自然の赴くままに・そのときの 気分次第で・なんとなく

興味を持ったことを、なんとなく気の向くまま書いています。

ESXi Arm Edition version 1.5 — Aug 6, 2021 の登場

また 2 か月ぶりに、ESXi Arm Edition の新しいバージョンの登場です。今回は  version 1.5 で、まだ vSphere 7.0 0 ベースで、Build 18427252 です。

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ESXi Arm Edition version 1.5

flings.vmware.com

インストールは

前回の version 1.4 までもそうでしたが、今回もフレッシュインストールのみがサポートされます。インストールの際に「Preserve VMFS」を選択すれば、仮想マシンは消えることは無いのでインストール後にデータストアブラウザを開いて仮想マシンの再登録が可能です。x86 の ESXi とは異なりアップグレードはできません。flings なのでそこは我慢。

また、vCenter Server についても vCenter Server Appliance(VCSA)7.0 Update 1 は使えますが、FT や HA を使いたい場合は vCenter Server Appliance(VCSA)7.0cまたは7.0dが必要です。さらに、DRS を使う場合は vCenter Server Appliance(VCSA)7.0cまたは7.0dが必須になります。この vCenter Server Appliance(VCSA)7.0cまたは7.0dを使う場合は、別途vmware-fdm-7.0c-16620014.arm64.vibまたはvmware-fdm-7.0d-16749671.arm64.vibを組み込む必要があります。組み込み方はドキュメントESXi-Arm-Fling-Doc.pdfの28ページからある「10. Enabling vSphere HA」を参照して行ってください。

なにが変わったの?

今回はマイナーな修正にとどまっています。以下が新しく変わった点です。

 ダウンロード情報

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ESXi for ARM 7.0.0 Build 18427252


ダウンロードには My VMware アカウントが必要です。My VMware アカウントは個人でも作成できるので、リンクから My VMware アカウントを作成の後に、

ESXi Arm Edition | VMware Flings からイメージをダウンロードしてください。

 

2021年7月18日長野新幹線車両センターの状況

今日は豊野に行く用事があり、久しぶりに長野新幹線車両センターに行ってきました。4月、5月、6月と同じ月初の日に訪問していたのに、7月はここまであとにしたのは理由があります。1年前の今日 7月18日は、オリンピック装飾の E723-7 が長い保管状態から解体され始めたのを確認した日で、偶然そこに行く予定ができたので、あまり変化が無いということもあり訪問を空けておいたわけです。

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E723-7

1年前の状況は

1年前の写真の再掲ですが、こんな感じで臨修庫裏での解体が進んでいました。一番奥が E723-7 オリンピック装飾車両です。

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解体中の E723-7 他

この日の E723-7 は、解体開始 2日目のようで、窓ガラス撤去が始まっていました。

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解窓ガラス撤去中の E723-7

この解体場所も今ではすっかり片付いて奇麗になっています。今日の臨修庫、この写真は表側ですが奇麗さっぱりです。

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臨修庫

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臨修庫裏(再掲)

そして、その隣の検修庫も生きてます。

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検修庫

東京オリンピックは 1年たってもう開催直前なのにグダグダ続きですが、2019年に洪水で水没した長野新幹線車両センターは、着実にいつもの姿に戻りつつありました。

 

留置線の状況

本日時点の留置線の状況は W7 系 W11 と E7 系 F9 の 2本が止まっていました。E7 系 F9 編成は、その前後が全部水没で廃車解体されています。(F7, F8, F10)W7系 W11は、水没時点での W7系の最終編成ですね。両編成の先頭部を見るとわかりますが、ちゃんと連結器カバーついています。生きている証拠。

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W11, F9

ちなみに 1年前の同じ日はこんな感じです。一番右に雨でピカピカに戻った W7、その左の4本は 2番線側から F2, F18, W2, F1 が解体待ちしていました。この写真の F2 の所に今日は W11 が、F1の所に F9 が止まっている感じです。

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留置線見たまま

東京よりも W7の W723-107 を撮影していた辺りは、

 

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1年前のW723-107

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F9, W11 の東京寄り

このように、営業車だけが止まっています。

臨修庫や検修庫側も、1年前はF16 の残りE725-216, E726-516 が留置されていましたが、

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F16の残り

今日はこんな感じ。

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臨修庫と検修庫

さっぱりしたもんです。

いつものアップルブリッジ赤沼からの景色。

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アップルブリッジ赤沼から

反対側の下から

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F9 と W11

生きている車両はかっこいいですね。

E723-7 のあった場所は

今はこんな状態です。

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何も無し

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E723-7 が置いてあった時

E723-18 の生首と台車

切り取られて移動した後、変化のない E723-18 と E7 の台車ですが、相変わらず同じところに置いてあります。

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E723-18 の生首

周りに草も生えてきているのとグレーのシートも変化なしなので、全く何もしていないんだなぁと思えるのですが実は何かをしているのではないかなと、よく見るとグレーのシートの手前側の閉じ方が変わっていました。

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雪の中の生首

台車の方も梱包しているロープが外れているのですが、

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E7 系 18編成の台車

一度グレーのシートを外したように見えるのですが、冬の時点でこの状態だったようです。

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雪の中の台車

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設置当初

E723-18 の生首と E7系の台車、どうするんでしょうね。
あと、E7系の台車は再利用しているみたいで、車体は富山に送られていたようですが、台車は整備されて仙台新幹線車両センターなどに搬入されているものもあるみたいです。その後どれかの編成に再利用?なのかはわかりません。

長野新幹線車両センター

センター復活とともに草生していきつつある新幹線長野基地の碑。青空と草の緑とのコントラストがきれいでした。

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記念碑

VMware Workstation 16 Pro / Player で Windows 11 受け入れ準備をする

Windows 10 が終わり、次の OS が

仕事が EUC な人になったので 6/24 の Windows 11 発表はどうなるのかなと思って眠い目をこすりながらリアルタイムで視聴してました。

結果として、UI がまた変わって Mac っぽくなっただけの Windows 10 と感じてしまったんですが、Windows 7 から Windows 10 の時のような、無償のアップグレードパスが用意されるということなので、「やってみようかな?」と準備することにしました。

Windows 11 にできるハードウエアのスペックが・・・

まずは 新しい Windows 11 OS へのアップグレード | Microsoft のページから「Windows PC 正常性チェック プログラム」をダウンロードしてインストールします。

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互換性の確認

必要なハードウエアスペックもこの下に書かれているので確認。

システムの最小要件として

  • プロセッサ:1 ギガヘルツ (GHz) 以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip (SoC)
  • メモリ:4 GB RAM
  • ストレージ:64 GB 以上の記憶装置
  • グラフィックスカード:DirectX 12 互換のグラフィックス / WDDM 2.x
  • ディスプレイ:9インチ以上、HD解像度 (720p)
  • インターネット接続:Windows 11 Home Edition のセットアップには Microsoft のアカウントとインターネット接続が必要

と書かれている通り、結構シビア。一番大変なのはプロセッサで、第8世代以降で 2コア以上の CPU を搭載していない機種は Windows 11 にできません。また、ストレージも 64 GB 以上なので、ちょっと安物のタブレット型 PC はこの時点で対象外になってしまいます。そしてMicrosoft のアカウント、つまり PC のローカルアカウントではだめということのようです。相当ハードルが高くなっています。

チェックツール

チェックツールをインストールして実行するとすぐに結果が出ます。対象外だと、

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WIndows 11 を実行できません

となります。対象だと、

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Windows 11 を実行できます

となり、詳細情報をクリックすると先ほどの画面の「互換性の確認」の部分が

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リリースに向けて

に変わり、配信待ちになります。つまり、いずれ配信が始まれば Windows 11 が使えるようになるわけです。

物理PCしかだめなの?

ここまでなら特に VMware 関連ではないのですが、やはりWindows 11 も仮想マシンで動かしたいところ。特に Horizon などで配信するためには仮想マシンとしてインストールできるかどうかが一番気になります。そこで VMware Workstation 16 Pro / Player を使っていろいろとテストしてみました。

今までと同じ仮想マシンの作り方でトライ

今までの Windows 仮想マシンを作るように「新しい仮想マシン作成ウイザード」を使い作成した仮想マシンでは、先の「Windows PC 正常性チェック プログラム」は以下のようにインストールができないことがあります。私の場合仮想マシンを作る際に vSphere 6.7 環境があるのでそれに合わせて vSphere 6.7 の仮想マシン (virtualHW.version = "15")として Workstation Pro / Player では作成するのですが、それではこのメッセージになって「Windows PC 正常性チェック プログラム」がインストールできませんでした。

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サポートされていません

仮想ハードウエアバージョンが古いとダメなの?

まずはあてずっぽうに考え、「仮想ハードウエアが古いとダメなんじゃね?」と考えて仮想マシンをアップグレード、Workstation 16.x (virtualHW.version = "18")にして再度インストールを実施したところ、無事にインストール完了できました。

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インストール完了

これでいよいよ「Windows PC 正常性チェック プログラム」を使って Windows 11 にできるかのチェックです。(しかし、実はこれは関係ない・・・・・というのが後でわかります。)

Windows PC 正常性チェック プログラム」でチェック、そして失敗

早速「Windows PC 正常性チェック プログラム」を仮想マシンで動かしてチェックしたところ、

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あえなく失敗

この画面になり失敗です。どうやらベースの PC が条件に合致していても、仮想マシン側にも対応が必要なようです。そこをクリアするためにいろいろ条件を変えて調べてみました。その結果を Windows 11 のシステムの最小要件と比較しましたが、全部クリアしていました。

どこが不足しているの?

実は Windows 11 の仕様を知っている方ならすぐにわかるのですが、先のページの「システムの最小要件」には書かれていない最低条件があります。これ、第8世代の CPU を搭載する PC ではデフォルトで機能として持っているもので、PCメーカーの Windows 10 バンドル PC であればすでに設定されているものなので問題ないことなのですが、仮想マシンで新規に作ったりするとこの設定がされていないので、結果として「このPCではWindows 11を実行できません」の結果になってしまいます。なので、仮想マシンWindows 11 を入れられるようにするためには、この対応が仮想マシンに必要になります。

物理 PC では、Windows 10 OS 搭載 PC は随分前から TPM 2.0 モジュールが必須で搭載されるようになっています。そして最近の CPU ではこの機能を CPU 自体で実装していて、Intel の CPU なら Haswell世代および Clover Trail 世代以降、AMDでは Mullins/Beema/Carrizo 世代以降に実装されています。なので、物理 PC であれば特に問題いのですが、VMware仮想マシンを作る際にはこの機能は古い仮想ハードウエアバージョンでは使えず、新しい仮想ハードウエアバージョンでは機能として使えるけれどデフォルトでは有効になっていないため、今回の「Windows PC 正常性チェック プログラム」ではねられてしまいます。

となるとやることは1つ、仮想マシン自体に TPM を紐づけるだけです。

TPM(Trusted Platform Module)をどうやって紐づけるの?

これも VMware 好きな人であれば「な~~んだ」ということなのですが、vSphere 6.7 以降であれば仮想マシンに簡単に TPM を追加することができます。

手順は以下の通りです。

  1. 仮想マシンの「設定」を開く
  2. 「オプション」のタブをクリック
  3. 「アクセスコントロール」を選択
  4. 「暗号化」でパスワード設定を設定し仮想マシンの暗号化を行う
  5. 「詳細」を選択
  6. 「ファームウエアタイプ」で 「UEFI 」を選択し「セキュア ブートを有効にする」にチェックを入れる
  7. 「ハードウエア」タブをクリック
  8. 「追加」で「Trusted Platform Module」を追加
  9. 保存して終了

これだけで、「Windows PC 正常性チェック プログラム」が動くようになります。

Windows PC 正常性チェック プログラムのインストールと実行

ダウンロードしたファイルを開くと「Windows PC 正常性チェック プログラム」のインストールが始まります。

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Windows PC 正常性チェック プログラムのインストール

Windows PC 正常性チェック プログラムのインストールが終了すると、そのまま正常性の概要の画面になります。あとはこの画面の「今すぐチェック」をクリックするだけです。

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PC 正常性の概要

チェックは直ぐに行われて以下のような画面が表示されます。

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「いいお知らせです」の画面

これで VMware Workstation 16 Pro の仮想マシンでの、Windows 11 の受け入れ準備が整いました。

つまり、仮想マシンを用意する時に何をすればよいの?

ばらばら書いてきましたが、VMware Workstation Pro 上で Windows 11 が動作する仮想マシンを作るには、

  1. 仮想マシンの新規作成時「カスタム」を選び、ハードウエアの互換性は ESXi 6.7 より新しいものを選択する(virtualhw.version = "15"より新しい仮想ハードウエアで、ESXi は 6.7 以上、Workstation は 15 以上が必須)
  2. 新規作成ではできない以下の設定を、仮想マシン作成後に設定する
  • 仮想マシンの「設定」を開く
  • 「オプション」のタブをクリック
  • 「アクセスコントロール」を選択
  • 「暗号化」でパスワード設定を設定し仮想マシンの暗号化を行う
  • 「詳細」を選択
  • 「ファームウエアタイプ」で 「UEFI 」を選択し「セキュア ブートを有効にする」にチェックを入れる
  • 「ハードウエア」タブをクリック
  • 「追加」で「Trusted Platform Module」を追加
  • 保存して終了

これで Windows 11 が動作する仮想マシンになります。

VMware Workstation Player ではできないの?

ここは気になるところですが、結果的には上記設定をすれば VMware Workstation Player でも動きます。ただ、 VMware Workstation Player では暗号化と Trusted Platform Module の追加ができません。なので、一度 VMware Workstation Pro で設定した仮想マシンVMware Workstation Player で開くなどの作業が必要です。一度設定してしまえば VMware Workstation Player 側では通常の他の仮想マシンと同様に扱えるので、VMware Workstation Pro を購入して活用するなどしてみてください。

あと重要なこととして、仮想マシンの暗号化をすると OVF への出力ができなくなります。下の図のように OVF 出力がグレーアウトされるかわりに TAR へのエクスポートがメニューに出るようになります。ここ、仮想マシンを OVF でバックアップしていた人はご注意を。

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TARへのエクスポート

Windows 11 に対応しているか、もっと事細かく知りたいときは

 Microsoft 謹製の「Windows PC 正常性チェック プログラム」では、今一つどこが対応しているのかが明確にわかりません。そこで、有志が作成した同様のチェックができる gitlab で公開されているツール WhyNotWin11 を使ってみるというのもありでしょう。

WhyNotWin11 をサイトからダウンロードして実行することで、すぐに結果が出ます。

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WhyNotWin11 の結果(未対応部分がある)

この例では、DirectX + WDDM2 と Storage Available が未対応です。ストレージは交換すればどうにかなりますが、DirectX + WDDM2 はハードウエア依存なのでダメだと諦めるしかありません。
全てに対応している機種の場合はこのようになります。

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WhyNotWin11 の結果(対応している機種)

VMware Workstation 16 Pro / Player の仮想マシンの場合、DirectX + WDDM2 が必ずダメになります。これについては VMware Workstation 16 Pro / Player が、現時点では WDDM2 をサポートしていない(VMware Workstation 8 からの WDDM だけサポート)ため出てしまうことなので、今の所対処する方法はありません。なので、Windows 11 が配信されてエラーになる可能性がありますが、あとは結果待ちということになります。
※ちなみに仮想マシンWDDM を使うには、仮想マシンに割り当てるモニタ数を 1に指定し、グラフィックス メモリをデフォルトのままではなく、グラフィックス メモリで(推奨)と表示されている値に変更するのが望ましいです。Windows 7 以降は標準でドライバーが入っているので、効果はある・・・・と思います。

VMware Horizon 8 / 7 でも使えるの?(推測)

このように VMware Workstation 16 Pro / Player でも受け入れ準備ができることがわかりましたので、VMware Horizon 8 で使えるかどうかは、あとは vSphere 6.7 / 7 のプラットホームが Windows 11 のハードウエア要件に合致しているかどうか(CPU ファミリーですね)ということと、vSphere 6.7 / 7 にある「vSphere の仮想マシン暗号化機能」が使えるかどうかにかかってきます。VMware Horizon 7 からこの「vSphere の仮想マシン暗号化機能」を使い Windows 10 の仮想マシンを暗号化出来ているので、個人的にはそのまま Windows 11 でも出来るのではないかなぁと予想しています。このあたり、公式の情報が出てくるのを待つばかりです。

VMware Horizon 8 における「vSphere 仮想マシン暗号化を使用するフル クローンの構成」の情報はこのリンクにあります。当たり前ですが、フルクローンとインスタントクローンだけの対応です。インスタントクローンでの情報はこちら

Horizon を使う場合、まずは Horizon 8 / 7 の上で Windows 10 でPOC を行ってみて、それで Windows 11 を待つのが現実解だと思います。

 

ほぼ1年前、オリンピック装飾の E723-7 の解体までの流れ

2019年の水害で被災した、オリンピック装飾の F7 編成先頭車、E723-7 の写真です。

いよいよオリンピックが行われるようなので、特にコメントなしに時系列に並べてみます。

オリンピック装飾の E7 系 F7 の解体

被災一か月後の検修庫。この中にまだ F7 編成はいます。

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2019/11/4

反対側は脱線したまま。

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2019/11/4

脱線した F18

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2019/11/4

脱線した F1

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2019/11/4

この時点はこうなっていました。(オレンジ色は脱線)

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2019/11/4

留置線の入替えだけで、F7 はまだ検修庫から引きだされません。

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2020/1/15

ようやく引き出されてきたところの E714-7 で、F7 編成はばらされて隣の線と並んでいます。

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2020/3/3

隣はこれ。E726-407。

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2020/3/3

F7 は 2月末から移動開始しました。

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2020/2/29

ピカピカのトラック。これで車体は富山にどんどん搬出されていきます。

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2020/3/3

どんどん解体されていく。この時は2線使っていた。E715-7, E726-507, E725-207と、奥は E726-407。既に、E714-7 は臨修庫内で解体中。

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2020/3/15

この時は2線使っていた。奥は車輪転削庫線。

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2020/3/15

このころは 2両ずつに分割されています。

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2020/3/15

だいぶ解体が進んだ。E725-107 と E726-307。

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2020/3/25

E726-107 と E723-7 は、まだ車輪転削庫前。

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2020/3/25

手付かずは、残り4両。E723-7, E726-107, E725-7, E726-207

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2020/3/31

手付かずは、残り2両に。E723-7 と E726-107

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2020/4/5

ここで異変、E725-7, E726-107 解体の後に E723-7 にならず、次の編成 F14 の E726-214 が先に解体へ。

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2020/4/13

そして、E723-7 は臨修庫線の奥に留置された。

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2020/4/14

残るのと思わせるように。ここから 2020東京オリンピック開会式予定日まで、この場所に留置され続けることに。

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2020/4/14

変わらずそのまま。

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2020/4/19

天気の良いときも。

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2020/4/23

今にも走り出しそうに。

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2020/5/2

他の車両は先に解体されていくのにかかわらず、残る。

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2020/5/2

しかも、写真撮影しやすい場所にずっと。(奥が E723-7)

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2020/5/15

動かない。

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2020/5/30

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2020/5/30

周りの他の E7 がだいぶ減ってきても、そのまま。

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2020/6/13

かわらず動かないので、ずっとこのまま保存されるのかと、このころは思い始めた。(奥が E723-7)

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2020/6/13

解体場所での先頭車同士の縦並び。

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2020/6/20

同じ向きの E723 でも他の編成はどんどん解体されていく。

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2020/6/20

また次の編成の解体が。でも E723-7 は残る

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2020/6/24

いつまでもポツンと 1両。

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2020/7/5

もう「残すつもりなんだ!」と思った頃。

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2020/7/12

それは突然始まった。

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2020/7/18

E723-7 の解体、オリンピック開会式予定日まであと1週間なのに。

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2020/7/18

延期は3月24日に決まっていたのでここまで引っ張る理由はないはずなんだけれど。

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2020/7/18

このタイミングでの解体開始は、何か理由があったのかなと思ってしまった。

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2020/7/18

主の E723-7 が居なくなった臨修庫奥。E723-7 は奥の臨修庫内で屑鉄輸送用トラックに載せられている最中。

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2020/7/23

E723-7 解体までの流れ

わかりやすいように、スライドでまとめてみました。

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ようやく整理ができました。

ESXi Arm Edition version 1.4 — June 15, 2021 の登場

2 か月ぶりに、ESXi Arm Edition の新しいバージョンの登場です。今回は  version 1.4 で、まだ vSphere 7.0 0 ベースで、Build 18175197す。

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ESXi Arm Edition version 1.4

flings.vmware.com

インストールは

前回の version 1.3 までもそうでしたが、今回もフレッシュインストールのみがサポートされます。インストールの際に「Preserve VMFS」を選択すれば、仮想マシンは消えることは無いのでインストール後にデータストアブラウザを開いて仮想マシンの再登録が可能です。x86 の ESXi とは異なりアップグレードはできません。flings なのでそこは我慢。

また、vCenter Server についても vCenter Server Appliance(VCSA)7.0 Update 1 は使えますが、FT や HA を使いたい場合は vCenter Server Appliance(VCSA)7.0cまたは7.0dが必要です。さらに、DRS を使う場合は vCenter Server Appliance(VCSA)7.0cまたは7.0dが必須になります。この vCenter Server Appliance(VCSA)7.0cまたは7.0dを使う場合は、別途vmware-fdm-7.0c-16620014.arm64.vibまたはvmware-fdm-7.0d-16749671.arm64.vibを組み込む必要があります。組み込み方はドキュメントESXi-Arm-Fling-Doc.pdfの28ページからある「10. Enabling vSphere HA」を参照して行ってください。

なにが変わったの?

以下が新しく変わった点です。

  • PMU(Performance Monitoring Unit)仮想化の改善
  • 一部のACPIOSの仮想AHCIサポートの修正
  • 時刻同期仮想化の改善
  • NVIDIA Tegra XavierAGXおよびNVIDIATegra Xavier NX(PCIe、USB、NVMe、SATA)の実験的サポート
  • 2P Ampere Altraベースのサーバーの実験的サポート(Mt. Jade)
  • マルチソケットArmサーバーのVMパフォーマンスの向上
  • UEFIおよび一部のOSでの仮想NVMeサポートの修正
  • 仮想割り込みコントローラーの改善
  • 仮想化のパフォーマンス向上
  • 新しいゲストOSLinuxカーネルとの互換性向上
  • RTL8153ベースのUSB NIC(一般的なチップセット)サポート、特にRaspberryPiとTegraXavierでUSB動作の安定性問題を改善
  • ArmFling、Raspberry Pi、Ampere Altra、NVIDIA Xavier AGX、NVIDIA Xavier NX ドキュメントの更新(詳細はダウンロードを参照)

それにしても、今回は RTL8153ベースのUSB NIC のサポートが一番うれしいです。あと、めちゃくちゃ気になっているのはこの2つ。

前者は Amazon で $699.00 、後者は $399.00。食指が動く価格です。個人的にはとても興味あります。Raspberry Pi も、

が使えます。ただ、こちらはあまり食指は動きませんが。

 ダウンロード情報

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ESXi 7 Arm Edition 7.0.0-18175197

ダウンロードには My VMware アカウントが必要です。My VMware アカウントは個人でも作成できるので、リンクから My VMware アカウントを作成の後に、

ESXi Arm Edition | VMware Flings からイメージをダウンロードしてください。

 

vSphere 7.0 U2 のコミュニティーエディションの USB NIC ネイティブドライバの登場です

Community Networking Driver for ESXi

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USB Network Native Driver for ESXi version 1.8 — June 14, 2021

vSphere 7.0 Update 2 が登場してから早 3か月、いつものパターンだと、あと 3か月ほどで vSphere 7.0 Update 3 が出てくると思うのでちょっとやきもきしていたのですが、ようやく vSphere 7.0 Update 2 用の USB NIC ネイティブドライバが登場しました。

VMKlinux が無くなったvSphere 7では、VMKLinux ドライバが使えなくなったため、vSphere 6.7 までのように過去のドライバをそのまま使うことができません。そのためネイティブドライバが登場するのを待つしか方法がないのですが、今回の vSphere 7.0 Update 2 ではVMKernel 周りのライブラリが変更になっていて、同じ vSphere 7 なのに今までのネイティブドライバを使うことができません。その結果 vSphere 7.0 Update2 ではそれまでの vSphere 7.0 Update1 までのドライバが動作しない結果になって、特に家ラボをやっている人は vSPhere 7.0 Update 2 を使うことができなかったんですが、ようやく Flings コミュニティでドライバーを用意してくれまましたので、これで vSphere 7.0 Update 2 にしたくてもできなくて苦労していた人も一安心です。特にNUCなどのNICが一つしかない環境で、NICの増設ができるようになるのでとても助かると思います。

対応デバイス

以下のデバイスに対応しています。安価でメジャーな REALTEK RTL8153 や ASIX AX88179 をサポートしているのはとても助かります

Vendor Chipset VendorID ProductID
AQUANTIA AQC111U 0xe05a 0x20f4
AQUANTIA Aquantia Pacific 0x2eca 0xc101
ASIX AX88179 0x0b95 0x1790
ASIX AX88178a 0x0b95 0x178a
CISCO LINKSYS RTL8153 0x13b1 0x0041
DLINK AX88179 0x2001 0x4a00
INSYDE SOFTWARE CORP Insyde Software Corp. 0x0b1f 0x03ee
LENOVO RTL8153 0x17ef 0x3062
LENOVO RTL8153 0x17ef 0x720a
LENOVO RTL8153 0x17ef 0x3069
LENOVO AX88179 0x17ef 0x304b
LENOVO RTL8153 0x17ef 0x7205
NVIDIA RTL8153 0x0955 0x09ff
REALTEK RTL8153 0x045e 0x07c6
REALTEK RTL8152 0x0bda 0x8152
REALTEK RTL8153 0x0bda 0x8153
REALTEK RTL8156 0x0bda 0x8156
SITECOMEU AX88179 0x0df6 0x0072
SUPERMICRO Supermicro computer Inc 0x15d9 0x1b83
TP-LINK RTL8153 0x2357 0x0601
TRENDNET AQC111U 0xe05a 0x20f4

USB NICドライバーのダウンロード先は

ここから入手できます。

flings.vmware.com

インストールイメージを作るには

こちらの過去記事を参考にしてください。

imaisato.hatenablog.jp

こちらの書籍「VMware vSphere7インテグレーションガイド」の第13章にも手順は書いておきました。

VMware vSphere7インテグレーションガイド - インプレスブックス

電子書籍版はこちらです

VMware vSphere7インテグレーションガイド impress top gearシリーズ

新しい第11世代のNUCも登場していますので、これから環境作る人にはこれらのドライバーが役に立つことを願っています。

 

その後の長野新幹線車両センターの状況:6月6日

曇り空の中、今月も近所に行く用事があったので、どうなったか寄ってみました。前回訪問は5月6日なので、4月から偶然にもちょうど1か月ごとの訪問です。でも、やはりなにも変わっていなかったので、今回も新しい写真はありません。今回も昔の写真を引っ張り出しての掲載です。E7系試乗会の写真です。

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駅貼りポスター

 

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案内(ピンボケですみません)

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試乗列車 E7系 F2で、解体されてますね。

新しい写真を撮影するネタができればよいのですが。。。新型コロナ禍の中、出歩いていないためにネタがありません。

残された解体車両の部品の状況

先月の訪問で無くなっていた W7 系の台車以外の解体で残された E723-18生首、E7系の台車は、今回の訪問でも動くことなくそのまま同じ位置に残っていました。台車もそのままです。何に使うのかが気になりますが、どこかに情報とかないのかなと思っています。

 生首つながりで、昔撮影した JR東海 700系の生首です。2014年の7月頃に、名古屋の高島屋で展示されていました。

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700系 C10 723-9 の生首

 

その他

なんとなく思い出をいろいろと。

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E7系登場と金沢延伸の時のキャンペーンポスター。

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E7系登場と金沢延伸の時のキャンペーンポスター。こちらは正面の絵

最近だと思っていたけれど、もうずっと前になりましたね。時の流れは速いです。この時消えていった E2 系の思い出。

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E2系の車内のご案内

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公衆電話、良く使いました

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E2系の普通車車内、廃車直前なので広告が外されている

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E2系普通車車内、廃車直前なので広告が外されている

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乗車位置案内

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懐かしい列車編成のご案内

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隠されてしまった8両編成の案内

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この色とデザイン、そしてロゴ、好きでした。