自然の赴くままに・そのときの 気分次第で・なんとなく

興味を持ったことを、なんとなく気の向くまま書いています。

11月14日長野新幹線車両センターの状況

今日は明け方に訪問してきました。

F18 E723-18 運転台と 1セットの台車の状況

この 1週間訪問はしていなかったのですが、今日もそのままそこに置いてありました。

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カバーがかけられている E723-18 の運転台付近



そして、その近くの台車もそのまま。カバーを押さえるロープのかかり方もそもまま変化なしなので、なにもやっていないことがわかります。

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E7系の台車

1台車だけなら展示の際に E723-18 の生首の下に取り付けるということも考えられるのですが、まるまる 1両分なので別の用途のように思います。そして、今までの解体した E7 系の台車はそのまま搬出されているので、再利用とかそういうことではなくて意図があるものと思います。

残りの F18 の状況

先週末の時点で残り 5両となった E7系、今日確認できたのは臨修庫奥の解体場所にいた E725-218, E726-518, E715-18 の 3両のみでした。多分 E714-18 は臨修庫の中に解体途中の状態になっていて今日午前中に搬出されるのか、それとも既に搬出されていて、臨修庫内を整理している状態なのだと思います。10時台にハリタ金属の解体した車体搬送専用トラックが来れば搬出有りで来なければ既に搬出済みなのですが、その時間には今日は訪問できないので確認の仕様がありません。

次の解体は準備ができている E715-18、写真では屋根しか映っていませんが、既にガラスなども撤去され、臨修庫が空き次第押し込まれる状態です。

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E715-18

次は E726-518 で、車内を空にしてガラスも外しているところです。

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E726-518

F18 編成最後の解体車両となるのは 9号車の E725-218

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E725-218

いつもは検修庫脇に次の解体対象の車両が留置されているのですが、こちらも車両は置いてありません。検修庫自体は架線死活表示器が点灯していないので、テストを含めてまだ利用していないようです。

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検修庫

つなぐ相手がいないアントはどこに行っているかというと、

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アント

ポツンと車輪転削庫線の渡り線手前に置いてありました。いつも次の次に解体する車両が置いてあったところです。

既に解体手つかずの車両は無く、解体中の残り 3両のみとなったJR東日本の水没 E7系、いよいよ終わりが見えてきました。

W2 系の状況

F18 がある程度片付いたら W2 が車輪転削庫手前、W7 の前に移動するのではないかと思っていたのですが、F18 がまだ少し残っているためなのか、それとも来週以降に計画されていたのかわかりませんが、留置線 1番にそのまま存置されていました。

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W2(奥)と W7(手前)

留置されている車両順は、長野寄りから

W726-402,  W723-102,W726-102, W725-302, W725-102,W726-202, W725-402, W726-502, W715-502, W714-502, W725-202, W726-302

になっていて、W725-302, W725-102 と W7系に 2両しかいないパンタグラフ装備車が並んでとまっているのは、新幹線的にはなかなか見られない光景です。

W7 の状況

W7 は全く動きがありません。

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F25, F20 と並ぶ W7

W7 は W2 と異なり、水深も深くしかもずっと検修庫内で汚れるままに置かれていた車両なのですが、今の置き場所から考えると W2 より先には解体されないように思います。編成順は長野寄りから(このブログでは長野寄り、金沢寄りと書いています。東京側が長野寄りということになります。)

W723-107, W726-107, W725-107, W726-207+W725-207, W726-307, W725-307, W726-407, W725-407, W726-507, W715-507, W714-507

でした。

 

留置線の状況

営業編成が数本入線していた以外、W2 も W7 も変化なしです。

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左から W2, F25, F20, W7

営業で使用されているのも 6番線までのまま

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仮設の柵で区切られた留置線

出庫を待つ F25 と F20、そして廃車体の W7

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F25, F20, W7

解体編成が少ないので、留置線の動きも解体車両の移動以外ありません。

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長野新幹線車両センター 11月14日見たまま

解体待ちと解体済みの一覧

現在の水没 E7 / W7 の状況です。解体された順番に並べています。赤字は解体済み、黄色字は解体中、緑字は残されている車両、解体待ちの編成は解体順に現在の編成状態で書いてあります。 (W2 がオリジナルの編成の状態と異なります。)

【解体】

F10:E723-10, E726-110, E725-10, E726-210, E725-110, E726-310, E725-410, E726-410, E725-210, E726-510, E715-10, E714-10
F7 : E723-7, E726-107, E725-7, E726-207, E725-107, E726-307, E725-407, E726-407, E725-207, E726-507, E715-7, E714-7

F14:E723-14, E726-114, E725-14, E726-214, E725-114, E726-314, E725-414, E726-414, E725-214, E726-514, E715-14, E714-14

F8 : E723-8, E726-108, E725-8, E726-208, E725-108, E726-308, E725-408, E726-408, E725-208, E726-508, E715-8, E714-8

F16:E723-16, E726-116, E725-16, E726-216, E725-116, E726-316, E725-416, E726-416, E725-216, E726-516, E715-16, E714-16

F1:E723-1, E726-101, E725-1, E726-201, E725-101, E726-301, E725-401, E726-401, E725-201, E726-501, E715-1, E714-1

F2:E723-2, E726-102, E725-2, E726-202, E725-102, E726-302, E725-402, E726-402, E725-202, E726-502, E715-2, E714-2

F18:E723-18, E726-118, E725-18, E726-218, E725-118, E726-318, E725-418, E726-418, E725-218, E726-518, E715-18, E714-18

W7:W723-107, W726-107, W725-107, W726-207+W725-207, W726-307, W725-307, W726-407, W725-407, W726-507, W715-507, W714-507

W2:W715-502, W714-502, W725-202, W726-302, W725-102,W726-202, W725-402,W726-502, W726-402,W723-102,W726-102, W725-302

先週「F18 の手つかずは 2両。来週はいよいよ W2 の入替えがあるかもしれません。」と書きましたが W2 は今朝まで動いていませんので、動くとしたら来週以降かもしれません。

今後

昨年(2019年)10月12日の被災から 1年と 1か月を経過、被災車両は 120両、

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被災時

被災編成の解体開始が今年(2020年)1月第4週から

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F10 から解体開始

と考えると、F18 の残りが 11月いっぱい、W2が 12月で W7が 1月となれば、120両解体期間は 1年で 10両/月の解体ペースで解体を進めていたことになります。実際には多分2月終わりまでかかるのではないかと思いますが、ずいぶん時間がかかったと思いました。ただ、ネガティブにそう思っているのではなく長野総合車両センターの在来線車両のようにあっという間に解体されると思っていたので、そういう面では長かったなぁという感想です。
このブログも全編成解体完了したら記録として進めてきた「長野新幹線車両センター」カテゴリーは書き込み終了にしたいかなと思います。あとちょっと。。。です。