vmkernel7 異なる 同じ 0x5070 arm-vmkernel7
 0x507C arm-vmkernel8 異なる 同じ 0x507A arm-vmkernel8 異なる 同じ 0x5072 arm-vmkernel8
 0x507E arm-vmkernel9 追加            
 0x5080 arm-vmware-photon-64 異なる 同じ 0x507C arm-vmware-photon-64 異なる 同じ 0x5074 arm-vmware-photon-64
 0x5016 arm-windows10-64 同じ 同じ 0x5016 arm-windows10-64 同じ 同じ 0x5016 arm-windows10-64
 0x5018 arm-windows11-64 同じ 同じ 0x5018 arm-windows11-64 同じ 同じ 0x5018 arm-windows11-64
 0x501A arm-windows12-64 同じ 同じ 0x501A arm-windows12-64 同じ 同じ 0x501A arm-windows12-64
 0x5029 asianux3 同じ 同じ 0x5029 asianux3 同じ 同じ 0x5029 asianux3
 0x502A asianux3-64 同じ 同じ 0x502A asianux3-64 同じ 同じ 0x502A asianux3-64
 0x5029 asianux4 同じ 同じ 0x5029 asianux4 同じ 同じ 0x5029 asianux4
 0x502A asianux4-64 同じ 同じ 0x502A asianux4-64 同じ 同じ 0x502A asianux4-64
 0x502C asianux5-64 同じ 同じ 0x502C asianux5-64 同じ 同じ 0x502C asianux5-64
 0x502C asianux7-64 同じ 同じ 0x502C asianux7-64 同じ 同じ 0x502C asianux7-64
 0x502C asianux8-64 同じ 同じ 0x502C asianux8-64 同じ 同じ 0x502C asianux8-64
 0x5030 asianux9-64 同じ 同じ 0x5030 asianux9-64 同じ 同じ 0x5030 asianux9-64
 0x5089 centos 異なる 同じ 0x5085 centos 異なる 同じ 0x507C centos
 0x508A centos-64 異なる 同じ 0x5086 centos-64 異なる 同じ 0x507D centos-64
 0x508B centos6 異なる 同じ 0x5087 centos6 異なる 同じ 0x507E centos6
 0x508C centos6-64 異なる 同じ 0x5088 centos6-64 異なる 同じ 0x507F centos6-64
 0x508D centos7-64 異なる 同じ 0x5089 centos7-64 異なる 同じ 0x5080 centos7-64
 0x508E centos8-64 異なる 同じ 0x508A centos8-64 異なる 同じ 0x5081 centos8-64
 0x508F centos9-64 異なる 同じ 0x508B centos9-64 異なる 同じ 0x5082 centos9-64
 0x502C coreos-64 異なる 同じ 0x502C coreos-64 同じ 同じ 0x502C coreos-64
 0x5096 CRXPod1-64 異なる 同じ 0x5092 CRXPod1-64 異なる 同じ 0x5086 CRXPod1-64
 0x5092 CRXSys1-64 異なる 同じ 0x508E CRXSys1-64 異なる 同じ 0x5085 CRXSys1-64
 0x5094 CRXSys2-64 異なる 同じ 0x5090 CRXSys2-64 追加    
 0x505C darwin 同じ 同じ 0x505C darwin 異なる 同じ 0x5054 darwin
 0x505D darwin-64 同じ 同じ 0x505D darwin-64 異なる 同じ 0x5055 darwin-64
 0x505E darwin10 同じ 同じ 0x505E darwin10 異なる 同じ 0x5056 darwin10
 0x505F darwin10-64 同じ 同じ 0x505F darwin10-64 異なる 同じ 0x5057 darwin10-64
 0x5060 darwin11 同じ 同じ 0x5060 darwin11 異なる 同じ 0x5058 darwin11
 0x5061 darwin11-64 同じ 同じ 0x5061 darwin11-64 異なる 同じ 0x5059 darwin11-64
 0x5062 darwin12-64 同じ 同じ 0x5062 darwin12-64 異なる 同じ 0x505A darwin12-64
 0x5063 darwin13-64 同じ 同じ 0x5063 darwin13-64 異なる 同じ 0x505B darwin13-64
 0x5064 darwin14-64 同じ 同じ 0x5064 darwin14-64 異なる 同じ 0x505C darwin14-64
 0x5065 darwin15-64 同じ 同じ 0x5065 darwin15-64 異なる 同じ 0x505D darwin15-64
 0x5066 darwin16-64 同じ 同じ 0x5066 darwin16-64 異なる 同じ 0x505E darwin16-64
 0x5067 darwin17-64 同じ 同じ 0x5067 darwin17-64 異なる 同じ 0x505F darwin17-64
 0x5068 darwin18-64 同じ 同じ 0x5068 darwin18-64 異なる 同じ 0x5060 darwin18-64
 0x5069 darwin19-64 同じ 同じ 0x5069 darwin19-64 異なる 同じ 0x5061 darwin19-64
 0x506A darwin20-64 同じ 同じ 0x506A darwin20-64 異なる 同じ 0x5062 darwin20-64
 0x506B darwin21-64 同じ 同じ 0x506B darwin21-64 異なる 同じ 0x5063 darwin21-64
 0x506C darwin22-64 同じ 同じ 0x506C darwin22-64 異なる 同じ 0x5064 darwin22-64
 0x506D darwin23-64 同じ 同じ 0x506D darwin23-64 異なる 同じ 0x5065 darwin23-64
 0x506E darwin24-64 追加            
 0x506F darwin25-64 追加            
 0x503E debian10 同じ 同じ 0x503E debian10 異なる 同じ 0x503B debian10
 0x503F debian10-64 同じ 同じ 0x503F debian10-64 異なる 同じ 0x503C debian10-64
 0x503E debian11 同じ 同じ 0x503E debian11 異なる 同じ 0x503B debian11
 0x503F debian11-64 同じ 同じ 0x503F debian11-64 異なる 同じ 0x503C debian11-64
 0x503E debian12 同じ 同じ 0x503E debian12 異なる 同じ 0x503B debian12
 0x503F debian12-64 同じ 同じ 0x503F debian12-64 異なる 同じ 0x503C debian12-64
 0x503E debian13 同じ 同じ 0x503E debian13 追加    
 0x503F debian13-64 同じ 同じ 0x503F debian13-64 追加    
 0x503E debian4 同じ 同じ 0x503E debian4 異なる 同じ 0x503B debian4
 0x503F debian4-64 同じ 同じ 0x503F debian4-64 異なる 同じ 0x503C debian4-64
 0x503E debian5 同じ 同じ 0x503E debian5 異なる 同じ 0x503B debian5
 0x503F debian5-64 同じ 同じ 0x503F debian5-64 異なる 同じ 0x503C debian5-64
 0x503E debian6 同じ 同じ 0x503E debian6 異なる 同じ 0x503B debian6
 0x503F debian6-64 同じ 同じ 0x503F debian6-64 異なる 同じ 0x503C debian6-64
 0x503E debian7 同じ 同じ 0x503E debian7 異なる 同じ 0x503B debian7
 0x503F debian7-64 同じ 同じ 0x503F debian7-64 異なる 同じ 0x503C debian7-64
 0x503E debian8 同じ 同じ 0x503E debian8 異なる 同じ 0x503B debian8
 0x503F debian8-64 同じ 同じ 0x503F debian8-64 異なる 同じ 0x503C debian8-64
 0x503E debian9 同じ 同じ 0x503E debian9 異なる 同じ 0x503B debian9
 0x503F debian9-64 同じ 同じ 0x503F debian9-64 異なる 同じ 0x503C debian9-64
 0x5001 dos 同じ 同じ 0x5001 dos 追加    
 0x5023 eComStation 同じ 同じ 0x5023 eComStation 同じ 同じ 0x5023 eComStation
 0x5024 eComStation2 同じ 同じ 0x5024 eComStation2 同じ 同じ 0x5024 eComStation2
 0x5029 Fedora 同じ 同じ 0x5029 Fedora 同じ 同じ 0x5029 Fedora
 0x502A Fedora-64 同じ 同じ 0x502A Fedora-64 同じ 同じ 0x502A Fedora-64
 0x5030 flatcar-64 同じ 同じ 0x5030 flatcar-64 同じ 同じ 0x5030 flatcar-64
 0x5047 freeBSD 同じ 同じ 0x5047 freeBSD 異なる 同じ 0x5042 freeBSD
 0x5048 freeBSD-64 同じ 同じ 0x5048 freeBSD-64 異なる 同じ 0x5043 freeBSD-64
 0x5049 freeBSD11 同じ 同じ 0x5049 freeBSD11 異なる 同じ 0x5044 freeBSD11
 0x504A freeBSD11-64 同じ 同じ 0x504A freeBSD11-64 異なる 同じ 0x5045 freeBSD11-64
 0x504B freeBSD12 同じ 同じ 0x504B freeBSD12 異なる 同じ 0x5046 freeBSD12
 0x504C freeBSD12-64 同じ 同じ 0x504C freeBSD12-64 異なる 同じ 0x5047 freeBSD12-64
 0x504D freeBSD13 同じ 同じ 0x504D freeBSD13 異なる 同じ 0x5048 freeBSD13
 0x504E freeBSD13-64 同じ 同じ 0x504E freeBSD13-64 異なる 同じ 0x5049 freeBSD13-64
 0x5050 freeBSD14 同じ 同じ 0x5050 freeBSD14 異なる 同じ 0x504B freeBSD14
 0x5051 freeBSD14-64 同じ 同じ 0x5051 freeBSD14-64 異なる 同じ 0x504C freeBSD14-64
 0x5053 freeBSD15 同じ 同じ 0x5053 freeBSD15 追加    
 0x5054 freeBSD15-64 同じ 同じ 0x5054 freeBSD15-64 追加    
 0x502E fusionos-64 追加            
 0x5030 kylinlinux-64 追加            
 0x5025 linux 同じ 同じ 0x5025 linux 同じ 同じ 0x5025 linux
 0x5098 linuxMint-64 同じ 同じ 0x5094 linuxMint-64 異なる 同じ 0x5087 linuxMint-64
 0x500C longhorn 同じ 同じ 0x500C longhorn 同じ 同じ 0x500C longhorn
 0x500D longhorn-64 同じ 同じ 0x500D longhorn-64 同じ 同じ 0x500D longhorn-64
 0x5029 mandrake 同じ 同じ 0x5029 mandrake 同じ 同じ 0x5029 mandrake
 0x502A mandrake-64 同じ 同じ 0x502A mandrake-64 同じ 同じ 0x502A mandrake-64
 0x5029 mandriva 同じ 同じ 0x5029 mandriva 同じ 同じ 0x5029 mandriva
 0x502A mandriva-64 同じ 同じ 0x502A mandriva-64 同じ 同じ 0x502A mandriva-64
 0x5030 miraclelinux-64 追加            
 0x5072 netware4 同じ 同じ 0x5070 netware4 異なる 同じ 0x5068 netware4
 0x5073 netware5 同じ 同じ 0x5071 netware5 異なる 同じ 0x5069 netware5
 0x5074 netware6 同じ 同じ 0x5072 netware6 異なる 同じ 0x506A netware6
 0x5029 nld9 同じ 同じ 0x5029 nld9 同じ 同じ 0x5029 nld9
 0x5006 nt4 同じ 同じ 0x5006 nt4 同じ 同じ 0x5006 nt4
 0x5029 oes 同じ 同じ 0x5029 oes 同じ 同じ 0x5029 oes
 0x5070 openserver5 異なる 同じ 0x506E openserver5 異なる 同じ 0x5066 openserver5
 0x5070 openserver6 異なる 同じ 0x506E openserver6 異なる 同じ 0x5066 openserver6
 0x5029 opensuse 同じ 同じ 0x5029 opensuse 同じ 同じ 0x5029 opensuse
 0x502A opensuse-64 同じ 同じ 0x502A opensuse-64 同じ 同じ 0x502A opensuse-64
 0x5081 oraclelinux 異なる 同じ 0x507D oraclelinux 異なる 同じ 0x5075 oraclelinux
 0x5082 oraclelinux-64 異なる 同じ 0x507E oraclelinux-64 異なる 同じ 0x5076 oraclelinux-64
 0x5088 oraclelinux10-64 異なる 同じ 0x5084 oraclelinux10-64 追加    
 0x5083 oraclelinux6 異なる 同じ 0x507F oraclelinux6 異なる 同じ 0x5077 oraclelinux6
 0x5084 oraclelinux6-64 異なる 同じ 0x5080 oraclelinux6-64 異なる 同じ 0x5078 oraclelinux6-64
 0x5085 oraclelinux7-64 異なる 同じ 0x5081 oraclelinux7-64 異なる 同じ 0x5079 oraclelinux7-64
 0x5086 oraclelinux8-64 異なる 同じ 0x5082 oraclelinux8-64 異なる 同じ 0x507A oraclelinux8-64
 0x5087 oraclelinux9-64 異なる 同じ 0x5083 oraclelinux9-64 異なる 同じ 0x507B oraclelinux9-64
 0x5022 os2 同じ 同じ 0x5022 os2 同じ 同じ 0x5022 os2
 0x5022 os2experimental 同じ 同じ 0x5022 os2experimental 同じ 同じ 0x5022 os2experimental
 0x5038 other 同じ 同じ 0x5038 other 異なる 同じ 0x5035 other
 0x5039 other-64 同じ 同じ 0x5039 other-64 異なる 同じ 0x5036 other-64
 0x5027 other24xlinux 同じ 同じ 0x5027 other24xlinux 同じ 同じ 0x5027 other24xlinux
 0x5028 other24xlinux-64 同じ 同じ 0x5028 other24xlinux-64 同じ 同じ 0x5028 other24xlinux-64
 0x5029 other26xlinux 同じ 同じ 0x5029 other26xlinux 同じ 同じ 0x5029 other26xlinux
 0x502A other26xlinux-64 同じ 同じ 0x502A other26xlinux-64 同じ 同じ 0x502A other26xlinux-64
 0x502B other3xlinux 同じ 同じ 0x502B other3xlinux 同じ 同じ 0x502B other3xlinux
 0x502C other3xlinux-64 同じ 同じ 0x502C other3xlinux-64 同じ 同じ 0x502C other3xlinux-64
 0x502D other4xlinux 同じ 同じ 0x502D other4xlinux 同じ 同じ 0x502D other4xlinux
 0x502E other4xlinux-64 同じ 同じ 0x502E other4xlinux-64 同じ 同じ 0x502E other4xlinux-64
 0x502F other5xlinux 同じ 同じ 0x502F other5xlinux 同じ 同じ 0x502F other5xlinux
 0x5030 other5xlinux-64 同じ 同じ 0x5030 other5xlinux-64 同じ 同じ 0x5030 other5xlinux-64
 0x5032 other6xlinux 同じ 同じ 0x5032 other6xlinux 同じ 同じ 0x5032 other6xlinux
 0x5033 other6xlinux-64 同じ 同じ 0x5033 other6xlinux-64 同じ 同じ 0x5033 other6xlinux-64
 0x5035 other7xlinux 同じ 同じ 0x5035 other7xlinux 追加    
 0x5036 other7xlinux-64 同じ 同じ 0x5036 other7xlinux-64 追加    
 0x5025 otherlinux 同じ 同じ 0x5025 otherlinux 異なる 同じ 0x5035 otherlinux
 0x5026 otherlinux-64 同じ 同じ 0x5026 otherlinux-64 異なる 同じ 0x5036 otherlinux-64
 0x509E pardus-64 追加            
 0x509D prolinux-64 追加            
 0x5029 redhat 同じ 同じ 0x5029 redhat 同じ 同じ 0x5029 redhat
 0x5045 rhel10-64 同じ 同じ 0x5045 rhel10-64 追加    
 0x5027 rhel2 同じ 同じ 0x5027 rhel2 同じ 同じ 0x5027 rhel2
 0x5027 rhel3 同じ 同じ 0x5027 rhel3 同じ 同じ 0x5027 rhel3
 0x5028 rhel3-64 同じ 同じ 0x5028 rhel3-64 同じ 同じ 0x5028 rhel3-64
 0x5029 rhel4 同じ 同じ 0x5029 rhel4 同じ 同じ 0x5029 rhel4
 0x502A rhel4-64 同じ 同じ 0x502A rhel4-64 同じ 同じ 0x502A rhel4-64
 0x5029 rhel5 同じ 同じ 0x5029 rhel5 同じ 同じ 0x5029 rhel5
 0x502A rhel5-64 同じ 同じ 0x502A rhel5-64 同じ 同じ 0x502A rhel5-64
 0x5041 rhel6 同じ 同じ 0x5041 rhel6 異なる 同じ 0x503E rhel6
 0x5042 rhel6-64 同じ 同じ 0x5042 rhel6-64 異なる 同じ 0x503F rhel6-64
 0x5041 rhel7 同じ 同じ 0x5041 rhel7 異なる 同じ 0x503E rhel7
 0x5042 rhel7-64 同じ 同じ 0x5042 rhel7-64 異なる 同じ 0x503F rhel7-64
 0x5042 rhel8-64 同じ 同じ 0x5042 rhel8-64 異なる 同じ 0x503F rhel8-64
 0x5043 rhel9-64 同じ 同じ 0x5043 rhel9-64 異なる 同じ 0x5040 rhel9-64
 0x5030 rockyLinux-64 同じ 同じ 0x5030 rockyLinux-64 同じ 同じ 0x5030 rockyLinux-64
 0x5027 sjds 同じ 同じ 0x5027 sjds 同じ 同じ 0x5027 sjds
 0x5029 sles 同じ 同じ 0x5029 sles 同じ 同じ 0x5029 sles
 0x502A sles-64 同じ 同じ 0x502A sles-64 同じ 同じ 0x502A sles-64
 0x5029 sles10 同じ 同じ 0x5029 sles10 同じ 同じ 0x5029 sles10
 0x502A sles10-64 同じ 同じ 0x502A sles10-64 同じ 同じ 0x502A sles10-64
 0x5029 sles11 同じ 同じ 0x5029 sles11 同じ 同じ 0x5029 sles11
 0x502A sles11-64 同じ 同じ 0x502A sles11-64 同じ 同じ 0x502A sles11-64
 0x5029 sles12 同じ 同じ 0x5029 sles12 同じ 同じ 0x5029 sles12
 0x502A sles12-64 同じ 同じ 0x502A sles12-64 同じ 同じ 0x502A sles12-64
 0x502C sles15-64 同じ 同じ 0x502C sles15-64 同じ 同じ 0x502C sles15-64
 0x5030 sles16-64 同じ 同じ 0x5030 sles16-64 同じ 同じ 0x5030 sles16-64
 0x5059 solaris10 同じ 同じ 0x5059 solaris10 異なる 同じ 0x5051 solaris10
 0x505A solaris10-64 同じ 同じ 0x505A solaris10-64 追加    
 0x505B solaris11-64 同じ 同じ 0x505B solaris11-64 異なる 同じ 0x5053 solaris11-64
 0x5056 solaris6 同じ 同じ 0x5056 solaris6 異なる 同じ 0x504E solaris6
 0x5056 solaris7 同じ 同じ 0x5056 solaris7 異なる 同じ 0x504E solaris7
 0x5057 solaris8 同じ 同じ 0x5057 solaris8 異なる 同じ 0x504F solaris8
 0x5058 solaris9 同じ 同じ 0x5058 solaris9 異なる 同じ 0x5050 solaris9
 0x5029 suse 同じ 同じ 0x5029 suse 同じ 同じ 0x5029 suse
 0x502A suse-64 同じ 同じ 0x502A suse-64 同じ 同じ 0x502A suse-64
 0x5029 turbolinux 同じ 同じ 0x5029 turbolinux 同じ 同じ 0x5029 turbolinux
 0x502A turbolinux-64 同じ 同じ 0x502A turbolinux-64 同じ 同じ 0x502A turbolinux-64
 0x503B ubuntu 同じ 同じ 0x503B ubuntu 異なる 同じ 0x5038 ubuntu
 0x502A ubuntu-64 同じ 同じ 0x502A ubuntu-64 同じ 同じ 0x502A ubuntu-64
 0x5071 unixware7 異なる 同じ 0x506F unixware7 異なる 同じ 0x5067 unixware7
 0x5075 vmkernel 異なる 同じ 0x5073 vmkernel 異なる 同じ 0x506B vmkernel
 0x5076 vmkernel5 異なる 同じ 0x5074 vmkernel5 異なる 同じ 0x506C vmkernel5
 0x5077 vmkernel6 異なる 同じ 0x5075 vmkernel6 異なる 同じ 0x506D vmkernel6
 0x5078 vmkernel65 異なる 同じ 0x5076 vmkernel65 異なる 同じ 0x506E vmkernel65
 0x5079 vmkernel7 異なる 同じ 0x5077 vmkernel7 異なる 同じ 0x506F vmkernel7
 0x507B vmkernel8 異なる 同じ 0x5079 vmkernel8 異なる 同じ 0x5071 vmkernel8
 0x507D vmkernel9 追加            
 0x507F vmware-photon-64 異なる 同じ 0x507B vmware-photon-64 異なる 同じ 0x5073 vmware-photon-64
 0x5008 whistler 同じ 同じ 0x5008 whistler 同じ 同じ 0x5008 whistler
 0x5007 win2000 同じ 同じ 0x5007 win2000 同じ 同じ 0x5007 win2000
 0x5007 win2000AdvServ 同じ 同じ 0x5007 win2000AdvServ 同じ 同じ 0x5007 win2000AdvServ
 0x5007 win2000Pro 同じ 同じ 0x5007 win2000Pro 同じ 同じ 0x5007 win2000Pro
 0x5007 win2000Serv 同じ 同じ 0x5007 win2000Serv 同じ 同じ 0x5007 win2000Serv
 0x5002 win31 同じ 同じ 0x5002 win31 追加    
 0x5003 win95 同じ 同じ 0x5003 win95 追加    
 0x5004 win98 同じ 同じ 0x5004 win98 同じ 同じ 0x5004 win98
 0x5017 windows11-64 同じ 同じ 0x5017 windows11-64 同じ 同じ 0x5017 windows11-64
 0x5019 windows12-64 同じ 同じ 0x5019 windows12-64 同じ 同じ 0x5019 windows12-64
 0x501E windows2019srv-64 同じ 同じ 0x501E windows2019srv-64 同じ 同じ 0x501E windows2019srv-64
 0x501F windows2019srvNext-64 同じ 同じ 0x501F windows2019srvNext-64 同じ 同じ 0x501F windows2019srvNext-64
 0x5020 windows2022srvNext-64 同じ 同じ 0x5020 windows2022srvNext-64 同じ 同じ 0x5020 windows2022srvNext-64
 0x5010 windows7 同じ 同じ 0x5010 windows7 同じ 同じ 0x5010 windows7
 0x5011 windows7-64 同じ 同じ 0x5011 windows7-64 同じ 同じ 0x5011 windows7-64
 0x501B windows7srv-64 同じ 同じ 0x501B windows7srv-64 同じ 同じ 0x501B windows7srv-64
 0x5012 windows8 同じ 同じ 0x5012 windows8 同じ 同じ 0x5012 windows8
 0x5013 windows8-64 同じ 同じ 0x5013 windows8-64 同じ 同じ 0x5013 windows8-64
 0x501C windows8srv-64 同じ 同じ 0x501C windows8srv-64 同じ 同じ 0x501C windows8srv-64
 0x5014 windows9 同じ 同じ 0x5014 windows9 同じ 同じ 0x5014 windows9
 0x5015 windows9-64 同じ 同じ 0x5015 windows9-64 同じ 同じ 0x5015 windows9-64
 0x501D windows9srv-64 同じ 同じ 0x501D windows9srv-64 同じ 同じ 0x501D windows9srv-64
 0x5021 winHyperV 同じ 同じ 0x5021 winHyperV 同じ 同じ 0x5021 winHyperV
 0x5005 winMe 同じ 同じ 0x5005 winMe 同じ 同じ 0x5005 winMe
 0x500A winNetBusiness 同じ 同じ 0x500A winNetBusiness 同じ 同じ 0x500A winNetBusiness
 0x500A winNetDatacenter 同じ 同じ 0x500A winNetDatacenter 同じ 同じ 0x500A winNetDatacenter
 0x500B winNetDatacenter-64 同じ 同じ 0x500B winNetDatacenter-64 同じ 同じ 0x500B winNetDatacenter-64
 0x500A winNetEnterprise 同じ 同じ 0x500A winNetEnterprise 同じ 同じ 0x500A winNetEnterprise
 0x500B winNetEnterprise-64 同じ 同じ 0x500B winNetEnterprise-64 同じ 同じ 0x500B winNetEnterprise-64
 0x500A winNetStandard 同じ 同じ 0x500A winNetStandard 同じ 同じ 0x500A winNetStandard
 0x500B winNetStandard-64 同じ 同じ 0x500B winNetStandard-64 同じ 同じ 0x500B winNetStandard-64
 0x500A winNetWeb 同じ 同じ 0x500A winNetWeb 同じ 同じ 0x500A winNetWeb
 0x5006 winNT 同じ 同じ 0x5006 winNT 同じ 同じ 0x5006 winNT
 0x500C winServer2008Cluster-32 同じ 同じ 0x500C winServer2008Cluster-32 同じ 同じ 0x500C winServer2008Cluster-32
 0x500D winServer2008Cluster-64 同じ 同じ 0x500D winServer2008Cluster-64 同じ 同じ 0x500D winServer2008Cluster-64
 0x500C winServer2008Datacenter-32 同じ 同じ 0x500C winServer2008Datacenter-32 同じ 同じ 0x500C winServer2008Datacenter-32
 0x500D winServer2008Datacenter-64 同じ 同じ 0x500D winServer2008Datacenter-64 同じ 同じ 0x500D winServer2008Datacenter-64
 0x500C winServer2008DatacenterCore-32 同じ 同じ 0x500C winServer2008DatacenterCore-32 同じ 同じ 0x500C winServer2008DatacenterCore-32
 0x500D winServer2008DatacenterCore-64 同じ 同じ 0x500D winServer2008DatacenterCore-64 同じ 同じ 0x500D winServer2008DatacenterCore-64
 0x500C winServer2008Enterprise-32 同じ 同じ 0x500C winServer2008Enterprise-32 同じ 同じ 0x500C winServer2008Enterprise-32
 0x500D winServer2008Enterprise-64 同じ 同じ 0x500D winServer2008Enterprise-64 同じ 同じ 0x500D winServer2008Enterprise-64
 0x500C winServer2008EnterpriseCore-32 同じ 同じ 0x500C winServer2008EnterpriseCore-32 同じ 同じ 0x500C winServer2008EnterpriseCore-32
 0x500D winServer2008EnterpriseCore-64 同じ 同じ 0x500D winServer2008EnterpriseCore-64 同じ 同じ 0x500D winServer2008EnterpriseCore-64
 0x500C winServer2008SmallBusiness-32 同じ 同じ 0x500C winServer2008SmallBusiness-32 同じ 同じ 0x500C winServer2008SmallBusiness-32
 0x500D winServer2008SmallBusiness-64 同じ 同じ 0x500D winServer2008SmallBusiness-64 同じ 同じ 0x500D winServer2008SmallBusiness-64
 0x500C winServer2008SmallBusinessPremium-32 同じ 同じ 0x500C winServer2008SmallBusinessPremium-32 同じ 同じ 0x500C winServer2008SmallBusinessPremium-32
 0x500D winServer2008SmallBusinessPremium-64 同じ 同じ 0x500D winServer2008SmallBusinessPremium-64 同じ 同じ 0x500D winServer2008SmallBusinessPremium-64
 0x500C winServer2008Standard-32 同じ 同じ 0x500C winServer2008Standard-32 同じ 同じ 0x500C winServer2008Standard-32
 0x500D winServer2008Standard-64 同じ 同じ 0x500D winServer2008Standard-64 同じ 同じ 0x500D winServer2008Standard-64
 0x500C winServer2008StandardCore-32 同じ 同じ 0x500C winServer2008StandardCore-32 同じ 同じ 0x500C winServer2008StandardCore-32
 0x500D winServer2008StandardCore-64 同じ 同じ 0x500D winServer2008StandardCore-64 同じ 同じ 0x500D winServer2008StandardCore-64
 0x500C winServer2008Web-32 同じ 同じ 0x500C winServer2008Web-32 同じ 同じ 0x500C winServer2008Web-32
 0x500D winServer2008Web-64 同じ 同じ 0x500D winServer2008Web-64 同じ 同じ 0x500D winServer2008Web-64
 0x500E winVista 同じ 同じ 0x500E winVista 同じ 同じ 0x500E winVista
 0x500F winVista-64 同じ 同じ 0x500F winVista-64 同じ 同じ 0x500F winVista-64
 0x5008 winXPHome 同じ 同じ 0x5008 winXPHome 同じ 同じ 0x5008 winXPHome
 0x5008 winXPPro 同じ 同じ 0x5008 winXPPro 同じ 同じ 0x5008 winXPPro
 0x5009 winXPPro-64 同じ 同じ 0x5009 winXPPro-64 同じ 同じ 0x5009 winXPPro-64

この Guest OS ID は対象となるゲスト OS のプロダクトに対して値が割り当てられていますが、実は 1 対 1 になっているようでなっていません。これは現在のバージョンと次の機能追加されたバージョンのように一部変更があった場合に付与されて識別されるようになっていて、例えば 同じな名前でもベースのカーネルが変わったりした場合に識別できるようにしているようです。また逆に別の Guest OS ID が割り当てられているけれど同じとして扱われるものもあります。これから推測しても vmx ファイルに記述される guestOS パラメーターはしっかり意味があるけれど Guest OS IDは処理に利用するために便宜的に付与されているだけというのが見えてきます。そしてゲスト OS 固有の機能を使う仮想マシンを作る際にはメモリ上に読み込まれたこの Guest OS ID を参照し適切な値を設定して処理されるというのがわかってきます。なので Guest OS ID が付与されていないオペレーティングシステムや適切な Guest OS ID を設定していない仮想マシンでは VMware Workstation Pro 25H2 で動かすことは可能ですが、使用しているゲスト OS に対して適切な動作を保証するものではないということになります。

vmx ファイルはどこで読み取られるの?

VMware Workstation Pro 25H2 が起動される最初のプログラムは、フォルダー C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Workstation にある vmware.exe です。このプログラムでは VMware Workstation Player 17 自体の起動と各種動作に必要なサブプログラムのコントロールなどを行っています。なので、この vmware.exe の中には vmx ファイルにある関する情報は扱いません。vmx ファイルにある情報を扱うのはあくまでもフォルダー C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Workstation\x64 にある vmware-vmx.exe 他が行います。このフォルダー内には仮想マシンを起動する際に使用される ROM、仮想インターフェースの ROM などが含まれており、VMware Workstation Pro 25H2 で仮想マシンを実行する際の重要なファイルが集められています。

VMware Workstation Pro / Player にあったDocker や KVM など(C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Workstation\bin に、kvm は C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Workstation) は、VMware Workstation 25H2 からは削除されています。そのため、これらは VMware Workstation 25H2 で使うことはできません。

なんで VMware Workstation Pro 25H2 の実行ファイルは vmware.exe なの?

これは VMware が創業した時に最初に製品化した VMware というプロダクトに付けたファイル名がそのまま残っているからです。手元にその最初のプロダクトもありますが、それもしっかり「vmware.exe」となっていました。なのでその後のデスクトップハイパーバイザーはその新しいバージョンという位置づけなので、そのままの名称を使い「vmware.exe」というファイル名になっているのだろうと思います。そしてそのサブセットとして機能の一部を削除して新たに作成された VMware Workstation Player は「vmplayer.exe」という新しい名前になっているわけです。会社の歴史が見える製品、それがデスクトップハイパーバイザーに残っているというのは面白いですね。
この辺りは以前の記事に書いてありますのでご興味あればご覧ください。

imaisato.hatenablog.jp

仮想ハードウエアバージョンごとのプロダクト

バージョン 1 から バージョン 22 までは、以下のプロダクトに対応しています。現在ではバージョン 1 および バージョン 2 は VMware の情報から削除されていますが、それも含めて記載してみました。vSphere と Workstation Pro / Player で仮想マシンが相互にないバージョンがあるのは、仮想マシンの拡張の違いによるものです。

仮想ハードウエアバージョン vSphere ESXi Workstation Pro Workstation Player Fusion Server / GSX Server その他
22 ESXi 9.0 Workstation Pro 22H2
Workstation Pro 17.x
Workstation Player 17.x Fusion 13.x  -  -
21 ESXi 8.0 U2/U3 Workstation Pro 17.6 Workstation Player 17.6  Fusion 13.6  -  -
20 ESXi 8.0, U1 Workstation Pro 22H2
Workstation Pro 17
Workstation Player 17 Fusion 13.x  -  -
19 ESXi 7.0 U2 (7.0.2) Workstation Pro 16.2.x Workstation Player 16.2.x  Fusion 12.2.x  -  -
18 ESXi 7.0 U1 (7.0.1) Workstation Pro 16.x Workstation Player 16.x Fusion 12.x  -  -
17 ESXi 7.0        -  -
16   Workstation Pro 15.x Workstation Player 15.x Fusion 11.x  -  -
15 ESXi 6.9.1, 6.8.7, 6.7 U2        -  -
14 ESXi 6.7 Workstation Pro 14.x Workstation Player 14.x Fusion 10.x  -  -
13 ESXi 6.5        -  -
12   Workstation Pro 12.x Workstation Player 12.x Fusion 8.x  -  -
11 ESXi 6.0 Workstation 11.x Player 7.x Fusion 7.x  -  -
10 ESXi 5.5 Workstation 10.x Player 6.x Fusion 6.x  -  -
9 ESXi 5.1 Workstation 9.x Player 5.x Fusion 5.x  -  -
8 ESXi 5.0 Workstation 8.x Player 4.x Fusion 4.x  -  -
7 ESXi/ESX 4.x Workstation 7.x, 6.5.x Player 3.x Fusion 3.x, 2.x Server 2.x  -
6   Workstation 6.0.x        -
5 ESX Server 3.x,
ESX 3.5 / ESXi 3.5
  Player 2.x   Fusion 1.x ACE 2.x
4   Workstation 5.x Player 1.x   Server 1.x ACE 1.x
3   Workstation 4.x     GSX Server 3.x Lab Manager 2.x
2 ESX Server 2.x       GSX Server 2.x  

1
※1
※2

ESX Server 1.x VMware 2.0 for Linux, VMware 2.0 for Windows NT and 2000     GSX Server 1.x

1
※1

  VMware 1.1 for Linux, VMware 1.0 for Windows NT and 2000      

※1:仮想ハードウエアバージョンの記述がないが便宜上 1とした

※2:仮想ハードウエアの拡張を config.version で吸収しようとしている

仮想ハードウエアのバージョンは新しいプロダクトが出てくると変わっていきますので、最新の情報は Article ID: 324258 および Article ID: 344973 を参照して確認してください。また、各仮想ハードウエアの制約は Article ID: 341298 を参照してください。

なお、これらの Broadcom の Article に記載のないバージョンについては、昔使っているときにちょこっとだけ見た覚えがあるということで記載していますので、その部分はあくまでも参考としてご覧ください。

VMware Workstation Pro の今後は

 一時期どうなってしまうのかがとても不安だった VMware Workstation ですが、Player が無くなっても VMware Workstation Pro 自体が無償に変わって使い続けることができるようになったため、1999年の VMware 1.1 から使い続けている私にとって WIndowsHyper-V がついたり LinuxKVM が使えたりしても、これからも使い続けていきたい製品です。

VMware Workstation Pro の最新版を使ってみる 25H2編

以前の記事で

imaisato.hatenablog.jp

や、

imaisato.hatenablog.jp

を描いていたのですが、それの2025年版を描いている中で、ちょっと初心に戻ってインストールのことも描いてみようかなと思い記事にしてみました。

VMware Workstation Pro とは

VMware Workstation Pro とは、無償で利用できるデスクトップハイパーバイザーで、Broadcom アカウントを作成することで、ダウンロードおよび利用が可能になります

この記事執筆の時点の最新版は 25H2 Build 24995812 で、以下のページからダウンロードができます。

www.vmware.com

VMware Workstation Proは以前は有償でしたが、今は無償で利用することができます。Microsoft WindowsAppleMac OS では、追加ソフトなく仮想化プラットホームを利用出来るのですが、業務環境が VMware vSphere だった場合は、それらの環境で動かす検証仮想マシンのために別途 VMware vSphere を用意するのは大変です。そこで、VMware Workstation を使えば検証後にその仮想マシンをそのまま VMware vSphere にもっていくこともできるので、ちょっと使いには便利です。また、私のように 1999年に登場した VMware 1.0(今の VMware Workstation は VMware というソフト名でした。)からずっと使っていますので、慣れ親しんだ環境なのでなかなか離れることができません。

VMware Workstation Pro の最新版を使ってみる

現在の最新版は VMware Workstation Pro 25H2 Build 24995812 です。VMware Workstation Pro は 17 まではバージョンの数字が製品名に反映されていましたが、現在はリリースされた年度と時期表示に変わっていますが、内部的には Workstation-25.0.0 でバージョンは 19 となっています。VMware Workstation Pro を含めた VMware の製品はのバージョンは Version-Info に記載されている空白で区切られた 5つの値を参照し評価され、適切な値を vix が判断できる値に変換しています。例えば VMware Workstation の場合は、以下のような表記になっています。

  • ws        19  vmdb  25.0.0 Workstation-25.0.0
  • player    19  vmdb  25.0.0 Workstation-25.0.0
  • ws        19  vmdb   e.x.p Workstation-25.0.0
  • player    19  vmdb   e.x.p Workstation-25.0.0

これを見てわかる通り、5つのフィールドにそれぞれ値が入っていて、それぞれの値は以下の用途で使われます。

  1. provider-type: ws、esx、viserver などの製品グループ
  2. apiVersion: サポートされている API バージョン
  3. ipc-type: none、vmdb、vmodl、cim
  4. product-version: 製品バージョン文字列
  5. implementation-directory: 最初の 4 つのパラメータで指定されたバージョンを実装するライブラリへのパス

これによって、仮想マシンは各 VMware 製品同士で正しく動作するようになっています。
それぞれのフィールドの意味としては、最初の4つのフィールドが製品情報を表し、この4つのフィールドの組み合わせはユニークになっていて一緒に評価されます。最後になる 5番目のフィールドはその製品は何に該当するのかの名前になります。そして、この5番目のフィールドだけは重複することが許されており、同じ製品でビルドが異なる場合は、前の4つのフィールドはユニークでもこの5番目を同じにすることで、同一製品のグループということにすることができています。要するに、今回の名称変更で VMware Workstation Pro 25H2となっているけれど、それはソフトウエアの動作には一切影響させないことができ、内部的には 19 の値を使っていることがわかるわけです。

また、実際の設定値には ws と player がありますが、VMware Workstation Player が単体提供が無くなり、無償化された VMware Workstation Pro のインストールとともにインストールされるので、どちらの製品で作成された仮想マシンなのかの判断は、相変わらず必要なわけです。

ちなみに、vix のバージョンはどうなのかというと、現時点では 1.17.0.758 のため、製品バージョンは 25.0.0 Build-24995812 なんだけれど、実は VMware Workstation Pro 17 と同じということがわかります。

ちなみに、vix の中でもいろいろと試行錯誤した跡があり、例えば Windows ゲスト OS を取り扱う際にも、「どれが何?」というのを細かくチェックして動きを変えるようにしているようです。以下は Windows の例ですが、相当苦労していることが見て取れます。

vix に定義されている OS
windows7-64
windows7
Windows 7
windows7srv-64
Windows Server 2008 R2 Foundation Edition
Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition
Windows Server 2008 R2 Standard Edition
Windows Server 2008 R2 Datacenter Edition
Windows Web Server 2008 R2 Edition
Windows 7 Starter
Windows 7 Home Basic
Windows 7 Home Premium
Windows 7 Ultimate
Windows 7 Professional
Windows 7 Enterprise
64, 64-bit
32, 32-bit
Service Pack 1%s%s (Build %d)%s(Build %d)%d.%d.1
R2windows8srv-64
Windows Server%s 2012
windows8-64
windows8
Windows 8%s
Windows 8%s Pro
Windows 8%s Enterprise
Windows MultiPoint Server 2012%s Standard
Windows MultiPoint Server 2012%s Premium
Windows Server 2012%s Foundation Edition
Windows Server 2012%s Enterprise Edition
Windows Server 2012%s Standard Edition
Windows Server 2012%s Storage Server
Windows Server 2012%s Datacenter Edition
Windows Server 2012%s Essentials Edition
windows2019srv-64
Windows Server 2019
windows9srv-64
Windows Server 2016
windowsUnknown-64
Windows UnknownWindows 10
Windows 10 HomeWindows 10 Education
Windows 10 Enterprise
Windows 10 IoT Core
Windows 10 Pro for Workstations
Windows 10 Pro
windows9-64
windows9%s(Build %d.%d)
windows2019srvNext-64
Windows Server 2022
windows2022srvNext-64
Windows Server 2025
Windows 11
Windows 11 Home
Windows 11 Education
Windows 11 Enterprise
Windows 11 IoT Core
Windows 11 Pro for Workstations
Windows 11 Pro
windows11-64
windows11UBR%s
windowsUnknown0.0%s='%s'

なので、新しいゲスト OS が登場した際には、VMware Workstation Pro も対応したかを確認し、必要に応じてアップグレードしておくのが良いかもしれません。アップグレードは新しいビルドのインストーラーを実行するだけで上書きされ、新しくなります。

入手(ダウンロード)

VMware Workstation Pro のダウンロードは、以下のページから行うことができます。

www.vmware.com

この画面のDOWNLOAD NOWをクリックすると、Broadcom サイトのログイン画面が出ます。VMware Workstation Pro の入手には、最初に Broadcom のアカウントが必要です。以下のサイトのページから、アカウントを登録しログインします。

ログインする前の画面

ログイン完了すると「My Dashboard - VMware Cloud Foundation」の画面に遷移します。ここで左ペインの「My Downloads」をクリックし、自分がダウンロードした一覧を表示させます。既に何らかのプロダクトをダウンロードしている場合にはここにその製品が表示されますが、何もない場合には空白のリスト画面が表示されます。2

My Downloads

ここでFree Software Downloads available HEREをの「HERE」をクリックすると、Free Downloadsのページに遷移、ここから VMware Workstation Pro をクリックし、ダウンロードします。

Free Downloads

現在のダウンロード画面では、4種類の VMware Workstation Pro が入手できますが、この記事執筆時の最新版は「VMware Workstation Pro 25H2」ですので、そちらをダウンロードします。いくつかビルダがある場合は、VMware Workstation Pro 25H2 をクリック後にリストが出ますので、そこから最新のものを選択します。

VMware Workstation Pro ダウンロード画面

最後にダウンロードするソフトウエアの右にある雲のアイコンをクリックすれば、VMware Workstation Pro のダウンロードが始まります。

VMware Workstation Pro (For Windows) 25H2 ダウンロード

インストール前の準備(Mictodoft WIndows

VMware Workstation Pro 25H2 のインストールは今までと変わらず、ダウンロードしたファイルをクリックするだけです。但し、ここで Microsoft Windows 上に VMware Workstation Pro をインストールするときに注意しなければならない点が一つあります。

VMware Workstation Pro は Type-1 Hypervisor ではなく、Type-2 Hypervisor と呼ばれるもので、OS の上でハイパーバイザーが動作します。つまり、VMware ESXi のようにハイパーバイザーが直接ハードウエアを操作できるのではなく、Type-2 ハイパーバイザーは自分の出す命令を一度 OS の命令に読み替えて処理を行う必要があります。これが Type-2 Hypervisor のオーバーヘッドです。

ハイパーバイザーの動作の違いは、以前の記事にありますので、興味ある方はそちらをご覧ください。

imaisato.hatenablog.jp

この読み替え部になにを使うかを、VMware Workstation Pro をインストールする前に決めます。というのも、最近の Microsoft Windows では標準でハイパーバイザーが実装されており、デフォルトではそちらを使うようになっているからです。Microsoft Windows のハイパーバイザーがインストールされて稼働しているかは、コントロールパネル->プロラムと機能->Windows の機能の有効化または無効化から確認できますが、ここで Hyper-V が有効になっている場合は、VMware Workstation Pro の機能を使わずに、Hyper-V が命令の読み替えを行います。

Windows の機能

もしこの Hyper-V が有効になっていない、または Hyper-V を使いたくないという場合では、自動的にレガシー機能である VMware Workstation 側の機能が使用されます。この、どちらが使われることになっているかは、インストール時に「互換性セットアップ」が表示され、確認することができます。

互換性セットアップ

この辺り、インストーラーが以前よりだいぶ機能アップしているなと感じました。

インストール前の準備(Linux

VMware Workstation Pro 25H2 をLinux にインストール場合、Broadcom から事前に .bundle ファイルをダウンロードする必要があります。は今までと変わらず、ダウンロードしたファイルを実行するだけです。

インストール

ダウンロードしたVMware Workstation Pro 25H2 のファイルをダブルクリックすることで、インストーラーが起動、インストールが開始されます。

VMware-Workstation-Full-25H2-24995812.exe

インストーラーが動作始めると、インストールするバージョンの画面が表示され、

バージョン画面

最初にようこその画面が表示され、インストールが開始されます。

ようこそ

「ようこそ」の画面で「次へ」をクリックすると、

「ようこそ」の画面で「次へをクリックすると、

使用許諾契約書の画面が表示され、内容を読んだ後に「使用許諾契約書に同意します」の前のボックスにチェックを入れ、「次へ」をクリックすると、互換性セットアップのダイアログが表示されます。
ここで Hyper-V が機能していない場合は以下の画面が、

レガシー(VMware のハイパーバイザー使用)

Hyper-V が機能している時は以下の画面が表示されます。

HYper-V を使用

どちらのハイパーバイザーを使用するのかの確認ができたら「次へ」をクリック、

カスタムセットアップ

VMware Workstation Pro のインストール先を確認または設定し、「次へ」、

ユーザー エクスペリエンスの設定

ユーザー エクスペリエンスの設定のチェックボックスを、必要に応じてチェックし「次へ」、

ショートカット

ショートカットもどこに作るかをチェックし「次へ」、

Vmware Workstation Pro のインストール準備完了

Vmware Workstation Pro のインストール準備完了で今までの入力を確認後「インストール」をクリックすることで、VMware Workstation Pro のインストールが開始されます。

VMware Workstation Pro セットアップ ウィザードが完了しました

VMware Workstation Pro セットアップ ウィザードが完了しました」ダイアログが表示されると、VMware Workstation Pro のインストールは完了です。

この時点で VMware Workstation Player もインストールされています。スタートメニューの VMware フォルダー内に、以下の 3つのアイコンができているはずです。

インストールされるモジュール

なお、今まではこの後にライセンス取得と登録が必要でしたが、無償化に伴いこの VMware Workstation Pro 25H2 では、その作業は不要になりました。

仮想マシン作成時の留意点

新しい PC でこの VMware Workstation Pro 25H2 を使う場合には全く問題が出ないのですが、古い PC に VMware Workstation Pro 25H2 をインストールし今までの仮想マシンを起動しようとすると、以下のようなエラーに遭遇することがあります。

回復不能なエラー:(svga)

これは、VMware Workstation Pro 25H2 が求めている 3Dグラフィックの機能に対し、ハードウエアが古くて対応できていない場合に発生します。もしこのエラーが発生した場合には、仮想マシンの設定の中の「3Dグラフィックス」のチェックボックスからチェックを外してください。グラフィックは多少遅くはなりますが、エラーは出ずに仮想マシンを起動できるようになります。

3Dグラフィックス

この辺り、VMware Workstation Pro 25H2 では3Dアクセラレーション機能に新しく実装されたVulkanグラフィックドライバーを使用しており、古いハードウエアではそれが求める機能に対応していないためにエラーになるようで、上記のように設定からチェックを外すか、.vmx ファイルを手動で編集し、以下の 1行を加えることで回避することができます。

mks.enableVulkanPresentation = "FALSE"

Red Hat Enterprise Linux 10.0 の場合は上記 1行追加ではなく、3Dグラフィックスを無効にしないと、インストールプロセスが失敗して OS のインストールすらできません。

その他の Linux ゲスト OS にかかわる3Dグラフィックドライバー問題では、Intel Meteor Lake GPUを使っている場合、3D アクセラレーションが失敗してしまたり、フルスクリーンにするとアプリケーションがクラッシュしたりする問題がありますあります。そのため、ゲスト OS が Linux の場合や、さらにIntel Meteor Lake GPU環境では 3Dグラフィックドライバーを無効にする必要があります。

この問題はリリースされたばかりの VMware Workstation Pro 25H2 なのでアップデートが出て直ぐに解決する可能性はとても低いので、どうしてもという場合は VMware Workstation Pro 17.6 にダウングレードするか、上記設定を config.ini に書きこみ、常に設定が行われるようにするしか今のところはありません。設定ファイルのある場所は、

%APPDATA%\VMware\config.ini

にありますので、ここに上記のエントリーを追加します。なお、config.ini が存在しない場合は、テキストエディターで作成してください。

このように、3Dグラフィックスドライバーの変更は、仮想マシン動作に大きな影響を与える問題になっています。

既知の問題

VMware Workstation Pro 25H2 では 3Dグラフィックスの問題の他、以下のような問題を抱えています。

ホストとゲスト間のドラッグ&ドロップとコピー&ペーストの不具合

ホストとゲスト間でのドラッグ&ドロップやコピー&ペーストはとても便利な機能なんですが、これが使用中に突然使えなくなることがあります。

これが発生した場合は、仮想マシンの再起動だけではうまくいかない時があり、もし再起動しても復旧できない場合は、仮想マシンの設定から「ゲストの隔離」のチェックボックスの設定を全て外して一度仮想マシンを起動し、再度シャットダウン後にまた仮想マシンの設定から「ゲストの隔離」のチェックボックスの設定を入れるなどのア行が必要になります。

ゲストの隔離

新しい機能

新しいツールの提供

vmx ファイルやユーザー設定ファイルなどの VMware 構成ファイルを調べて変更するためのコマンドライン ツールが実装されました。これを使うことで今までテキストエディタを使い慎重に変更していた作業が楽になります。

使い方は以下を参照ください。

Using dictTool to Modify Configuration Files

新しくサポートされたゲスト OS

以下のゲスト OS が新しくサポートされました。

新しい機能の追加

以下の機能が新規に追加されています。

  • USB 3.2 のサポートを追加
  • 仮想ハードウェア バージョン 22 のサポートを追加
  • Hyper-V/WHP 検出のサポートを追加

VMware Workstation Pro 25H2 でゲスト OS を識別するには

VMware Workstation の vmx ファイルには「guestOS」というパラメータがあります。これには以下のように = の後ろに仮想マシンで動作させるゲスト OS を記述します。例えば Windows 10 の場合は

guestOS = "windows9-64"

Windows 11 の場合は

guestOS = "windows11-64"

のように記述されます。
このゲスト OS は仮想マシンを作成する際に「ゲスト OS の選択」で適切なものを選択されるだけで自動的に設定されます。下記キャプチャは Windows で選択できるゲスト OS になります。

なお、VMware Workstation Pro 25H2 でサポートしている OS は、以下の通りになります。

サポートしているゲスト OS (Windows)

サポートしているゲスト OS (Linux)

サポートしている VMware

サポートしているその他 OS

ゲスト OS の選択: バージョン

これらサポートされているゲスト OS についても、VMware Workstation Pro 25H2 の内部では以下のように定義されています。つまり、定義されていない OS は、動作するかもしれませんが VMware Workstation Pro では動作保証はしないということになります。

サポートされているゲスト OS
almaLinux
amazonlinux
arm-almaLinux
arm-centos
arm-CRXPod
arm-CRXSys
arm-debian
arm-Fedora
arm-freeBSD
arm-other
arm-other5xlinux
arm-other6xlinux
arm-other7xlinux
arm-rhel
arm-rockyLinux
arm-sles
arm-ubuntu
arm-vmkernel
arm-vmware-photon
arm-windows
asianux
centos
coreos
CRXPod
CRXSys
darwin
debian
dos
eComStation
Fedora
flatcar
freeBSD
fusionos
kylinlinux
linux
linuxMint
longhorn
mandrake
mandriva
miraclelinux
netware
nld
nt4
oes
openserver
opensuse
oraclelinux
os2
os2experimental
other
other24xlinux
other26xlinux
other3xlinux
other4xlinux
other5xlinux
other6xlinux
other7xlinux
otherlinux
pardus
prolinux
redhat
rhel
rockyLinux
sjds
sles
solaris
suse
turbolinux
ubuntu
unixware
vmkernel
vmware-photon
whistler
win2000
win2000AdvServ
win2000Pro
win2000Serv
win31
win95
win98
windowsSrv
windowsSrvNext
winHyperV

このように、新しい機能が追加されたり作りを変えたことで不具合が出たりしている VMware Workstation Pro ですが、これからもいろいろと調べながら使っていこうと思っています。

VMware 製品を扱っているパートナーはどこ?

※9月くらいから下書きでそのまま放置してあったのですが、越年する前に補足したものをアップしました。

VMware 製品のパートナー制度変更の影響

昨年(2024年2月)に VMware 製品のパートナー制度の変更がパートナーにアナウンスされ、とりあえずは全パートナーが、パートナーランク維持の条件をクリアしていなくても新制度に移行していたのですが、1年経過した今年(2025年)に新制度「VCSP(VMware Cloud Service Provider)」の条件が厳密に適用され、条件を満たさない多くのパートナーが月7月15日までに非更新通知を受け取り、8月からパートナー契約から脱落していきました。

この影響により、今までVMware製品を販売していたパートナーが製品販売をできなくなったりしています。その中で、VMware 製品を販売しているディストリビューターの一つ、ダイワボウ情報システム(DIS)がディストリビューターから撤退し、そこから製品を購入していたユーザーは他のディストリビューターにライセンスや購入先の移管などのごたごたに巻き込まれたりして、ごたごたした1年になりました。

2025年12月時点の日本のパートナー

この VMware 製品のパートナー認定は年1回更新されるのですが、 現時点で Broadcom から直接 VMware パートナーとして認定されている企業は以下の通りとなります。

Cloud Solution Provider

GSI/GSP

  • Kyndryl Japan KK

Hyperscaler

OEM

  • Dell Technologies Japan
  • FUJITSU CLOUD TECHNOLOGIES LIMITED
  • FUJITSU COMMUNICATION SERVICES LIMITED
  • FUJITSU DEFENSE & NATIONAL SECURITY LIMITED
  • FUJITSU ENGINEERING TECHNOLOGIES LTD.
  • Fujitsu Japan Limited
  • FUJITSU LIMITED
  • Hewlett Packard Japan, G.K.
  • Hitachi, Ltd.
  • HITACHI SOLUTIONS, LTD.
  • Hitachi Systems, Ltd.
  • Hitachi Systems Power Services, Ltd.
  • Lenovo Japan Ltd.
  • NEC Corporation

Reseller

  • Advanced Integration Technology, Inc.
  • Alphatecsolutionsco.Ltd
  • ARGO GRAPHICS INC.
  • ASCENTECH K K
  • Canon IT Solutions Inc
  • Ctc/Chubu Telecommunications Co.inc
  • Ctc/Itochu Techno-Solutions Corp
  • Digital Technologies Corporation
  • DIS Service & Solution Co., Ltd.
  • Fsas Technologies Inc.
  • FTIME CORP
  • FUJI ELECTRIC IT SOLUTIONS CO LTD
  • FUJISOFT INC
  • FUJITSU COMMUNICATION SERVICES LIMITED
  • FUJITSU DEFENSE & NATIONAL SECURITY LIMITED
  • FUJITSU ENGINEERING TECHNOLOGIES LTD.
  • Fujitsu Japan Limited
  • FUJITSU LIMITED
  • Hagiwara Techno Solutions Co., Ltd.
  • Hitachi, Ltd.
  • HITACHI SOLUTIONS, LTD.
  • Hitachi Systems, Ltd.
  • HOKKAIDO TELECOMMUNICATION NETWORK CO., INC.
  • Ictconstruction Co.Ltd
  • INTEC INC.
  • Internet Initiative Japan Inc.
  • IRET INC
  • JAPAN BUSINESS SYSTEMS, INC.
  • JAPAN COMPUTER SERVICE S.R.L
  • JBCC CORPORATION
  • KANEMATSU ELECTRONICS LTD.
  • Mitsubishi Electric Digital Innovation Corporation
  • MITSUI KNOWLEDGE INDUSTRY CO LTD
  • MITSUIWA CORPORATION
  • NEC Corporation
  • NEC Fielding, Ltd.
  • NEC Networks & System Integration Corporation
  • NEC Nexsolutions, Ltd.
  • NET ONE SYSTEMS CO. LTD.
  • NETWORK VALUE COMPONENTS LTD
  • NIPPON COMSYS CORPORATION
  • NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE EAST CORPORATION
  • NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE WEST CORPORATION
  • NOX CO LTD
  • NS Solutions Corporation
  • NTT Bizlink, Inc.
  • NTT business solutions corporation
  • NTT DATA CORPORATION
  • NTT DATA INTELLILINK CORPORATION
  • NTT DATA MHI SYSTEMS CORPORATION
  • NTT DOCOMO BUSINESS, Inc.
  • NTT DOCOMO SOLUTIONS, Inc.
  • NTT Singapore Pte Ltd
  • NTT SmartConnect CORPORATION
  • OKI ELECTRIC INDUSTRY CO. LTD
  • OPTAGE Inc.
  • OTSUKA CORPORATION
  • Panasonic Solution Technologies Co., Ltd.
  • RICOH JAPAN CORP
  • RYOMO SYSTEMS CO.,LTD.
  • RYOYO ELECTRO CORPORATION
  • SCSK CORP.
  • SCSK CORPORATION
  • SoftBank Corp.
  • Sojitz Tech-Innovation Co., Ltd.
  • TIS INC.
  • TOKAI COMMUNICATIONS CORPORATION
  • TOSHIBA DIGITAL SOLUTIONS CORPORATION
  • TOSHIBA IT-SERVICES CORPORATION
  • TOYOTA TSUSHO SYSTEMS CORPORATION
  • TSUZUKI DENKI CO LTD
  • UNIADEX LTD
  • YOKOGAWA RENTAL & LEASE CORP.

Software Distributer

  • NETWORLD CORPORATION
  • SB C&S Corp.

これらのパートナー以外から購入していた場合は、今所有している VMware 製品の扱うがどうなっているかを確認するのが良いと思います。特にパートナーとして名前がないところからインフラを購入している場合は注意が必要です。

VCSP(VMware Cloud Service Provider)のパートナー変更による影響

新しいパートナー制度は、Broadcomが選定し招待された企業だけがプログラムに参加できるようになりました。そのため、移行期間に新プログラムの条件を満たさなかったためパートナー契約を解除された企業がパートナーに復帰するには、相当ハードルが高くなったといえます。そのため、そこから VMware 製品を購入していた場合は、速やかに Broadcom のパートナープログラムに登録されている会社から購入できるようにしていく必要があります。そうしないと、サブスクリプションの更新もできない状態になり詰んでしまいます。また、パートナー認定されていないところから購入した場合、ライセンス所有者や再販などの面で問題になる場合がありますこの辺り、以下のような場合は、十分な注意が必要です。

  • 中小規模のクラウドを提供していた場合
    自社データセンター内で、プロバイダライセンスにより中小規模のクラウドを提供していた場合、新規のライセンス契約や既存契約の更新ができなくなっている
  • リセラーやMSPの場合
    仕入れ先で再販できないなど製品の仕入れができなくなっていることもあるため、今までのビジネスができなくなっている
  • エンドユーザー
    購入先がパートナーじゃなくなったため、新規にライセンスを購入できない他、いつの間にかサポートも受けられなくなってしまっている

次のライセンス更新や新規ライセンス購入の際に確認するべきことは

今回のパートナー制度の変更によって、多くのパートナーがライセンス販売やサポートができなくなっています。そのため、以下のような確認をなるはやでしておく必要があります。

  • 既存:どこから買ったの
    今所有しているライセンスの購入先やサポートの状態を購入先に確認し、購入先がパートナーじゃなくなっていた場合、別の現在もパートナーとして有効なところに移管させる
  • 新規:どこで買うの
    現在でも VMware 製品を販売できるパートナーを探しておく。ここ、自社で使っていた SIer では取り扱いできないなどの場合もあるので、どのように購入できるかなどを確認しておくことも必要
  • 変えちゃう
    ライセンス問題に今後も付き合いたくない場合は、例えば VMware vSphere ベースのクラウドサービスに移行するとか、いっそのこと他のプラットホームに移行するなども検討する

どちらにしても、自社のオンプレミス環境への影響を最小限にするため、来年(2026年)夏ごろまでに「どうするか」アクションしておく必要があります。

なお、現在の Broadcom のパートナーで、VMware製品を販売できるパートナー一覧は、ここで確認することができます。

jp.broadcom.com

vExpert 2026の応募が始まっています

Apply to be a vExpert 2026

 

今年も vExpert の応募受付が始まりました。締め切りは 2026年1月16日です。

 

vexpert.vmware.com


 

vExpert とは

VMware vExpertプログラムは、vExpert のサイトの中、「Program Introduction」に趣旨が書かれていますが、VMwareコミュニティとエコシステムへの顕著な貢献に対し、世界中の個人を表彰するプログラムとして用意されていて、技術的な認定資格ではなく、コミュニティへの貢献に対する表彰になっています。なので、技術認定資格のように点数をクリアすればよいというものではなく、ある一定の基準の元 VMware に個人としてどのような貢献活動をしたかによって、vExpert の対象として活動が満たしているかどうかを判断、vExpert として適切と評価された人に対しアワードが送られて、翌年 1年間の vExpert としての活動ができるようになります。ここで重要なのは「これは技術的な認定ではなく、コミュニティへの取り組みに対する表彰です。」の部分、つまり VMware 認定資格者とは異なり、実際の貢献度に対してアワードが贈られるところが資格とは異なります。つまり、vExpert は、VMware が設計したマーケティングのための仕組みであり、VMware 製品およびサービスの普及活動を行ったコミュニティ メンバーに報奨を与えることが目的になっています。2025年は 1,385 名が受賞(日本は57名)しており、個人個人がvExpertのプログラムやいくつもあるvExpertのサブプログラムに応募することが可能になっています。この多くの vExpert プログラムは以前は業務での活動は除外されていたのですが、今は個人の活動だけでなく、製品の数や複雑さ、そして規模などが考慮されたのか、その個人が勤務する会社(または会社内の部門)の担当している日常業務以外の活動も考慮されるようになりました。

この vExpertは 毎年2月から1月までの1年間有効期間があり、12月から始まるノミネートに応募し過去1年間の様々なコミュニティへの貢献を評価され、選出されることになります。対象はユーザーとパートナー企業の従業員、そして Broadcom の社員なので、vExpert への応募は誰でもできます。

vExpert の資格

サイトの中の「Here are several ways to qualify」と「Here’s how you can earn the vExpert Award」に書かれています。

  • vExpert 賞の資格を得るには、VMware の専門知識をコミュニティと積極的に共有する必要があります。2025 年の賞では、審査員が前年の 2024 年のコンテンツを審査します。
  • vExpert Awardを獲得する方法は次のとおりです
    活動は、日常業務以外で完了する必要があり、2025 年以降のオリジナル作品である必要があります。2025 年以前の活動は含めないでください。(2026 年の賞に応募し受賞するためには 2025年1月~12月 までの活動が審査されます。)
    資格を得るための方法は以下に記載されています。一部のカテゴリは自動的に承認されますが、その他のカテゴリは貢献の質と量によって異なります。

これらの要件をクリアすることで、まずは vExpert の申請が出来るようになります。

vExpert に必要な要件(基準)

サイトの中の「What are Community Contributions?」に、vExpert に応募できる基準が以下のように書かれています。

コミュニティへの貢献とは、通常の職務を超えて VMware コミュニティに大きく貢献する活動です。これには、VMUG のリーダーシップまたは VMUG 運営委員会、ブログ、ポッドキャスト、セッションでの講演、ウェビナーの開催、書籍や記事の執筆または共同執筆、スクリプトの共有、ビデオの作成、Broadcom コミュニティまたはその他のコミュニティ フォーラムへの参加、 Broadcom コミュニティフォーラムのモデレートなどが含まれます。vExpert の中には 1 つのプラットフォームに重点を置く人もいれば、さまざまな活動に従事する人もいます。

ここで特に重要なのは「通常の業務を超えて VMware コミュニティに大きく貢献する活動です。」という部分で、指示を受けた仕事で VMware 製品を使っているだけではだめで、仕事ででも会社のブログに書いたり本を出したり、外部講演に登壇をしたりすれば vExpert になれる資格が出来ます。ここは 2024年までとは異なる部分で、今までは仕事でやったことは評価対象ではありませんでしたが、今年からは仕事でも通常の業務を超えて活動していれば申請対象になれるのは良いと思いました。

また具体的な例として「VMUG のリーダーシップまたは VMUG 運営委員会、ブログ、ポッドキャスト、セッションでの講演、ウェビナーの開催、書籍や記事の執筆または共同執筆、スクリプトの共有、ビデオの作成、Broadcom コミュニティまたはその他のコミュニティ フォーラムへの参加、 Broadcom コミュニティフォーラムのモデレートなどが含まれます。」とあるような行動を応募時に証明しなければなりません。私の場合は会社の仕事はクラウドマイグレーションをメインに業務を行っているのため、VMware 製品は個人の範疇と社内で時々支援程度なので、VMware の知識を還元するためにはそれなりに個人の時間を割いて学習したり検証したりする必要がありました。でも、そういう活動が vExpert になるためには必要だということになります。

vExpert の資格要件を満たすには

サイトの中の「Get the Recognition you Deserve, Get Ready to Apply for vExpert 2026!」のNow is the perfect time to:に、より具体的な例が以下のように書かれています。

vExpertプログラムは、知識の共有、仲間のサポート、そしてVMwareテクノロジーに関する有意義な議論の促進を通して、コミュニティに貢献する個人を表彰することを目的としています。ブログ、講演、ポッドキャスト、動画、コード投稿、フォーラムやソーシャルチャネルでの支援など、どんな形であれ、あらゆる努力がエコシステムの強化につながります。

  • 今こそ、以下の活動を行う絶好の機会です。
    ✅ 情熱を注いでいる VMware 製品に関するブログ記事や技術解説を公開する。
    ソーシャルメディアYouTubeポッドキャストで専門知識を共有する。
    ✅ VMUG、地域のミートアップ、オンラインイベントで発表する。
    ✅ フォーラムや Discord  コミュニティで質問に答えて、仲間を支援する。
    ✅ 他の vExpert と連携し、影響力を広げる。

そして、これらの活動を行った証跡をApply for vExpertから入力・応募するわけです。特に活動はいつどこで何をどのように行ったかを詳細に記載する必要があります。これらは世界にいるvExpertを認定するスタッフが、自国の応募者だけではなく他国の応募者に対しても評価する際に必要になります。そしてブログなどでは翻訳しながら評価していくため、評価のための重要な情報源となります。

vExpertの報奨(特典)

vExpertになることで、以下の報奨を受け取ることができます。

  • VMUG Advantage サブスクリプション(1年間無料)
  • 自宅ラボで使用できる VCF または VVF ライセンス(3年間)(VCP-VCF または VCP-VVF 試験合格が条件となります)
  • 試験費用 50% 割引
  • 76 か国、1,333 名を超える vExpert とのネットワーク構築
  • VMware ビジネス ユニット リード vExpert サブプログラムへの応募機会
  • vExpert のプライベート コミュニケーション チャネルへの招待
  • カード、Web サイトなどでの vExpert ロゴ使用許可(1年間)
  • VMware および VMware パートナーによる、技術に関するプライベート ウェビナー
  • プライベート ベータ版へのアクセス(ベータ チームの参加が必要)
  • VMware Explore 前のブロガー ブリーフィングによるプライベート プレリリース
  • ブリーフィング(製品チームの参加が必要)
  • 公開vExpertオンラインディレクトリに掲載
  • Broadcom Advocacyを通じて、厳選されたVMwareおよび仮想化コンテンツにソーシャルチャネルでアクセス可能
  • VMware Explore U.S.で毎年開催されるコミュニティ・リーダーシップ・レセプションへの参加

特に VMUG Advantage サブスクリプションや VCF または VVF ライセンス(3年間)は、自宅ラボを持っている人にはとても助かる特典なので、自宅ラボを持っているまたは自宅ラボの構築を検討している場合は、vExpertになるのがお得です。

なお、VMUG Advantage メンバーになることで入手できる、

は、VMware User Group の中の有償のメンバーに対する特典でもありますので、万が一 vExpert になれなかった場合でも、VMUG Advantage メンバーになることでサブスクリプションを得ることができます。

VMUG Advantage メンバーについては以下のページを参照いただき、VMUG Advantage  がどういうもので、どんな特典があるのかなどを確認してみてください。

www.vmug.com

vExpert への応募

サイトの画面一番上にある「Get the Recognition you Deserve, Get Ready to Apply for vExpert 2026!」枠の左下に以下のボタンが表示されていますので、ここをクリックして応募画面に入ります。

APPLY FOR VEXPERT


このボタンをクリックし、次の画面でログインまたは新規応募ならアカウントを作成し、応募ページに移動します。既に vExpert サイトにログインしている場合は、この画面は出ずにプロフィールの確認ページに移ります。

f:id:imaisato:20211208080527p:plain

ログイン/アカウント作成画面

ここからが入力画面になります。より多くのことを記載できるようになりましたので、自己アピールをしっかり書いてください。どのように入力するかは画面右上に「THE VEXPERT BEST PRACTICE GUIDE」ボタンがありますので、それをクリックして参照しながら書いていきます。

THE VEXPERT BEST PRACTICE GUIDE

もちろん記入はすべて英語で書くことになります。どのような内容を書くのかというと、vExpert に応募できる「資格」、つまり基準を満たしている証跡を入力していきます。いくつか書く場所があるのでそれぞれに該当する部分だけ記入して行きます。該当しない部分は空白で構いません。

Application Form

最初は「1. Content Creation」、なにかコンテンツを作っている場合はここに記入します。ブログを書いている人はブログの URL を、本を執筆している人はその本がわかることを書きます。YouTube などで動画配信している場合も同様です。ここは昨年までは最大 3つまでしか書けない制限がありましたが、今年はテキストでのフリー入力になっていますので枠を拡大して十分書くことができます。

次に「2. Events and Speaking」、これは個人活動としてイベントのスピーカーとして登壇したりイベントの手伝いをしをした場合にはその役割などを書いていきます。自分が勤務する会社の自社イベントや社内イベントでの登壇は仕事なので評価対象になりません。また、VMware 主催のイベントでお金を出して登壇する場合も評価対象にはなりません。あくまでも個人の活動というのが重要です。ここもテキストでフリー入力になっていますので、活動内容をしっかりアピールしながら記載していきます。

次の「3. Online communities, tools, and resources」、ここはどのオンラインコミュニティに参加して活動したかを記載します。どんな活動をしたかがわかるもの、例えばステータス レベル、ポイント、またはバッジなどがあればそれを記載します。コミュニティーに対するツールを作ったりしていた場合は、そのオンラインツール、リソース、ディレクトリ、またはリポジトリをリストアップし、自分の役割も記入します。

その次の「4. VMware Programs」はVMUG のリーダーシップ、アドバイザリー・ボード、リファレンス・プログラム、カスタマー評議会、VMware Partner Network などの VMware のプログラムで自分が担務した役割を記入する場所で、ほとんどの人は該当しないと思います。

その次の「What other activities in the last year should we take into account?」はアピールの場所です。どのようなことをしてきたのかを追加で記入します。※がついているので必須項目です。

最後の「Reference」は、この活動をするうえで支援してもらった VMware 社員がいれば、そのメールアドレスを記入します。その下の「vExpert Pro」はほとんどの人が関係ありませんが、vExpert Proに相談をされた方は、忘れずに相談した vExpert Pro の方を記入します。

記入ができたらあとは確認をして、SAVEするだけです。これで締め切り後に審査が行われ、2026 年度の vExpert が決まります。今年の締め切りは 2026年1月16日の太平洋時 9時です。遅れないように申請しましょう。
SAVE が問題なく終了すると Application sent! が表示されます。これで申請は終了です。vExpert への申請は、期間内であれば何度も修正することができます。なので、追記したいことや修正したことがあれば、期間内に何度も直していきましょう。精査することで vExpert に認定される可能性は上がっていくと思います。申請した内容の修正や追記したい場合には、再度 APPLY FOR VEXPERT から入りなおして内容を直します。

Application sent!

vExpertの応募期間

実は受け付けは1年中行われているのですが、審査は年に 2 回のみ行われます。各審査期間は、15~30 日間の応募期間から始まり、この期間内に自分のコミュニティ関連の活動を詳細に記述し応募します。
最初の応募期間は 12 月から今年は 1 月16日までです。ここで受賞できなくても6月にもう一度応募期間があるので、そこまでの間に活動を増やして再応募することもできます。ただ、審査されるのは年2回しかないので、vExpertを受賞したい人は忘れずに応募に必要な活動を準備しておいてください。

コミュニティへの貢献とは?

コミュニティへの貢献とは、通常の職務範囲を超えて VMware コミュニティに大きく貢献する活動を指していて、VMUG のリーダーシップや VMUG 運営委員会への参加、ブログ、ポッドキャスト、セッションでの講演、ウェビナーの開催、書籍や記事の執筆または共同執筆、スクリプトの共有、ビデオの制作、Broadcom コミュニティやその他のコミュニティ フォーラムへの参加、Broadcom コミュニティ フォーラムのモデレーターなどが含まれています。そして、すべての製品に対してそれらの活動をしなければならないということではなく、特定のプラットフォームに特化したり、上記以外の様々な活動を行っている人もいます。私の場合は vSphere と デスクトップ製品のWorkstation Pro に特化して、いろいろと調べたり解析したりをしています。これは、VMware 社が1999年に最初に出した製品からずっと使っているからそれに愛着があるためで、他の製品にも興味はあるのですが、それは他の方にお任せして特化しているという感じです。

vExpertの応募の書き方がわからない

最初に vExpert にふさわしい活動をしたのかを記入する応募入力をします。まずAPPLY FOR VEXPERT から応募入力画面「Apply to be a vExpert」に入り、その右上にあるにはいると表示されるThe vExpert Best Practice Guideからガイドをダウンロードして読むことをお勧めします。

The vExpert Best Practice Guide

この中に応募に必要な内容が記載されていますので、まずはそれを参考にしながら記入していくようにします。すべて英語のドキュメントなのですが、応募画面への入力も英語なので。なれるために読みながら入力していくのが良いでしょう。
もし、それでも記入内容が不安な場合は、vExpert Proに連絡してアドバイスを受けることをお勧めします。vExpert Pro は vExpert 活動を支援してくれる vExpert のなかの有志で構成されていて、vExpert Pro Directory で検索することができます。そしてその中から日本の国旗の人にコンタクト取るのが良いでしょう。日本では以下の 3名の方が vExpert Pro として活動をしています。各 vExpert Pro の方の情報は、vExpert Directory でご確認ください。

Kaz IGARASHI
Masato Narishige
Go Watanabe

vExpertの評価

サイトの中の「Key Dates」に書かれていますが、2026年1月16日に応募が締め切られた後、応募者がvExpertを受賞するのに適切かどうかを応募内容を評価しながら評価者が個々に投票していきます。この評価・投票期間が終了し、Broadcomコンプライアンスがかけ承認されたらようやく 2026年の vExpert Programの対象者が決定します。

決定結果は各自登録したメールアドレスに通知されるとともに、Directoryに登録されますので、自分が vExpert になれたか否かはわかるようになります。

vExpertの証明

vExpert になると以下のようなバッジを受け取れます。以前は証明書も発行されていたのですが、Broadcom へ買収された後は発行されなくなりました。また、バッジもイメージが変わっています。

vExpert のバッジは

vExpertのバッジ

のようなもので、定められた条件のもとに使うことができます。★で囲まれている中に何年受賞したかが表示されています。

vExpert になるメリットは

vExpert になるメリットは「vExpert Program Benefits」に以下のように書かれています。

  1. 2,500 人以上の vExpert とのネットワークを構築できる。
  2. VMware 公式ビジネスユニット主導の vExpert サブプログラムに応募できる
  3. プライベート Discord チャンネルに招待され参加ができる
  4. vExpertのロゴをカードやウェブサイトなどで1年間使用できる
  5. 様々なVMwareパートナーからの限定ギフトを入手できる機会がある
  6. NFRだけでなく、VMwareパートナーとのプライベートウェビナーへの参加
  7. プライベートベータへのアクセス(ベータチームへの登録が必要)
  8. ホームラボやクラウドプロバイダー向けに、ほとんどの製品の365日間の評価版ライセンスを提供
  9. VMware Explore の前に行われるブロガー ブリーフィングを通じたプライベート プレローンチ ブリーフィング(製品チームの許可が必要)
  10. 公開されたvExpertオンライン・ディレクトリに名前が掲載される
  11. お客様のソーシャル・チャネル向けに用意されたVMwareおよび仮想化コンテンツへのアクセス
  12. VMware Explore のイベントでの毎年の vExpert パーティへの参加

このようにいろいろあるのですが、やはり個人として VMware 製品の啓もう活動に必要になるのは個人で使えるライセンスがあること。なので、上のメリットの中の 9. が一番のメリットになるかなと思います。

vExpert の分布は?

日本にいる vExpert はどういう組織に分布しているかが気になるかと思いますので、今年の vExpert 2025 57名の所属を調べてみました。ソースは vExpert サイトにある Directory で、だれでもアクセスして情報を見ることが出来ます。

所属 人数
Broadcom 9
SB C&S Corp. 9
TechVan Co., Ltd. 4
Networld Corpration 3
Other 3
Central Tanshi FX co., ltd. 2
Dell Technologies 2
FUJITSU LIMITED 2
JGC Corporation 2
Net One Systems Co., Ltd. 2
Amazon Web Services Japan 1
BIGLOBE Inc. 1
Cisco Systems 1
Classmethod, Inc. 1
DMM.com LLC 1
Fuji Electric IT Center Co.,Ltd 1
Fujisoft.inc 1
Google Cloud Japan 1
Mannari hospital 1
Meiji Yasuda System Technology Company Limited 1
Net One Systems 1
NTT DATA Corporation 1
NTT DOCOMO, INC. 1
Nutanix 1
PERSOL CROSS TECHNOLOGY CO., LTD. 1
Red Hat Japan 1
Seijo University 1
SoftBank Corp. 1
TIS Inc. 1
総合計 57

以前は富士ソフト株式会社がダントツだったのですが、今年は VMware 製品の会社の Broadcom が SB C&S と並んでトップになっていました。順位の下から2番目の SoftBank の方もグループとして入れるとソフトバンクグループがトップですが、社員が仕事でやった活動も評価察るようになったから、このような結果になってきたのでしょうね。また、ここで順位が下がったり無くなったりしているところは、vExpert の人が居なくなった組織だということですが、それがその所属組織の VMware 製品に対する扱いが変わったのかなどは、ここからはわかりません。ただ、vExpert になれるような「人」が居なくなったということだけは知ることが出来ます。

次に受賞回数での分布です。

受賞回数

このグラフを見る限り、7回(2019年~)と3回(2023年~)が多いことがわかります。何かここで増えた理由がわかると面白いので、ちょっと考えてみました。

2019年はCarbon Black・Avi Networksを買収していて、VMware Tanzuポートフォリオが発表されています。でも、2019の受賞は前年の2018年の話なので、VMware Cloud on AWSが日本で提供開始くらいしか思いつきません。(後、自分が居た最後の年でもあるとか。。。。関係ありませんが(笑))、また2023年だと前年の2022年の活動になるので、こちらもBroadcomVMware買収すると発表のあった年で、それ以外は目新しいことはない。なので、何が大幅に増えたきっかけになったのか、ちょっと気になるところです。

vExpert の話をもっと聞きたいなら=>VMUGへ

vExpert になっている人の多くは VMUG (VMware User Group) に参加している人が多いので、もし vExpert についてもう少し情報が欲しいという場合、まず VMUG に参加しその中にあるコミュニティで聞いてみるのもよいかもしれません。

VMUG 会員には 2つのタイプがあり、一般会員は無料で誰でもなれます。そのため、まずは vExpert の方とコミュニケーションしたいということであれば VMUG の一般会員に入り、Japan VMUG コミュニティに入ることからスタートするのが良いかもしれません。

なお残念ながら vExpert の Criteria に満たない場合は、次年度に向けていろいろ活動をしておくようにしてください。アピールできる活動が増えれば増えるほど、vExpert 受賞が近づいてきます。

ひとりごと

私自身多くの人が vExpert いなれるように支援する vExpert Pro とかにも興味はあるのですが、何分今は IT の仕事にはついていないので、このまま現状維持になりそうだということと、今年もとりあえず応募はしてみるのですが、受賞できなければここで本気にITから引退・・・とかでもよいのかなと思っています。日本の場合は年齢バリアがあるため、私の周りでも多くの「プロフェッショナル」な技術者が引退しています。これ、ITだけではなく多くのテクノロジー分野で起きていることで、その技術がどのように生まれてきてどのようにやってきたから今このようになっているんだということを知っている、そしてその経過の技術を持ち合わせている人たちがいなくなっていっています。これとても怖いことで、基礎技術や様々な知見やノウハウが失われて行っているということで、つまり「ロストテクノロジー」化してしまい、応用技術やそれの上で出来ているテクノロジーがある日突然何もできなくなるということを招くことになるかなと思ってます。日本で深海探査艇を作れなくなってしまったのもロストテクノロジーの影響、日本古来の匠の技もロストテクノロジーになりつつあります。また、年齢バリアによって人を切ることで労働力の減少を招いているわけで、そういうのを変えていかない限り、ITを含む日本のテクノロジーは発展していかないんじゃないのと、再起は特に感じるように思います。本当は底力あるのにもったいないですね日本。

VMware vSphere ベースのクラウドへ移行と利用を考えるときのメモ

この10月でIT業界から引退して、次の何かにチャレンジしようとしているのですが、とりあえずIT分野で数年前からクラウド関係の仕事をしており、それらの記憶が薄れる前にメモとしてこの記事を書いてみました。

最近のクラウドサービスはいろいろなものが出ていますが、コンピュートリソースに関するものは大きく分けて AWSGoogle Cloudのような Linux KVM ベースのクラウドと、WIndows Hyper-Vベースのクラウド、 そしておなじみの VMware vSphere ベースのパブリッククラウド及びベアメタルクラウドの 3つがあります。その中で vExpert としては VMware vSphere のクラウドサービスについて、クラウドサービスプロバイダーごとにどんな特徴があるのかをちょっと調べてみました。 

VMware Cloud

VMware vSphere ベースのクラウドサービスプロバイダーはどういうのがあるの?

VMware vSphere ベースのクラウドは自社データセンターの中に展開した vSphere のリソースを切り出し利用者に提供(貸し出す)方式、利用者専有の物理サーバーを用意してそれを利用者に貸し出す方式とあります。そして後者の場合は利用者占有のサーバー自体の管理も一部制限はありますが利用者に開放している方式と、利用者占有のサーバーはクラウドサービスベンダーが管理して、ハイパーバイザー上の環境のあるレベルから利用者に貸し出す方式(マネージドサービスですね)とに分かれています。

vSphere のリソースを切り出し利用者に提供(貸し出す)方式をとっているクラウドサービスプロバイダーはどこ?

以前は多くのクラウドサービスプロバイダーがこの方式を採用し利用者に提供していましたが、現在はだいぶ少なくなってきています。今この方式をとっている代表的クラウドサービスプロバイダーとして、いくつか名前を挙げてみます。(もちろんほかにもありますが、全部調べるのは難儀なので、VMware vSphere ライセンスのトラブル時に名前の出ていた代表的なものをあげました。)

などがあります。

これらの特長としては、オンプレミスのようにハードウエアやファシリティーを所有することなく、またクラウドに移行してもクラウドサービスプロバイダー側で用意する決められた仕様の物理ハードウエアによる無駄などの心配することなく、必要なリソースを必要な時に必要な分だけ利用できる、パブリッククラウドのような柔軟な利用形態になっているところです。これは将来的にクラウドに移りたいけれど vSphere ベースが慣れているのでそのままであれば助かるというような用途に向いています。ただし他の利用者のリソースと共有する環境上で区分けされた自分のリソースを使うわけで、その環境を使う際の仕様に合わせてオンプレミスで動かしてきた仮想マシンの設定などを変える必要も出てきます。この辺りはオンプレミスではなく、そしてリソースを占有しているわけではないので仕方がないところです。

利用者専有の vSphere が動く物理サーバーを用意し貸し出す方式(ベアメタル)をとっているクラウドサービスプロバイダーはどこ?

これはメガクラウドと呼ばれる外資クラウドサービスプロバイダーが提供をしています。上記のvSphere のリソースを切り出し利用者に提供(貸し出す)方式を提供しているクラウドサービスプロバイダーも提供している場合があります。

外資クラウドサービスプロバイダーで提供をしているのは、

などがあります。これらの外資クラウドサービスプロバイダーは VMware と密に連携しながらサービスを提供しているので、VMware のサイトにもサービスが掲載されてたりしています。

同じようなサービスは日本のクラウドサービスプロバイダーでも提供はしているのですが、vSphere のリソースを切り出し利用者に提供(貸し出す)方式と同じ名称でオプションのような位置づけになっているのが多いようです。例えば

などです。

なお、この専有にはもう一つの形があり、利用者のデータセンターに物理サーバーを配置してしまうサービスというものもあります。これは

意外にVMware vSphere ベースのクラウドは色々なサービスが提供されているというのがわかるかと思います。

クラウド移行の選択肢は?

クラウドを利用したことのない場合、クラウドをどのように使えばよいのかから考えなければならないのですが、実はシンプルに考えるとその回答が見えてきます。

例えば、システムの大幅な見直しまでは考えていない場合、下図のレガシーなシステムというのがクラウド移行の選択先になります。システムの基本的な設計をいじらないのに、いきなりクラウドネイティブに移行することはできません。どんなに頑張ってもIaaSへの移行が関の山です。また、VMware vSphere に依存してしまう場合は IaaS までに行けず(富士通の FJcloud-V は、一応 VMware vSphere ベースの IaaS なのですが。)、その下のVMware ベアメタルサービスである VMware vSphere ベースのクラウド 移行する形になります。ここ、真ん中のベルトのように業務システムだけではなくエンドの利用者まで含めて全体を見直す「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を実施しながらシステムも見直すということをしない限り、モダンアプリケーション&クラウドネイティブにいくことは困難です。

クラウド移行の選択肢

ようするに、 VMware vSphere ベースのクラウドを使うということは、AWS が提唱している 7R の下から3番目の「Relocate」しているだけで、この Relocate はもっと簡単に言うと、オンプレミスでのハードウエアリプレースの際の新しいハードウエアに移行しているだけと同じということになります。なにもかわらない、何も変えないが、 VMware vSphere ベースのクラウドへの移行の基本です。

オンプレミスの VMware vSphere そのままクラウドに移行するときの注意点は?

VMware vSphere ベースのクラウドに移行する際に SIer が良く使う言葉として以下のようなことを聞くことがあります。

  • 簡単に移行できます。
  • オンプレミスとシームレスにつないで使えます。
  • オンプレミスと同じ運用方法ができます。
  • オンプレミスと同じツールがそのまま使えるので運用を大きく変える必要がありません。

これらは非常に魅力的な言葉なのですが、裏を返せばオンプレミスのセキュリティレベルでパブリッククラウドVMware vSphere環境を持って行ってしまうということで、オンプレミスでのセキュリティ対策や VMware vSphere システムへのアップグレード、アップデート適用の仕方、そして管理者権限の取り扱いなどもそのままクラウドにもっていくということになります。この辺り、VMConAWSや富士通IIJ、NTTどこもビジネスなど VMwareSphere のリソースを切り出し利用者に提供する方式の場合は、それぞれ提供元の用意するセキュアな管理者アカウントを利用することができましたが、VMware vSphere ベアメタル  Cloudサービスの場合、そのようなサービスがありません。つまりユーザーが契約したVMware vSphere ベアメタル  Cloudサービス環境の管理者権限がユーザー責任となるため、クラウドサービスプロバイダーが提供するセキュリティ機能をフル活用して、自分たちのVMware vSphere ベアメタル  Cloud環境を守るしかありません。ここ、VMware vSphere ベアメタル  Cloudサービスへ移行する際の一番重要な部分になります。このセキュリティ設計を怠ると、場合によっては自分たちの管理する VMware vSphere ベアメタル  Cloud環境の特権レベルが侵害される恐れが出てくるとともに、侵害された環境の情報漏洩や、仮想マシンを全て勝手に暗号化されて身代金を請求されるなどの被害を受ける可能性も出てきます。そして、バックアップ設計も同じ環境内に同じようなセキュリティレベルでしてしまった場合、バックアップまでも侵害されてシステムを復旧することが困難な状態に陥る恐れもあります。そのため、オンプレミスの VMware vSphere 環境をそのままクラウドに移行する場合には、クラウドベンダーの用意しているベストプラクティスに従い、VMware vSphere ベアメタル  Cloud環境のクラウド環境のセキュリティ設計をしっかり行うことが肝要です。

以下は代表的なクラウドサービスプロバイダーの提供する、VMware vSphere ベアメタル  Cloud環境のセキュリティ設定の情報になります。各社アイデンティティを使用した認証、ポリシーを利用したアクセス管理、そしてクラウドサービスプロバイダーのIAMとの連携の仕方などを情報として提供しているので、これらをしっかり把握し、侵害されない環境にすることが大切です。

もちろん、VCF を使用してオンプレミスの VMware vSphere とハイブリッドクラウドを構成する場合は、オンプレミスで使用していた VMware vSphere 環境のアカウントを含むセキュリティの見直しも必要です。
vSphere 8.0 のセキュリティ

vSphere 7.0 のセキュリティ

また、それでもやられてしまった場合は復旧を考えなければならないですが、これは一般的なディザスタからのリカバリーの考え方と同じで、いつまでにシステムを復旧させるか(RTO (Recovery Time Objective))、どの時点まで復旧させるか(RPO (Recovery Point Objective))、どのレベルまでシステムを復旧させて業務を再開するか(RLO (Recovery Level Objective))を明確にし、それに基づいてシステムのバックアップを用意したりしていきます。クラウドの場合はセキュリティ侵害で同じ環境にあるバックアップもやられてしまう可能性もあるため、1代限りのバックアップだけではなく、バックアップの置き場所も運用している環境と切り離したところに置くなどの計画が必要です。

バックアップの考え方

そうすることで、万が一現在運用している環境が侵害されて使えなくなっても、別途同じような環境を用意することで、そちらにバックアップを戻して復旧を進めていくなどが出きるようになります。参照系と更新系も分けておけば、被害からの復旧もそれぞれ分けて考えることができるようになり、業務システムの復旧を速めていくこともできるようになります。

クラウドに移行するということは?

今回はあくまでも VMware vSphere ベースのクラウドへの移行の「さわり」を書きましたが、VMware vSphere ベースのクラウド移行はあくまでも「一時的避難」であり、本当のDXを実現したいのであれば、VMware vSphere ベースのクラウドへ移行して作れた時間を活用し、このままクラウド上のVMware vSphere環境を使い続けるのが良いのか、それともクラウドネイティブに移行するのが良いのかなどを、組織のデジタルトランスフォーメーションの進め方に合わせて選択してく必要があると思います。特にオンプレミスで稼働していた仮想マシン型のサーバーは、物理サーバー時代の設計思想のままというのが多いので、まずはそこを見直ししてリソースを無駄に使わないシステム構成に設計変更していく必要がありますし、データーへのアクセスもオンプレミスでは性能とコストの面でどうしても同じサーバーの中にすべてのデータを入れて処理をするということも多かったはずですが、これらも分散して処理する形にしアクセスをシンプルに変えることによるパフォーマンス向上なども考えることができます。またオートスケールやディザスタ対応などを考え、リードオンリー用途とリードライト用途のフロントを分ける設計にしたり、複数のクラウドベンダーにシステム分散して、どちらかのクラウドサービスがダウンしてもサービスが継続できるようにする、またはクラウドベンダーの過去の障害復旧時間を参考にしその時間内はサービスの一部提供が耐えられるようにするなども、業務システムによっては考慮していくことが必要です。特に最近クラウドサービスプロバイダー同士でマルチクラウドを形成するのに必要なサービスを連携して用意したりしているので、それらをうまく活用していくことも大切です。

どのように既存のシステムをクラウドに移行する?

クラウドをフルに活用したITシステムに移行するためには、考えなければならないことや、やらなければならないことが多々あります。それらをエンドの業務も含めてしっかり見直して、VMware vSphere ベースの得意部分と各クラウドサービスプロバイダーが提供するクラウドネイティブの得意部分を組み合わせた、最適なクラウド利用をしていくようにすることが、今後は必要になってくるかなと思います。この辺り、システムをどのように変えていくかがわかるように、その流れのイメージを簡単に図にしてみました。

モダナイゼーションの流れ

その他の重要な点として、クラウドを利用するということは、サービスを使ったらその分常にお金を払い続けるということなので、どのように支出を減らすかも重要な点になります。そこはオンプレミスで稼働していたシステムを分析し、業務での使われ方を十分把握して、例えばリクエストの回数を減らすようにする、ネットワークのトラフィックを減らすようにする、データのサイズをコストメリットが出る最大にするなど、既存のオンプレミスでのシステム設計とは違う観点での設計が必要になります。ここ、クラウドでのコストを減らすための一番重要な点になりますので、ITサイトや記事などでやたら出てくる「クラウドにしたらコスト増で大変な目にあったから、オンプレミスに戻すことを検討」なんて言っているところは、こういう視点での検討をしなかった失敗例と考えて気にしないことが大切です。そして、これらの要因を検討してどうしてもコスト削減できない部分が出てきたら、それは最終的にオンプレミスに存置するという形も出てくるかもしれませんが、まずはシステムを見直さない限りクラウドでのメリットを見出すことはできないということ、VMware vSphere 上でシステムに慣れてきたIT技術者は、視点を変える必要があると思います。

またもう一つ考えなければならない点、例えば Oracle データベースを使っているから Oracle Cloud を使い、そこのサービスの OCVS に VMware vSphere 環境を移行すると安易に考えないことです。要するに自社の業務システムでどのような機能を使っていて、その機能をサービスとして多く提供しているのはどのクラウドなのかということも併せて考えることが重要です。つまり、最初は一時的移行だからと「安い」とか「パフォーマンスが良い」という言葉に釣られ、そのクラウドにある VMware vSphere ベースのクラウドサービスに移行したとします。しかし、その先のモダンアプリケーションへ移行をする場合、業務システムに必要なサービスがクラウドネイティブサービスとして提供されていなかった場合、結局は VMware vSphere ベースのクラウドサービス上に仮想マシンとして存置せざるを得ない、またはクラウドサービスプロバイダー上の仮想マシン型の IaaS に同じものを作らなければならないなど、結局はリソースの無駄遣いの選択をしなければならなくなります。そうならないためにも、しっかりと業務分析をしそれに必要な機能を明確にし、そしてその機能をコストを下げられる形でクラウドネイティブなサービスで提供しているクラウドサービスプロバイダーを選択、最後にそのクラウドサービスプロバイダーが提供している  VMware vSphere ベースのクラウドサービスに一時移行するというのが適切つまりベストプラクティスになると思います。

どのクラウドサービスプロバイダーを選択する?

例えば Oracle データベースを使っているから Oracle CLoud の OCVS を使うような感じで選択するのではなく、この場合では自社のシステム全体で考えた時の Oracle データベースを使用している比率が高い、Oracle データベースのパフォーマンスやレスポンスについて厳格な要件があるなど制約がある場合は Oracle CLoud の OCVS を選択するということもありますが、そこまで要件が厳しくない場合は、先に紹介したような、AWSならOracle Database@AWSを、Google Cloud ならOracle Database@Google Cloud、AzureならOracle Database@Azureなどを使うという選択肢もあると思います。また、社内システムの分析結果 AWS の提供している多くのサービスが利用でき適していると判断できる時には Amazon EVS を選択する、社内の多くの業務が Google Workspace ベースだったり、既にビッグデータの分析などで Google Cloud を利用しているのであれば、Google Cloud の GCVEを、Windows ベースのシステムが多く MIcrosoft 製品が多い、そしてそれらのライセンスコストをどうにかしたいというのが主であれば Microsof Azure の AVS を選ぶなど、クラウドジャーニーを考えながら移行先を選択することが重要かと思います。特にマルチクラウドを志向する場合は、相互に高速接続ができるアマゾンとグーグルの高速接続サービス利用を考え、これら2社のサービスが自社の業務システムの分析結果に合致しているかを含めて検討してみるのもよいかもしれません。

兎に角、クラウドへ移行するということは、その先そのクラウド運命共同体になる可能性があるということなので、安易に選択するのではなく、自社の状況をしっかり考えて、可能であればクラウドサービスプロバイダー間を移っても業務システムを大きく変えることなく移行できるようなデザインに変えていくということも必要かなと思います。

今回の記事のあとがき

今回の記事は久しぶりに書いたので、だいぶ端折ったりしている部分が多いのですが、オンプレミスの VMware vSphere のクラウドへの移行は、簡単に見えても考慮して設計しなおさなければならない部分も多々あります。この記事がそれらについてすこしでも考えるきっかけになり、クラウド移行の際のに少しでも役に立てれば良いかなと思い書いています。なので、詳細は各クラウドサービスプロバイダーの提供するベストプラクティスやドキュメントを熟読し、もし SIer に依頼をしているのであれば、十分な検討とクラウド移行に際してのセキュリティに関する各種変更も行うなど指導しながら、クラウドへの移行を進めるようにしましょう。そして、Mware vSphere ベアメタル  Cloudサービスはあくまでも「一時的な環境」と割り切り、クラウドネイティブへの移行も併せて検討していくことをお勧めします。

ここからはちょっと独り言

あと、もしクラウドへの移行の検討する必要がない、またはクラウド移行したく無いならば、無理してクラウドマイグレーションしなくても良いかなとも思います。オンプレミスでVCFでずっと行くという選択肢もあるかなと。クラウドクラウドサービスプロバイダーにインフラを抑えられるということなので、そこに支払うお金はクラウドサービスプロバイダー次第になります。なので、クラウドネイティブにして常にコストを考えながら運用をしていかなければならなくなるので、VCF & 自分達で全て管理できるのであれば、オンプレミス存置も悪く無い選択肢だとおもいます。これ、内製していたシステムを外部のSIerに依頼することで、当初はコストダウンできたけれど、ずっとそれを続けて来た結果、SIer に依存せざるを得ない状態になり、システムの進化が止まっているのにも関わらず、外注コストは実は社員採用してやるよりもどんどん増加しているということと同じ結果になるように感じます。なので、自分達で出来ることはオンプレミスで、出来ないことや特化したことはクラウドをという使い方、あると思っています。これ、なんでもSIer使うのでは無く、自分達で出来ることは自分達でやる事で、俊敏性や融通の利くシステム開発および保守・運用に、そして自分達で今は出来ない部分はその部分の「専門家」にノウハウ伝授含めて外部依頼する、またシステム開発でも本当に人手が必要なら部分だけ外注化し、設計やコントロールは自分達でやるなどしていくようにしないと、適切なにはならないかなとも思います。あくまでも独り言・・・・ですが。

ITから離れて個人的にやっていることをちょっと。今は還暦を迎えて始めた 3D CAD と 3D プリントで、ここまでのものが作れるようになりました。なんでも始めると深く探求し極めようとする自分が、ここでも発揮されているように思います。(笑)

京王帝都井の頭線 3000系たち

この展示物は全て私がデザインと出力したものを、仲間と一緒に組み立てたもので、今月号の鉄道模型趣味雑誌にも掲載されています。1999年から VMware 製品とともに歩んできて、そして日本のクラウドサービスプロバイダーや外資系のクラウドサービスプロバイダー、そして中の人になって変えていくことを考えず現状を踏襲するだけで顧客へサービスを提供する幻滅した SIer などいろいろな経験をしてきた IT から転身し、こういう方向に進んでいくのも楽しいものですね。

VMware Workstation Player をウインドウで開くには

以前の VMware Workstation Player では、起動時に必ずフルスクリーンになってしまったのですが、現在の VMware Workstation Player ではウインドウで表示できるようになっていますので、ご紹介します。

VMware Workstation Player の不便だったところ

以前は VMware Workstation Pro が有償版しかなく、個人で検証したり一時利用したりする場合には、VMware Workstation Player を使っていたと思います。私の場合はいろいろな検証作業を行ったりすることがあるのですが、その時にシンプルに仮想マシン 1台だけをウインドウモードで使いたいときがあり、他の仮想マシンを気にせずさっと起動してササっと終わらせる使い方には、 VMware Workstation Player はとても便利でした。

ただ、この VMware Workstation Player は仮想マシンを 1台しか扱うことが出来ないのは良いのですが、仮想マシンを起動するときは常にフルスクリーンで起動する点が使いにくく、VMware Workstation Pro の設定を見ながらいろいろな設定を追加・修正したりしたのですがウインドウモードで起動することが出来ず、毎回画面右上のボタンを押してフルスクリーンからウインドウモードする必要がありました。

「そんな面倒なことをせずに、無償になったVMware Workstation Pro  を使えばいいんじゃない?」

ということもあるのですが、ここは VMware Workstation Player に拘ってどうしてもウインドウモードで使える方法は無いかと探していたのですが、ひょんなことからその解決策を見つけられたのでご紹介します。

仮想マシン起動時の画面サイズ

VMware Workstation Pro / VMware Workstation Player の起動時の画面設定は、.vmx ファイルの中に以下の記述があり、これに従って起動時の表示が決まるのですが、VMware Workstation Player では先に説明した通りフルスクリーンになった後に右上の元に戻すボタンを押さないとウインドウモードにはなりませんでした。

ボタン(真ん中のを押すことでウインドウモードに)

例えば、起動時の画面表示サイズについて、.vmx では以下の太字のパラメータで定義されています。

svga.maxWidth = "1536"
svga.maxHeight = "2048"

そして、起動時の画面の状態は以下のパラメータに定義されています。

svga.autodetect = "FALSE"

ただ、この parameter について、VMware Workstation Pro を参考にしながらウインドウで開くように設定をしても、古い VMware Workstation Player では機能しませんでしたが、最新の VMware Workstation Player 17.6.2 build-24409262 では、別のパラメータが追加されて機能するようになっています。

今までの VMware Workstation Pro / Player の動作は

VMware Workstation Pro では、以下の仮想マシン設定から簡単に変更できます。

オプションでの設定

この画面の「オプション」タブの中の「パワー」にある「パワー オプション」で、「パワーオン後にフル スクリーン モードで起動」をチェックを外すと、以下の設定が追加されてウインドウで起動するようになります。この設定は以下のパラメータが追加されることで有効になります。

svga.autodetect = "FALSE"

ただ、以前の VMware Workstation Player では、この「パワーオン後にフル スクリーン モードで起動」が存在しなかったため、フルスクリーンモードでしか起動することが出来ず、また上記パラメーターを手作業で有効にしても、フルスクリーンモードを解除することが出来ませんでした。

最新の VMware Workstation Pro / Player の動作は

現在提供されている VMware Workstation Player では、 VMware Workstation Pro にあった「パワーオン後にフル スクリーン モードで起動」が追加されています。そのため、.vmxファイルを弄ることなく仮想マシンをウインドウモードで起動できるようになりました。

追加された起動時の画面モード設定

この辺りは仕様変更があったようで、以前はフルスクリーンモードとウインドウモードの切り替えには svga.autodetect のパラメータが使用されていたのですがこれが使われなくなり、新たに gui.viewModeAtPowerOn のパラメータが追加されています。これの値が「fullscreen」だとフルスクリーンで仮想マシンが起動し、「windowed」だとウインドウモードで起動するようになっています。そして、以前の svga.autodetect パラメーターは互換のために残っているようですが、一度起動時の画面モードを変更すると gui.viewModeAtPowerOn の値に変るようです。

gui.viewModeAtPowerOn の値の設定は、以下の 2パターンが今はあるようです。

gui.viewModeAtPowerOn = "fullscreen"

gui.viewModeAtPowerOn = "windowed"

また、以下の 2つのパラメーターは存在はするのですが機能しなくなっているように見えます。

gui.lastPoweredViewMode = "fullscreen" <=何をしても値が変わらない

svga.autodetect = "FALSE"  <=今回変わったと思われるパラメーター
これらのパラメーターについて内部を分析しているわけではないので詳細は不明ですが、多分互換性のために今は残しているだけでそのうちに消えるかもしれません。

 

商用利用も無償化 VMware Workstation / VMware Fusion を活用しませんか

本記事は、「vExperts Advent Calendar 2024」の最終日用として書いた記事です。
クラウド絡みの仕事が多忙で、だいぶブログの方がおろそかになってしまっていましたが、私のいつものネタの一つ、PCなどで利用できる VMware の Desktop Hypervisor である VMware Workstation / VMware Fusion についての現状を、今回は書いてみたいと思います。

VMware Workstation / VMware Fusion の無償化

今年の5月にBroadcom社は、VMware Workstation / VMware Fusion の個人利用に関しての無償化をしました。その際に以下のようなアナウンスが行われています。

blogs.vmware.com

5月時点の変更点

この時の変更での大きな点は、個人が使う場合(非営利利用)には VMware Workstation Pro  / VMware Fusion Pro を無償で使えるようになったことが大きいのですが、それに合わせて単体で提供されていた VMware Workstation Player と VMware Fusion Player の単体提供が廃止されました。そもそもこの廃止された 2つは VMware Workstation Pro  / VMware Fusion Pro を機能制限して無償提供していたものなので、単独提供が終了しても個人ユーザーにはその上位の VMware Workstation Pro  / VMware Fusion Pro への無償アップグレードが用意されたのでそれが使えるのと、それらをインストールすれば VMware Workstation Player  もインストールされるので影響は全くなかったわけです。VMware Fusion Player は開発終了なのでインストールはされませんが、上位エディションの VMware Fusion Pro になるので、こちらも問題無しでした。

商用利用が無償になる前のバージョン情報の表示(個人利用)

商用利用も無償になってからのバージョン情報表示

しかし、これらの製品を商用利用をしているユーザーにとっては別の話で、今までは企業内で使用する場合には VMware Workstation Player / VMware Fusion Player の有償ライセンスを購入する必要がありましたが、これが新しい VMware Workstation Pro / VMware Fusion Pro のサブスクリプションを購入する形に変更されています。

既存の VMware Workstation Player 17 / VMware Fusion Player 13 を使い続けている場合は、それらの EOL および EOGS までは、上位エディションの VMware Workstation Pro 17 / VMware Fusion Pro 13 のサポートとして受けられる形なのですが、新規に購入した場合 Broadcom からサブスクリプションを購入の上、VMware Workstation Pro / VMware Fusion Pro のインストールまたは初回起動時に、そのライセンスを登録する必要がありました。このサブスクリプションBroadcom のパートナーから購入する場合はパートナー提示の価格が適用されたのですが、それ以外では直接 Broadcomオンラインストアから年間 120ドルで購入するようになりました。

この辺りを整理すると以下のようになりました。

5月時点の VMware Workstation Player + Fusion Player の移行パターン

この5月の時点では、VMware の Desktop Hypervisor は個人利用の無償版と商用利用可能な有償の2つがあるので、それらについては以下のようにアナウンスされています。

現在の製品 移行先

Workstation Player (個人利用)

Workstation Pro を Broadcom サイトからダウンロードとインストール。その際に Workstation Player もインストールされるため、再インストール以外変更は不要。

Fusion Player(個人利用)

Fusion を 13.5.2 にアップデートの上、ライセンス キー ファイルを削除。これにより、Fusion Pro の機能が追加キーを入れることなく利用可能になる

https://knowledge.broadcom.com/external/article?articleNumber=367660

商用ライセンスの Workstation Player 17 および Fusion Player 13

有償で購入したライセンスキーはそのまま継続利用可能。ただし、Workstation Pro 17 および Fusion Pro 13 へのアップグレード推奨

※上図は「VMware Workstation Pro: Now Available Free for Personal Use」から引用

このように、VMwareBroadcom に買収された後の大変動にたいする VMware  Desktop Hypervisor への影響は、個人などの非営利ユーザーにはメリットあるものになりましたが、企業など有償でライセンスを買っていた場合は にも影響があったわけです。

11月時点の変更点

ところが Broadcom はこの 11月11日から VMware Desktop Hypervisor の扱いを大きく変えました。製品を Player と Pro から Pro 一本化、そして個人利用無償・商用利用有償の4つに変えたものを再度変更し、商用、教育、個人ユーザーを問わず、すべてのユーザーに無料で提供することになりました。これ、VMware の Desktop Hypervisor ユーザーにとっては朗報です。

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この影響は、非営利利用の個人ユーザーには全く影響がないのですが、商用利用としてサブスクリプションを購入していた企業や団体では、これらを利用する際のコストが不要になるというメリットが生まれました。これにより、パートナー経由で購入していた有償版や、Broadcomオンラインストアでの購入は一切できなくなっています。(オンラインストアの当該ページは閉鎖されました。)

この影響として一番大きいのは、前回変更の5月からこの11月までの間に有償ライセンスを購入したユーザーで、サブスクリプションで購入した残りの期間は「無駄」になることになります。ただ、完全に「無駄」になるのではなく、サブスクリプションについてはサポートがついていますので、そのサブスクリプション期間が残っている間、サポートポータル経由でのサポートを継続して受けることが出来ます。

ここで、「そのサブスクリプション期間が残っている間、サポートポータル経由でのサポートを継続して受けることが出来ます。」と書いた理由は、今回のライセンスの変更によって商用、教育、個人ユーザーを問わず、すべてのユーザーに無料で提供する代わりに、サポートについては自らコミュニティなどを使って解決してねという形になった点です。つまり、メーカーのサポートは一切なくなるということになります。

今後のサポートについて

この件ですが、BroadcomVMware Desktop Hypervisor チームによるサポートが無くなるということは意外と大きく、もし VMware Workstation Pro や VMware Fusion Pro 自体に不具合があってトラブルが発生しても、それに対する VMware からのサポートは無いということになります。VMware が気付いて修正し、次のバージョンで不具合修正版を提供するということが無い限り、問題は修正されないという状況になることが予測されるわけです。Broadcom では「The Free Tier Support Model」(無料サポートモデル)と呼んでいますが、以下のいずれかを利用して自力で問題を解決していく必要が出てきます。

また、このように変わったことで、VMware Desktop Hypervisor の更新サイクルも遅くなるのではないかという懸念もあります。今までは新しいハードウエアや OS が登場すると直ぐにバージョンアップして対応をしていましたが、そのタイミングも遅くなるかもしれませんし、もしかしたら対応外になるハードウエアや OS も出てくるかもしれません。 

VMware Workstation / VMware Fusion の入手先と入手方法

Broadcom のアカウントを作成している場合、そのまま製品ダウンロードページから必要な製品をダウンロード出来ます。VMware Workspation Pro の場合は 15 以降が、VMware Fusion Pro の場合は 11 以降が入手できます。

VMware Workstation Pro Products Download

VMware Fusion Pro Product Download

ダウンロード後は、手順に従いインストールするだけで利用できるようになります。

おまけ:仮想マシンが起動しなくなった時

実は上記キャプチャ画面の 2つの VMware Workstation Pro で、商用利用有償の「17.6.1 build-24319023」からアップグレードで商用利用無償版の「17.6.2 build-24409262」にした際、仮想マシンに行っては以下のメッセージが出て仮想マシンが起動できなくなる場合がありました。

仮想パフォーマンス カウンタは、機能しているカウンタを少なくとも 1 つ使用する必要があります。のエラー

これは以前も発生していた問題で、

という条件に合致する場合に発生すると、以前の KB に出ていました。それがバージョンアップで解消されてトラブルも発生せずに使えていたのですが、その現象が再発してしまったようです。なので、この状態になって仮想マシンが起動できなくなった場合は、以下の Article ID: 315647 を参考にして対応をしてみてください。

vPMCs are not supported by VMware Fusion on macOS Big Sur or VMware Workstation with Hyper-V