自然の赴くままに・そのときの 気分次第で・なんとなく

興味を持ったことを、なんとなく気の向くまま書いています。

ESXi Arm Edition v1.2 でどこまでできるか「vSphere沼にハマっておぼれてみた」

VMware vSphere 7 の Arm Edition、どんどん更新されて今は ESXi Arm Edition v1.2。毎回アップグレードしているけれど、少しづつ良くなってきています。そこで、最新の 1.2 をレポート。

ESXi Arm Edition のおさらい

2018年に VMworld で初めて公開されたESXi Arm Edition、その後情報は時々見るけれどイメージを入手しテストはできるのかなと探していましたが、個人のところでは見つけることができずにいました。そうしたら今年いきなりRaspberry Pi 4で動くESXi Arm Edition が Flings | VMware Flingsから入手できるようになり、急ぎ Raspberry Pi 4 を手配するとともにイメージをダウンロードしました。

ESXi Arm Editionはその名の通り、Intel Platformで動いている ESXi を Arm Platform 上で動かすためのもので、Apple も Armベースの M1 に PC を移行させているように、最近 Arm 界隈はホットです。そして、物理ホストの仮想化については一段落の感があり、またクラウドへの移行が進みつつあるという中、残された仮想化の場所はクラウドに持っていくことができないエッジの部分になってくるわけで、そのエッジの部分に高価な Intel Platform の ESXi を配置せず、安価な Arm Platform をと検討するのは自然の流れのように思います。実際にそれらエッジ用途では組み込みの機器として Arm Platformが使われていることも多く、その部分は昔ながらのレガシーな仕組み、つまりハードウエアの上にOSを入れて、その上にアプリケーションを実装するという形のまま進んでいて、エッジの装置に何かあれば、現地で同じような作業をして実装しなおすことがまだまだ必要です。でも、その部分もハードウエアとOS以上を分離して抽象化してしまえば、それらの機器管理も運用も仮想マシンで対応していけば良くなるので、物理直接より楽になるかもしれません。例えばHAを組んでおき、トラブル時にはライブマイグレーションして継続運用するとか、メンテナンスも現地行かずに仮想マシンで検証した後、リモートで現地の仮想マシンと一気に入れ替えるなど、いろいろなことが考えられるようにあると思います。これ、もしESXi Arm Edition が出てくるようになったら、サーバーの仮想化として物理から vSphere に移行していったのと同じような流れになるかなぁとも思います。

ESXi Arm Editionの入手

別のブログにも書いてあるのですが、この記事はあえて独立した記事として書いているのでリンクを載せます。

flings.vmware.com

この中の

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ESXi Arm Edition Dowlload

からダウンロードすることができます。チェックボックスにチェックを入れて [DOWNLOAD] ボタンをクリックすると・・・・・直ぐにダウンロードにはなりません。VMware 製品利用の際に登録や管理をする My VMware の画面でログインを即されますので、自分のアカウントとパスワードを使い、My VMwareにログインします。My VMware自体は個人でかつ無料で登録できるので、アカウントを持っていない場合は「Don’t have an account Sign up now)」からアカウントを作っておきましょう。

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My VMware

ログインが済むとダウンロードの画面になります。

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ESXi for ARM

ここにある3つのファイルをダウンロードします。複数の Raspberry Pi 4 を使ってクラスタは作らず、1台だけで検証するなら VMware-VMvisor-Installer-7.0.0-17230755.aarch64.iso だけをダウンロードすれば OK です。他の 2つは HA を構成するときに必要なので、HA を構成する場合には、一緒にダウンロードしてください。

後はドキュメントをダウンロードしておきます。

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Documents Download

これで環境構築前の準備ができました。

ESXi Arm Edition ハードウエア環境の準備(必須編)

いよいよ ESXi Arm Edition を Raspberry Pi 4 にインストールしていきますが、その前に、ハードウエアを準備します。

Raspberry Pi 4

現在販売されている Raspberry Pi 4 はメモリーが 4GB と 8GB のものがあります。その中の 8GB のものを用意します。4GB でも環境は作れますが、あくまでも「作る」だけで終わってしまうので、8GB は必須だと思って下さい。そして基盤むき出しではなく、ケースに収めます。私の場合どうしてもファンの音が気になりファンレスにしたかったので、アルミのケースに山のようにヒートシンクを取り付け、どうにか稼働中も持てる程度の温度まで抑えていますが、ファンの音が気にならない場合は、ファン付きのほうが良い気がします。

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Raspberry Pi 4 8GB ケース入り

序にディスプレイも載せるとこんな感じになります。ディスプレイの表面保護シートを剥がしていない写真ですが、これだけで ESXi の画面確認ができるので楽になります。

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ディスプレイ付き

Micro SD

UEFIブートに必要な Micro SDを用意します。容量はそんなに大きくなくて大丈夫ですが、手に入るコスパの良いものを購入するのが良いです。私の場合、UEFI ブートの Micro SDは Raspberry Pi 4 買ったときについてきた 32GB のものを、ESXi Arm Edition のインストーラー媒体はちょうど良い USBメモリーが無かったので、こっちも Micro SD + Micro SD Card Reader のセットで用意しました。

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Micro SD

USB メモリー

Raspberry Pi 4 が小さいので、USB メモリーも小さいのを用意しています。vSphere 7 では ESXi のパーティション構成が今までとは異なる形になるので、vSphere 6.7 までで使っていた 16GB は使わず、新調した 256GB のものを用意しました。ただ、ESXi は 8GB でもインストールできるので、8GB 以上で用意できるものを選ぶとよいでしょう。

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SanDisk USB メモリー

ちなみに、パーティションはこのように変わっています。

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vSphere 7 パーティション

あとは、ESXi Arm Edition のインストール媒体を入れる USB メモリーが必要です。1GB あれば十分。私の場合、先の Micro SD + Micro SD Card Reader で代用しています。

ここまでが必須なアイテムで、ここからは自分でいろいろな環境を作りたいときに追加するものです。

ESXi Arm Edition ハードウエア環境の準備(オプション:任意に追加するもの)

私の場合、vSAN他検証しようと思っていましたので、いろいろと追加しました。

USB Type C HUB

あとからいろいろと追加できるように、USB Yype C の HUB を購入しました。これは USB C の PD ポート、USB 3.0 の Type A 2ポートと Ethernet ポートとかがついているのが便利でこれにしました。この HUB の Ethernet Port は 1G なのですが、ESXiArm Edition からは 100M にしか認識されません。でも、Ethernet ポートが増えるので良しとしています。

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Anker Power Expand

ストレージ

2.5インチ HDD や SSDは巨大だし、ということで、M.2 SSD を使うことにしました。これなら小さく作れます。3つあるのは vSAN のキャッシュ×1、キャパシティ×2のつもりです。

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M.2 SSD

これらを組み立てるとこんな感じになります。これでも Raspberry Pi 4 本体より周辺機器の方が大きいです。

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環境出来上がり

ESXi Arm Edition のインストール

これは詳細含めて別ブログに書いてあるので、こちらを参照してください。

qiita.com

インストールが終わると、vSphere Clientでこの画面見られます。

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VMware ESXi on Arm Fling

ストレージデバイスの追加(USB メモリーや USB ストレージの追加)

 vSphere Clientでホストに接続し、ストレージのデバイスを見ると、USBで接続したストレージデバイスが何も見えない状態です。

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ストレージデバイス

ターミナルエミュレータで ESXi に接続。

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SSHログイン

仮想マシンにUSBデバイスをパススルーするサービスを停止します。

/etc/init.d/usbarbitrator stop
chkconfig usbarbitrator off

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つながっているデバイスが表示される

この中からデータストアに使用するデバイスを見つけます。私の場合はキャパシティが

Local USB Direct-Access (mpx.vmhba34:C0:T0:L0)

Local USB Direct-Access (mpx.vmhba36:C0:T0:L0)

で、キャッシュが

Local USB Direct-Access (mpx.vmhba32:C0:T0:L0)

なので、この3つを控えます。ちなみに、

Local USB Direct-Access (mpx.vmhba35:C0:T0:L0)
Local USB Direct-Access (mpx.vmhba35:C0:T0:L1)

はSDカードリーダーの SD Cardと Micro SD、

Local USB Direct-Access (mpx.vmhba33:C0:T0:L0)

はブートに使っている USBメモリーです。

 

ESXi Arm Edition を vCenter Server に登録してみる

ESXi Arm Edition と言っても結局は普通の ESXi が Arm の上で動いているということになるので、そのまま vCenter Serverに登録ができます。

まずは、なにも登録していない vCenter Server に vSphere Client でログイン。

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vCenter Server 7 サマリ

新規データセンターを作成して、

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新規データセンター

新規ククラスタを追加して、

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新規クラスタ

クイックスタートで ESXi Arm Edition ホストを追加。

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クイックスタート

追加ホストはまとめて指定。

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ホストの追加

セキュリティアラートはチェックして、ホストサマリも確認。

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ホストサマリ

追加の実行!!

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確認して完了

ホストが追加される。

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ホストの追加完了

ここまででクラスタの構成が完了。

 これで、vCenter Server 配下に ESXi Arm Edition の Raspberry Pi 4 が登録されました。

 vSANが構成されるクラスタ構成を始める前にいくつか作業をします。一つ目は、vSphere HA をテストしたい場合の追加モジュールのインストールです。 vCenter Server 7.0d (Build 16749653) または vCenter Server 7.0c (Build 16620007) を使っている場合にのみ、追加モジュールを入れて vSphere HA が検証できます。私の場合はそのビルドのイメージは持っていなかったのでスキップしていますが、 vCenter Server 7.0d (Build 16749653) または vCenter Server 7.0c (Build 16620007)のイメージをお持ちの場合は、以下の手順で VIB を追加してください。

  • ESXi ホストをメンテナンスモードにする
  • Flings からダウンロードした FDM VIB を ESXi の任意の場所にアップロード
  • アップロードした ESXi にある VIB をインストール
 esxcli software vib install -v /vmware-fdm-7.0c-16620014.arm64.vib --no-sig-check
  • vCenter Server のクラスタ設定で HA を有効にする
  • ESXi ホストをメンテナンスモード解除する

私も他の vCenter Server では使えるかどうかはテストしていません。チャレンジャーな人はやってみてください。

 

このあとはストレージデバイスを使ってvSANを組みますが、それは次回の記事で書きます。

こちら=>ESXi Arm Edition v1.2 でどこまでできるか「vSphere沼にハマっておぼれてみた」vSAN編

12月23日長野新幹線車両センターの状況

連日のマイナスの中、W7がどうなったかを見に行ってきました。

W2の状況

最後の1両になりました。臨修庫内で今日 W715-502 の搬出があるとしても、それはすでに車両の形では無いのでカウントしていません。

まずは臨修庫奥の状況です。最後の W2、W715-502 が今日の臨修庫収容待ちの状態になっていました。今日はグリーン車 W715 の縦並びです。一番奥が W715-502, その手前が W714-507、一番手前が W715-507 です。

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W715-502, W714-507, W715-507

この場所からは見えませんが、W714-507もだいぶ車内部品が外されています。ガラスはこれから。

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W714-507

臨修庫内に W714-502 が搬出待ちが残っているのではないかと思います。今日は水曜日、午前中に搬出があると思いますので、W2 は W715-502 が最後の 1両です。

W7の状況

W714-507 と W715-507 が臨修庫奥に押し込まれていますが、またいつもの検修庫脇に車両はいませんでした。では、どこにいたかというと、

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臨修庫前の W726-507

臨修庫前の短い直線に、アントと一緒に停められていました。先週土曜日はアントだけが置いてあった場所です。これで金沢寄りの3両が臨修庫前後に集まっていることになります。では、残りの9両は

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W725-307, W726-407, W725-407

7号車の W725-307、8号車の W726-407 そして 9号車の W725-407 が、アップルブリッジ赤沼の飯山寄りに停められています。いつもの解体準備の車両が置かれる場所まで引き出されてきたと言うことになります。では、残りの6両はどこかというと、

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W726-307

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W725-207

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W726-207

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W725-107

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W726-107

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W723-107

このように、残りの6両はそのままでした。どうやら最後の最後まで、車輪転削庫の線に廃車対象を並べ、臨修庫手前に次の解体車両を置いて、臨修庫奥で解体するいうスタイルで行きそうです。全部 W7を臨修庫奥に持っていけばあとは楽だと思ったのですが、そうはなりませんでした。

 

留置線の状況

 検修庫も煌々と明かりがともっているので、留置線も検修庫側も明後日の本使用開始に向けて、着々と準備しているんだと感じます。

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留置線

現在の長野新幹線車両センターの状況はこのような感じです。

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長野新幹線車両センター 12月23日見たまま

検修庫脇の線を空けるように解体待ちの車両を置いているので、もしかしたら上の図の渡り線と検修庫脇は使う場所になっているのかもしれないですね。つまり、解体用車両の置けるのは臨修庫前後と車輪転削庫前後だけということかもしれません。

解体待ちと解体済みの一覧

現在の水没 E7 / W7 の状況です。解体された順番に並べています。赤字は解体済み、黄色字は解体中、緑字は残されている車両、解体待ちの編成は解体順に現在の編成状態で書いてあります。 (W2 がオリジナルの編成の状態と異なります。)

【解体】

F10:E723-10, E726-110, E725-10, E726-210, E725-110, E726-310, E725-410, E726-410, E725-210, E726-510, E715-10, E714-10
F7 : E723-7, E726-107, E725-7, E726-207, E725-107, E726-307, E725-407, E726-407, E725-207, E726-507, E715-7, E714-7

F14:E723-14, E726-114, E725-14, E726-214, E725-114, E726-314, E725-414, E726-414, E725-214, E726-514, E715-14, E714-14

F8 : E723-8, E726-108, E725-8, E726-208, E725-108, E726-308, E725-408, E726-408, E725-208, E726-508, E715-8, E714-8

F16:E723-16, E726-116, E725-16, E726-216, E725-116, E726-316, E725-416, E726-416, E725-216, E726-516, E715-16, E714-16

F1:E723-1, E726-101, E725-1, E726-201, E725-101, E726-301, E725-401, E726-401, E725-201, E726-501, E715-1, E714-1

F2:E723-2, E726-102, E725-2, E726-202, E725-102, E726-302, E725-402, E726-402, E725-202, E726-502, E715-2, E714-2

F18:E723-18, E726-118, E725-18, E726-218, E725-118, E726-318, E725-418, E726-418, E725-218, E726-518, E715-18, E714-18

W2:W715-502, W714-502, W725-202, W726-302, W725-102,W726-202, W725-402,W726-502, W726-402,W723-102,W726-102, W725-302

W7:W723-107, W726-107, W725-107, W726-207+W725-207, W726-307, W725-307, W726-407, W725-407, W726-507, W715-507, W714-507

 W2 は残り1両で、今日臨修庫に収められるでしょうから、いよいよ W7 の解体も本格化です。今年はあと 1~2回訪問して、状況を見ていきたいと思います。

12月19日長野新幹線車両センターの状況

長野市北部及び北信は新型コロナがどんどん出ているので怖いので、今日もあまり人の移動の無い朝に訪問しています。

W2の状況

最後の2両になりました。臨修庫内で搬出待ちがあるとしても、それはすでに車両の形では無いのでカウントしていません。

まずは臨修庫奥の状況です。先週の記事に書いた通り、W714 が縦並びになりました。ただし、間に 1両挟まってです。

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W714-502, W715-502, W714-507

W714-502 はガラスも外されて車内もきれいさっぱり。

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W714-502

W715-502 はガラス撤去はまだ未着手、車内の撤去まで

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W715-502

W714-507も解体仕掛中

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W714-507

W2 は外に 2両で、臨修庫内に搬出待ちが残っていればそれを加えても3両。いよいよ W7の解体も始まりました。

W7の状況

 

W714-507が解体のために臨修庫奥に押し込まれましたが、その手前の検修庫脇に次の車両が移動されていませんでした。

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検修庫脇

アントの居る場所も渡り線辺りではなくて、臨修庫入り口の所に置いてあります。

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アント

このような時はいつもとは違った動き例えば編成ごとの移動などがある日なので、今日明日で W7の大移動があるかもとちょっと期待してしまいます。結果どうなったかは次回訪問の時の楽しみに取っておきます。

W715-507 は先週の場所のまま。

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W715-507

W714-507と W715-507の居た場所に、それ以降の車両が移動してくることもなく。

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残りのW7が移動してこない車輪転削庫手前

W726-507以降は車輪転削庫奥に置いてあります。

 

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W726-507

ずっと置きっぱなしなので、このところの雪がしっかり付着しています。隣のF19と比較すると、雪の付着具合が違うのがわかります。

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W7編成と F19編成の並び(奥はわからず)

アントの位置やこの残り 10両の W7 、今までの通り W7 はここから順番に引き出して解体場所に持っていくのでしょうか。個人的には今日明日で、最低でも車輪転削庫手前に移動させるのではないかなと思っています。

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3並び

留置線の状況

 留置線の6番~11番の仮設車止めが撤去されました。

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仮設車止めの無くなった6番~11番

これで架線が生きている検修庫に全ての留置線から進入できるようになりました。

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生き返っている検修庫

雪が降るとはっきりわかるのですが、今は6番から11番までしっかり使っているのがわかります。

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使用されている留置線

もしかしたら検修庫側の線路も使用開始していて、検修庫までの入線試験とかしているかもしれません。

現在の長野新幹線車両センターの状況はこのような感じです。

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長野新幹線車両センター 12月19日見たまま

営業に使用しない臨修庫奥、車輪転削庫奥と、営業時には使用するけれど、今は解体入替えで使用することができない渡り線の車体洗浄機無し側と検修庫脇の今後が気になります。

 

解体待ちと解体済みの一覧

現在の水没 E7 / W7 の状況です。解体された順番に並べています。赤字は解体済み、黄色字は解体中、緑字は残されている車両、解体待ちの編成は解体順に現在の編成状態で書いてあります。 (W2 がオリジナルの編成の状態と異なります。)

【解体】

F10:E723-10, E726-110, E725-10, E726-210, E725-110, E726-310, E725-410, E726-410, E725-210, E726-510, E715-10, E714-10
F7 : E723-7, E726-107, E725-7, E726-207, E725-107, E726-307, E725-407, E726-407, E725-207, E726-507, E715-7, E714-7

F14:E723-14, E726-114, E725-14, E726-214, E725-114, E726-314, E725-414, E726-414, E725-214, E726-514, E715-14, E714-14

F8 : E723-8, E726-108, E725-8, E726-208, E725-108, E726-308, E725-408, E726-408, E725-208, E726-508, E715-8, E714-8

F16:E723-16, E726-116, E725-16, E726-216, E725-116, E726-316, E725-416, E726-416, E725-216, E726-516, E715-16, E714-16

F1:E723-1, E726-101, E725-1, E726-201, E725-101, E726-301, E725-401, E726-401, E725-201, E726-501, E715-1, E714-1

F2:E723-2, E726-102, E725-2, E726-202, E725-102, E726-302, E725-402, E726-402, E725-202, E726-502, E715-2, E714-2

F18:E723-18, E726-118, E725-18, E726-218, E725-118, E726-318, E725-418, E726-418, E725-218, E726-518, E715-18, E714-18

W2:W715-502, W714-502, W725-202, W726-302, W725-102,W726-202, W725-402,W726-502, W726-402,W723-102,W726-102, W725-302

W7:W723-107, W726-107, W725-107, W726-207+W725-207, W726-307, W725-307, W726-407, W725-407, W726-507, W715-507, W714-507

 W2 は残り3両。W7 の解体開始も早そうです。

 

おまけ

E723-18の生首とE7系およびW7系の台車は、場所変わらずそのまま雪に埋もれています。

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W7系の台車

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E7系の台車

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E723-18の生首

 

12月16日長野新幹線車両センターの状況

雪の降る中近所に用事があったので、長野新幹線車両センターにちょっとだけ訪問してきました。

 

W2の状況

手付かずは無くなり解体中が 3両、本日夕方か明朝搬出が 1両の状態です。

まずは臨修庫奥の状況です。一番長野寄りが 11号車の W715-502、次は 12号車の W714-502 で一番臨修庫よりが 5号車 W725-202 です。

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W715-502

グランクラスの W714-502は窓ガラスなどを撤去中。

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W714-502

グリーン車の W714-502 は重機解体待ち。

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W725-202

6号車 W726-302は臨修庫内で大きな音を立てて解体中。本日夕方か明朝搬出だと思います。時間が無いのでそこまで見届けられませんでした。

W7の状況

この先週土曜日の写真を見てください。

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W714-502

そしてこの写真。

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W714-507

豊野方面から来て最初に目にする車両がこの場所です。最初にこの姿を見たとき「W714-502 今回は随分長く置いているなぁ。スケジュール変わった?」と思ったのですが、雪が積もっていて見えない正面編成番号ではなくて、乗務員室の編成番号を見てびっくり。W7 の W714-507 が移動してきていました。

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W7

いよいよ 2019 台風 19号 水害被災編成最後の、W7 系の移動と解体が始まります。

W7 の飯山より2両目の W715-507 は、いつもの渡り線手前の場所に置いてありました。

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W715-507

そのため、元々 W714-507とW715-507の止まっていた場所からは車両が消え、すっきりした景色になっています。

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車輪転削庫手前に W714-507 と W715-507 がいない

この車輪転削庫奥の W7 はそのまま動いていないので、どうやら W7 はここから順番に引き出して解体場所に持っていくように見えます。

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W7 長野寄り

 

年明けから W7 解体と予測していたのですが、この調子だと土曜日に W714-507 が臨修庫奥に送り込まれて車内撤去開始になりそうです。

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雪だらけの W723-107

 

 

留置線の状況

 留置線の6番~11番の仮設車止めはまだ撤去されていません。

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すっきりした留置線近隣 6番~11番の仮設車止めはそのまま

反対側もすっきりです。

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解体待ち以外は見えない検修庫側

現在の長野新幹線車両センターの状況はこのような感じです。

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長野新幹線車両センター 12月16日見たまま

解体待ちと解体済みの一覧

現在の水没 E7 / W7 の状況です。解体された順番に並べています。赤字は解体済み、黄色字は解体中、緑字は残されている車両、解体待ちの編成は解体順に現在の編成状態で書いてあります。 (W2 がオリジナルの編成の状態と異なります。)

【解体】

F10:E723-10, E726-110, E725-10, E726-210, E725-110, E726-310, E725-410, E726-410, E725-210, E726-510, E715-10, E714-10
F7 : E723-7, E726-107, E725-7, E726-207, E725-107, E726-307, E725-407, E726-407, E725-207, E726-507, E715-7, E714-7

F14:E723-14, E726-114, E725-14, E726-214, E725-114, E726-314, E725-414, E726-414, E725-214, E726-514, E715-14, E714-14

F8 : E723-8, E726-108, E725-8, E726-208, E725-108, E726-308, E725-408, E726-408, E725-208, E726-508, E715-8, E714-8

F16:E723-16, E726-116, E725-16, E726-216, E725-116, E726-316, E725-416, E726-416, E725-216, E726-516, E715-16, E714-16

F1:E723-1, E726-101, E725-1, E726-201, E725-101, E726-301, E725-401, E726-401, E725-201, E726-501, E715-1, E714-1

F2:E723-2, E726-102, E725-2, E726-202, E725-102, E726-302, E725-402, E726-402, E725-202, E726-502, E715-2, E714-2

F18:E723-18, E726-118, E725-18, E726-218, E725-118, E726-318, E725-418, E726-418, E725-218, E726-518, E715-18, E714-18

W2:W715-502, W714-502, W725-202, W726-302, W725-102,W726-202, W725-402,W726-502, W726-402,W723-102,W726-102, W725-302

W7:W723-107, W726-107, W725-107, W726-207+W725-207, W726-307, W725-307, W726-407, W725-407, W726-507, W715-507, W714-507

 W2 は残り3両。W7 の解体開始も早そうです。

 

おまけ

W714-502 の解体と W714-507 の解体が被るので、土曜日の入替えで臨修庫奥で間に W715-502 挟みますが 2両が縦に並ぶことになりますね。このように先頭車が近接し解体されていたのは過去に 1回あって、E723-14 と E714-18 は縦に並んで解体されています。でも、同じ向きの先頭車というのは今回が初めてです。E723-7 も並んでおいてあるときもありましたが、場所的には離れて留置なので数には入れてありません。

以下の写真が、以前先頭車が解体ラインに並んだ 1回目のものです。奥が E723-14 で手前が E714-8 です。2020年5月20日に撮影しています。

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E723-14 と E714-8

今回はこれと同じ形で両方とも W723 でこちらに顔を向けて並ぶことになります。 

ESXi Arm Edition v1.1 で物理 NIC の追加してみた

ESXi Arm Edition ではオンボードのデバイス以外を追加するには、ドライバー周りを含めていろいろと考えなければならないことも多いのですが、NIC が 1本しか取れないのは致命的。そして、増設するのも USB3.0 が2つでちょっと物足りないということで、いろいろと追加してみました。

ESXi Arm Edition でデバイスを追加するには

Raspberry Pi 4 はいろいろと拡張したりして遊べるので、いくつかの方法を考えてみました。

GPIO

まず思いつくのが GPIO 接続での追加。40ピンのピンにデバイスを指して・・・・・・と思うのですが、そこをコントロールすることが ESXi Arm Edition でできるかというと否。仕様もなにもわからないのに作れるわけがない。ということで、これは却下。

USB A ポート

4ポートありますが USB2.0 × 2と USB 3.0 × 2、キーボードに USB2.0 一つ使うので、残りは3つ。Boot 用 USB メモリーに 2.0 の残りのポートを使うので、残りは USB3.0 × 2。ここは vSAN 用の USB メモリー挿しているので・・・・実質 USB Aポートは使えません。

USB C ポート

電源引き込みに使っている USB C ポート、これに USB PD の HUB をつなげば行けるんじゃない?と思って、結局これを使ってみることにしました。

増設後の姿

USB C の LAN そのほかいろいろと付いている 7 in 1 とか 8 in 1 とかの HUB をいろいろと購入して、とりあえずつないで検証してみました。その中で、具合がよさそうかなというのを見つけたのでそれを使うことに。ほとんどの製品が USB HUB として機能するのですが、その中で使われているチップと ESXi Arm Edition が持っているドライバの関係からか、Realtek のコントローラーを使っている NIC は ESXi Arm Edition から認識されるということがわかり、Anker のAnker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD イーサネット ハブAnker PowerExpand 8-in-1 USB-C PD メディア ハブが使えることが分かったので、とりあえずつないでテストしてみました。

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1G の NIC なのに 100M だ!

認識されることがわかり、喜び勇んで Host Client から vSwitch のアップリンクとして登録。そしてはたと気づく。100M になっている。
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物理デバイスとして認識され、アップリンクとしても使えることが分かったのですが、どうやら Realtek のドライバは 100M のものだけのようです。手動設定しようとしても 100M しか出ません。
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ドライバは標準の cdce driver が適用されているので 100M のようです。とりあえず無いよりはましなので、今後どうやっていけば良いのかを考えながら、今はアップリンクに登録しただけにして放置を決めました。

他のデバイスの接続

実はこの USB C の HUB をつないだことで USB 3.0 のポートが増えることになり、そちらに前回 vSAN 用に増設した USB 3.0 メモリーを移動させて、本体直結の USB 3.0 A ポートには M.2 SSD を、SD と Micro SD ポートにもそれぞれメモリーカードを入れてみました。結果としては SD および Micro SD は認識できていませんが、2つ増設した M.2 SSD は問題なくキャパシティとして認識されました。
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ここまでくれば、あとは vSAN に取り込むだけです。USB C HUB を使うだけでここまで広がるとは思っていませんでしたが、良い結果になったと思います。

ディスプレイ

動き始めればディスク例は不要なのですが、でも、とりあえず「起動しているかな」と心配になることがあるので、我が家の家ラボ Raspberry Pi にはみんなディスプレイを載せています。ESXi Arm Edition 用の Raspberry Pi 4 にも同様にディスプレイを載せていますが、直付で接続アダプタもついていてドライバーも不要なこの製品が一番便利でした。Amazon のリンクを貼りたくはないのですが、OSOYO のサイトに製品の紹介が無いので我慢して amazon のページを紹介します。OSOYOO HDMI 3.5インチLCDディスプレイ モニター タッチスクリーン Raspberry Pi 4 3 2 Model B に対応 (3.5" HDMI LCD)
マニュアル
実際には文字が小さすぎて読み取ることはまず不可能です。でも、雰囲気で起動しているかいないかがわかるのと、ディスプレイについているスイッチでディスプレイの電源を切ることができるので、使わないときは表示を消しています。Raspberry Pi 4 は HDMI 2ポート出ているので、もう一つは KVM 経由で大きいディスプレイとキーボードにつなげばよいだけなので問題なしです。

いろいろと楽しみながら家ラボを充実させていくのって、楽しいですよね。

12月12日長野新幹線車両センターの状況

日の出が遅くなったこの時期、スマホだけで鉄道写真を撮影するのは厳しいですね。暗い中の長野新幹線車両センター訪問です。

仕業交番検査庫の状況

先週は架線表示灯は点灯していたけれど、架線には電気は来ていない状態でしたが、今週は架線に電気が通通っていました。

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室内の架線死活表示器「入」表示の赤

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入り口の表示器も赤字で「入」になっている

既に検修庫までの入線試験とかやっているのだと思います。12月25日の検修開始まであと2週間です。

W2の状況

手付かずが2両、解体中が 3両、本日搬出が 1両の状態です。

まずは手付かずの 2両、検修庫脇の次の解体対象の 6号車 W714-502 です。車内はそのままでした。

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W714-502

次は、W2最後の解体となる W715-502は、いつもの渡り線手前にありました。屋根の白いのは雪ではなく今日は霜です。

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W715-502

 

解体中の 3両、5号車の W725-202, 6号車の W726-302, 3号車のW725-102 は臨修庫奥の解体場所にいます。

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5号車の W725-202

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6号車の W726-302

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3号車のW725-102

4号車 W726-202は臨修庫内、本日午前中搬出だと思います。

W7の状況

動きはありません。ただ、奥に止まっている営業車からのブロアー音や明かりが窓越しに見えるので、生きているように見えるときがあります。

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W714-507 と W715-507

良いカメラで撮影すればきれいに写るでしょうがスマホではこれが限界。でも、W7の電気が入って走り出しそうに見えるかなと思います。ちなみに灯りの元は隣の11番線に入っている W7系です。

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W723-102

上の写真はこんな位置関係の時に撮影してみました。

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W7との並び

W2の残りの車両、来週は W725-102 と W 726-302 が解体され、21日の週に W725-202 と W714-502、最後の週に W715-502 の解体で、W2は年内で解体が終わりそうです。W7 自体は 2021年 1月からになりそうですね。

 E7系 残滓の状況

2セットの台車の状況は変わらず。

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建屋横の E7系 F18 編成の台車と検修庫脇の線路上にあるW7系 W2 編成の台車

位置関係はこんな感じです。

E723-18 の運転台も変化なし。

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E723-18

何か作業をするわけでもなさそうなので、現状のままどこかに持っていくのだと思います。

留置線の状況

 留置線の本格利用に向け、レールの上面も研削され光っていて、線路関連は整備が終わったようです。すべての留置線がきれいになっています。仮設の柵も見当たりません。

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留置線真ん中から

あとは6番~11番の仮設の車止めを撤去するだけ。

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仮設の車止めが残る6番~11番

 

現在の長野新幹線車両センターの状況はこのような感じです。

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長野新幹線車両センター 12月12日見たまま

解体待ちと解体済みの一覧

現在の水没 E7 / W7 の状況です。解体された順番に並べています。赤字は解体済み、黄色字は解体中、緑字は残されている車両、解体待ちの編成は解体順に現在の編成状態で書いてあります。 (W2 がオリジナルの編成の状態と異なります。)

【解体】

F10:E723-10, E726-110, E725-10, E726-210, E725-110, E726-310, E725-410, E726-410, E725-210, E726-510, E715-10, E714-10
F7 : E723-7, E726-107, E725-7, E726-207, E725-107, E726-307, E725-407, E726-407, E725-207, E726-507, E715-7, E714-7

F14:E723-14, E726-114, E725-14, E726-214, E725-114, E726-314, E725-414, E726-414, E725-214, E726-514, E715-14, E714-14

F8 : E723-8, E726-108, E725-8, E726-208, E725-108, E726-308, E725-408, E726-408, E725-208, E726-508, E715-8, E714-8

F16:E723-16, E726-116, E725-16, E726-216, E725-116, E726-316, E725-416, E726-416, E725-216, E726-516, E715-16, E714-16

F1:E723-1, E726-101, E725-1, E726-201, E725-101, E726-301, E725-401, E726-401, E725-201, E726-501, E715-1, E714-1

F2:E723-2, E726-102, E725-2, E726-202, E725-102, E726-302, E725-402, E726-402, E725-202, E726-502, E715-2, E714-2

F18:E723-18, E726-118, E725-18, E726-218, E725-118, E726-318, E725-418, E726-418, E725-218, E726-518, E715-18, E714-18

W2:W715-502, W714-502, W725-202, W726-302, W725-102,W726-202, W725-402,W726-502, W726-402,W723-102,W726-102, W725-302

W7:W723-107, W726-107, W725-107, W726-207+W725-207, W726-307, W725-307, W726-407, W725-407, W726-507, W715-507, W714-507

 W2 はもう少しで解体完了。25日の検修庫利用開始前に W7 の移動があるように思います。

 

おまけ

写真は撮影してきませんでしたが、もしかしてと思い鉄道車両の保存やE253系の生首を置いている直冨商事の本社を見てきました。他の車両の置いていあるスペースは以前のままで変化なし。そして、その周辺も新たな展示物を置くスペースも作られていなかったので、あのE723-18の生首は、直冨商事行きではないようですね。

vSphere ESXi customize image のつくりかた(vSphere 7 が来た後の対応)

カスタムイメージが必要な理由は

vSphere Hyprvisor (ESXi) のカスタムイメージ、これはハードウエアベンダーによって実装されているハードウエア構成が異なるために、その方言ともいえる違いを吸収するために必要なのですが、VMware で認定を受けているハードウエアであればそのベンダーがカスタムイメージを用意して提供してくれますが、家ラボのように VMware 認定機種ではない場合、自分でカスタムイメージを作らないとインストールすらできない場合もあります。特に NIC, SATA, USB あたりのドライバは大切で、NIC に対応したドライバーがないとそもそもインストーラーが先に進みませんし、PC にESXi をインストールする場合は SATA が無いとディスクが見えない、そして USB が無いと USB をブートデバイスにできないなどいろいろなことがあって、新しいバージョンの vSphere が出てくるたびにカスタムイメージを作っていたかと思います。
ここに来るまでが大変

カスタムイメージを作るのに使うツールは

カスタムイメージを作るには VMware から提供されている PowerCLI をインストールした PowerShell から、ESXi-Customizer-PS を使って作る方法を以前記事として書きました。

imaisato.hatenablog.jp

ただ、この時にはまだ vSphere 7 が登場していなかったため、この記事で紹介している ESXi-Customizer-PS も vSphere 6.7 までしか対応しておらず、vSphere 7 のイメージを作ることができなくて、以下のサイトの記事を見ながら手作業でコマンドを入力して vSphere 7.0 のイメージを作成していたかと思います。

ESXi on 10th Gen Intel NUC (Comet Lake - Frost Canyon)

ただ、やはり毎回コマンドを売ってやるのは大変ですし、ESXi-Customizer-PS のように簡単にできればよいのになぁと思っていたら、GitHub に vSphere 7 版がありましたので、そちらを使ってください。
VFrontDe/ESXi-Customizer-PS

 ESXi-Customizer-PS の使い方は、vSphere ESXi customize image のつくりかた(vSphere 7 が来る前の準備)を見てください。ここに記載してあるオプションの -v67 を -v70 にするだけで vSphere Hypervisor (ESXi) 7 のカスタムイメージができます。

カスタムイメージを作る際の留意点

カスタムイメージを作る際に取り込むネイティブドライバによっては Customizer-PS-v2.6.0-vS7.ps1 で直接 ISO イメージを作成できない場合があります。この場合は -ozip を指定して一度 ZIP に書き出し、その後同じ Customizer-PS-v2.6.0-vS7.ps1 で -izip を指定して ZIP イメージを取り込んで ISO にします。このやり方もvSphere ESXi customize image のつくりかた(vSphere 7 が来る前の準備)に書いてあります。

iso イメージを USB 媒体に書き込む

出来上がった iso イメージを イメージに書き出せない場合があります。CD に焼いて使うこともできますが、ここはスマートに USB メモリーに書き出して USB からインストールしたいですよね。それには Rufus というツールを使います。これもvSphere ESXi customize image のつくりかた(vSphere 7 が来る前の準備)に書きました。

VMKLinux が消えた後に使えなくなっているデバイス

VMKLinux を使って開発されている Realtekオンボード NIC が全滅します。今の所 USB NICRealtekバイスは、VMware の flings で提供されている USB Network Native Driver for ESXiにあるネイティブドライバを使えば動作しますので、オンボードは諦めて、とりあえず USB NIC w調達するのが速いです。
動作確認が取れているのは、
StarTech.com USB 3.0 -2ポートギガビットイーサネットLANアダプタ USBポート付き USB32000SPT
Anker アルミニウムユニボディハブ LANアダプター USB 3.0 RJ45 ギガビットイーサネットアダプタ 10/100/1000 Mbps
Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD イーサネット ハブ
Anker PowerExpand 8-in-1 USB-C PD メディア ハブ
あたりですが、個人的には安定していて 2ポートのLANが取れるStarTech.com USB 3.0 -2ポートギガビットイーサネットLANアダプタ USBポート付き USB32000SPTがおすすめです。我が家の家ラボでは既に10個使っていますが、1台に2つ使っても安定して動いています。

我が家の家ラボでは Intel NUC 7i7 / 7i5(Intel Core i5 / i7)、ASUS ミニPC PN50-BBR026MD (AMD Ryzen R5 4500U)、謎メーカーの ACEPC CK2 (Core i5-7200U) で vSphere Hypervisor (ESXi) 7 を動かしています。NIC 増設はもちろんStarTech.com の USB32000SPT を使っています。カスタムイメージを作ればこのくらい柔軟に vSphere 7 環境を作れるのでお勧めです。

DDR4 の NUC の最大メモリー

我が家の家ラボは 第7世代の NUC で vSphere 環境を作っています。その前は DDR3L の第5世代と第6世代の NUC で環境を作っていたのですが、実際に搭載できるメモリー容量は NUC の仕様というより CPU 他の仕様で確認するのが大切です。
つまり、DDR3 / DDR3L メモリーのマシンであれば、最大 32GBのメモリーを搭載できます。そして、DDR4 メモリーのマシンであれば、仕様的には 128GB のメモリーを載せられるのですが、今市場に出回っているノート PC 用メモリーは 1枚 32GBが最大、ということで NUC は 64GB のメモリーを搭載して運用しています。もちろん Ryzen R5 のマシンも 64GB、QNAP TS-473 も 64GB メモリーを搭載して仮想環境を動かしています。メモリーが不足気味と感じているのであれば「どこまで載りそう?」を調べてチャレンジしてみるのもよいかもしれません。