自然の赴くままに・そのときの 気分次第で・なんとなく

興味を持ったことを、なんとなく気の向くまま書いています。

11月20日長野新幹線車両センターの状況

丁度近くに用事があったので、雨の中訪問してきました。

W7 系(W2)動く

とうとう W2 の解体が始まりました。

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解体が始まった W2 3両

F18 解体終了から間髪を入れず W2 の解体開始、1月には W2 と W7 は解体が終わりそうな勢いになりました。

臨修庫内で片付けられている E725-218 がどき次第、W7系 最初の車体解体として 写真の一番奥にある W725-302 が入りそうです。これ、W2 が 1番線に転線し、その後解体前に W7 前に移動したときの組成順番を予測しましたが、まさにその通りになったようです。つまり車輪転削庫前に

W715-502, W714-502, W725-202, W726-302, W725-402, W726-502, W725-102,W726-202, W726-402,  W723-102,W726-102, W725-302 のように移動されて、一番金沢寄りになった W725-302、W726-102、W723-102 が、今この解体場所に移動していることになります。

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W725-302

車体ははっきり見えませんが、パンタグラフと大きなケーブルヘッド、そしてドア位置が奥まっているので、W725-302 というのがわかります。

次位は W726-102、作業者がハンマーなどを使ってガラスを撤去していました。

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W726-102

一番見えるところに置いてあるのが、車内の撤去中の W723-102 です。

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W723-102

窓の下から水垢の汚れが垂れている跡が残るなど、長い間放置されていた姿がはっきりわかります。

残りの W2 は W7 の手前に。

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W714-502 と W715-502 が、W714-507 と W715-507 の前に並ぶ

このような感じで臨修庫手前に収容されています。連結はされていませんが、廃車される W7 系優等車 4両がちょうど集まった感じになっています。

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W2 と W7 の優等車両の並び

アップルブリッジ赤沼直下には、残りの W2 が。

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残りの W2

12号車 W714-502 と11号車 W715-502 の隣には、5号車 W725-202 と 6号車 W726-302

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W725-202

W725-202 も大きなケーブルヘッドとドアの位置で特定できます。

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W726-302

W726-302 も大きなケーブルヘッドと車掌室で特定可能。

その次に並ぶのは W725-102 と W726-202。W725-102 はパンタグラフと小さなケーブルヘッドで判別可能。

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W725-102

W726-202 は特徴のない車体だけれど、金沢側の大きなケーブルヘッドで判別可能。

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W726-202

その次に並ぶのは W725-402 と W726-502,。ドアの位置と小さなケーブヘッドで判別可能。

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W725-402

W7 の手前に留置されている最後の 1両は  W726-502、

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W726-502

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W726-502

金沢寄りにケーブルヘッドが無いので W726-502 と判別できます。

W726-402 はというと、

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W726-402

いつもの検修庫脇に置いてありました。次の解体対象がここに置かれるので、W7系の 4番目の解体対象は W726-402 で決まりです。

W7の状況

W2 が解体に入っていて W2 の手前に解体待ちが留置されているため、全く動きがありません。

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W7 長野寄りの W723-107 他

W7 が動くのは、W2 が片付いてからになりそうです。

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W2 と W7

残りの E7 系の状況

台風19号で水没した E7系 8編成の最後の 1本 F18 ですが、最後の1両 E725-218 が臨修庫内で大きな音を立てて正にバラバラにされている所でした。後は土曜日の午前中にいつものようにハリタ金属のトラックで搬出された時点で、 E7 系は全て解体されたことになります。

 E7系 残滓の状況

E7系は解体されるとトラックで搬出というサイクルになっていたのですが、実はごみ処理施設の脇に E7系の床下カバーがまとめて置いてありました。

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今まで置いてあった床下のカバー

それが、今日の訪問では全て片付けられています。

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ひとつ残らずきれいに撤去された

カバーしてある台車脇にあったライニング置き場が、撤去された床下カバーのあったところに移動しています。

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ライニングカバー置き場

E7系の台車は、周囲がきれいに片付けられています。

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E7 系の台車 1セット

E723-18 の運転台もそのまま変化なし。

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E723-18 運転台回り

検修庫復活

検修庫建屋に電気が入りました。利用開始前の点検をしているのでしょうか。

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検修庫に電気が入る

ただ、架線には電気はまだ来ていないようで、架線電圧の死活表示灯は点灯していませんでした。

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検修庫正面

復活まであと少しですね。

留置線の状況

 W2 が移動したことで、留置線の 1番~11番すべてが解放されました。正し、営業に使えるのは今時点では 6番~11番だけは変わりません。これから 1番~5番を整備して、12月25日の検修庫利用開始に間に合わせるのかなと思います。

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留置編成のいない長野新幹線車両センターの留置線

こんな感じで廃車が置かれていた時がうそのようです。

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5月10日

今では解体で使用する車輪転削庫線と臨修庫線、検修庫脇の線以外は車両はいなくなりました。

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長野新幹線車両センター 11月20日見たまま

多分上の図のような感じから 1番~5番を整備して利用開始になるのではないかと思います。ただ、一つ気になるのはアント。上のように車輪転削庫線を今のまま解体待ちの留置線として使い続けていると、アントと廃車体は信号保安設備がついていないので車体洗浄機のある渡り線の部分が車体洗浄機側しか使えません。なので、可能であれば臨修庫線に収めたいのではないかなぁと思ったりしています。実際に廃車体とアントが信号保安設備のあるところを走るときは、線路閉鎖すればよいだけなので杞憂かもしれませんが、W7 系解体の時に何か動きがあるように思います。

解体待ちと解体済みの一覧

現在の水没 E7 / W7 の状況です。解体された順番に並べています。赤字は解体済み、黄色字は解体中、緑字は残されている車両、解体待ちの編成は解体順に現在の編成状態で書いてあります。 (W2 がオリジナルの編成の状態と異なります。)

【解体】

F10:E723-10, E726-110, E725-10, E726-210, E725-110, E726-310, E725-410, E726-410, E725-210, E726-510, E715-10, E714-10
F7 : E723-7, E726-107, E725-7, E726-207, E725-107, E726-307, E725-407, E726-407, E725-207, E726-507, E715-7, E714-7

F14:E723-14, E726-114, E725-14, E726-214, E725-114, E726-314, E725-414, E726-414, E725-214, E726-514, E715-14, E714-14

F8 : E723-8, E726-108, E725-8, E726-208, E725-108, E726-308, E725-408, E726-408, E725-208, E726-508, E715-8, E714-8

F16:E723-16, E726-116, E725-16, E726-216, E725-116, E726-316, E725-416, E726-416, E725-216, E726-516, E715-16, E714-16

F1:E723-1, E726-101, E725-1, E726-201, E725-101, E726-301, E725-401, E726-401, E725-201, E726-501, E715-1, E714-1

F2:E723-2, E726-102, E725-2, E726-202, E725-102, E726-302, E725-402, E726-402, E725-202, E726-502, E715-2, E714-2

F18:E723-18, E726-118, E725-18, E726-218, E725-118, E726-318, E725-418, E726-418, E725-218, E726-518, E715-18, E714-18

W2:W715-502, W714-502, W725-202, W726-302, W725-102,W726-202, W725-402,W726-502, W726-402,W723-102,W726-102, W725-302

W7:W723-107, W726-107, W725-107, W726-207+W725-207, W726-307, W725-307, W726-407, W725-407, W726-507, W715-507, W714-507

 

先週「 W2 は今朝まで動いていませんので、動くとしたら来週以降かもしれません。」と書きましたが、その通りに W2 が移動しました。今までの解体のペースだと 2月の第1週まで、間に年末年始が挟まるので、実際には 2月終わりまでに全車解体され、3月のダイヤ改正時頃には廃車体は見ることができなくなっていそうです。このブログの「長野新幹線車両センター」のカテゴリーも、終焉が見えてきました。