自然の赴くままに・そのときの 気分次第で・なんとなく

興味を持ったことを、なんとなく気の向くまま書いています。

昨年の洪水で水没した E7系 / W7系の 解体順番をまとめてみた(図にしてみた)

E7系の解体が完了し、残る 2本の W7系のうちどのような順番で解体が始まるかが見えなかった W2 の解体が始まったので、ここまでの車両の解体順を編成の毎に解体が始まった日を入れて図にしてみました。

現在までに解体された編成は

週に1回程度予定が合えば訪問し記録していた程度のため、車両ごとの細かい解体開始日はわかりませんが、編成ごとに解体が始まった大体の日はわかります。また、各編成で車両の解体順番も異なっているので、その順番もわかりやすいように図にしてみました。床下カバーは仕業交番検査庫に入ると外されてしまうのですが、パンタグラフは編成ごとに扱いが異なっていたので、パンタグラフ付き、完全撤去、碍子残しも図示してあります。

編成番号順解体開始日(大体の開始日)

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編成番号順

見てわかる通り、編成番号の順番は関係なしに解体が行われました。

解体開始日付順(大体の開始日)

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日付順

車両が編成のまま解体されていないのは、実は長野新幹線車両センター内で頻繁に移動している編成があり、また何かの理由でわざわざ一部の車両だけを抜き出したりしている編成があるためです。

何故車両の解体順が組成順ではない編成があるのか

これは長野新幹線車両センターでの被災の状況が影響しています。まずは車両センターの留置線のどちらかを早期復旧できるように開ける必要があったのではないかということ、脱線している 2編成を復線させなければならないことなどが影響しているのではないかなと思いました。この水害被災直後ではまだ車両を今後どのようにしていくかが明確にはなっていなかったかと思いますが、兎に角復旧優先で車両を移動させるためなのか、F10 から全ての編成の車両間の線はコネクタから外すのではなく物理的に切断されていました。つまり水没してしまった電気配線は全て引き直しになるので、コネクタを外す手間かけるよりバサッと切ってしまえという感じだったのであったのではと思います。

ではどのように移動されていったのかですが、留置場所や入れ換えの都合でどうしても元の編成通りに並べることが手間だったり困難などがあったため、このようになったように思えます。つまり、意図してバラバラにしているのがあるのではなく(実は 2編成ありますが)、入れ換えの都合でこうなってしまったということではないかと思います。被災時の各編成の場所はこの通りでした。

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洪水被災時

最初に移動したのは 10番線に留置されていた F10です。手前は 4列車で奥は 3列車、どちらを移動させるかを考えた結果、奥側の留置線を開けることになったのではと思います。その際、臨時修繕庫奥の線は留置線とは横移動の関係になるので、アントの牽引力に合わせた 4両づつ F10 を引き出した結果、臨時修繕庫奥に移動したときに 4両づつの逆組成の順番になりました。

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F10 の移動完了

そして、その次に並んでいる W2 は F1 の脱線復旧に邪魔なので、これも車輪研削庫奥に押し込まれました。今は W7 が置いてあるところです。W2 も引き上げは横移動の位置になるので、F10 と同じように 4両づつ逆になりました。

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W2 の移動完了

そして続いて脱線した F1 の状態を調べるために仕業交番検査庫中線(2番線)の F14 を転線しています。F14は金沢側からまっすぐ車輪研削庫まで行けるので、編成は崩れずに移動しました。

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F14 の移動完了

そして脱線した F1 を復線した後、仕業交番検査庫中線(2番線)に移動。これもこの時はそのまま真っすぐ収容なので編成は崩れません。

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F1 の脱線復旧と動完了

次に脱線しているもう一つの編成の F18 の両側を開けるために F2 を移動。F2 は 6番線へ横移動になるので、転線時に編成が 4両単位で逆順になります。そして、状況確認の終わった F1 を仕業交番検査庫脇に移動しますが、これは横移動なので、4両単位の逆順になってしまいます。

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F2 と F1 の移動

脱線した F18 を復線し仕業交番検査庫の中線(2番線)に収容。これも真っすぐの移動なので編成が崩れることは無し。

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F18 の脱線復旧と移動完了

F18 の脱線復旧のために退避していた F2 を元の 3番線に戻しますが、F2はまた横移動なので組成順番が変わり、元の編成の状態に戻ります。

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F2 の移動完了

そして仕業交番検査庫脇に仮留置していた F1 を F18 のいた 2番線に移動させますが、これはまっすぐの移動なので 4両づつ逆順の組成のまま 2番線に移動。

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F1 の移動完了

という流れで、解体開始前のバラバラな組成はこのように生まれてきたわけです。そしてこれで浮いて脱線していた F1 と F18 の状態も確認出来て、あとは流れ作業で 1月からの解体に向かいます。

解体開始後の移動

2020年 1月第4週より F10 編成の解体が開始されました。F10 の解体がほぼ終わるころ、仕業交番検査庫の 3番線を空けるために急ぎ移動させた F14 と F7 の入替えが始まります。F14 は横移動になるので編成が 4両づつ逆順になりますが、F7 はまっすぐなのでそのまま移動しています。

なお、この時以降は仕業交番検査庫から出てきた編成は、床下カバーと屋根上の機器が撤去された形になっていました。

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F14 と F7 の入替え

そして F14 が仕業交番検査庫に収容されます。これはまっすぐの移動なので編成は崩れません。

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F14の移動完了

そして早めに空けた奥側(10番~11番)の留置線の利用が始まります。

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入線試験

その後は、すでに解体が始まっている編成以外の床下カバーと屋上機器の撤去のため、仕業交番検査庫に各編成が順番に収容されていきます。まずは F14 と F8 が入れ替わります。 F14 はそのまま留置線への移動なのに一度仕業交番検査庫脇に移動させたのか、編成は 4両づつ逆になります。そして、ここでちょっと気になったのが F8 の組成順。今までの流れだと F8 は真っすぐ仕業交番検査庫に行けるので編成が崩れないはずなのですが、どうやら F8 も一度留置線のどこかに横移動で退避させ 4両づつ逆になり、その後 F8 を真っすぐ仕業交番検査庫に収容するという形をとったようです。

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F8の移動完了

そして、F7 の解体が終わるころに F7 の留置されていた車輪研削庫手前に F14が移動します。4両づつの横移動なので、編成が元通りに戻ります。

そして、W7を引き出せないのかわからないのですが、W7 の長野寄り 4両を外に出して、空いたスペースで W2 に何かを始めました。こちらも F14 の時と同じで急ぎ奥に移動させたので、もしかしたら状況確認していたのかもしれません。というのも、この後に出てきたときは仕業交番検査庫に収容された時と変わらぬ姿で出てきており、後で再度編成ごと仕業交番検査庫に収容されることになるからです。

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W2, W7 F14 移動

次に F16 が部品撤去のために F8 と入れ替わります。先の F14 と F8 の時とは異なり、F8 は F16 の隣にまっすぐ移動、つまり4両づつ逆のまま移動し F16 も真っすぐそのまま編成を崩さずに移動しています。

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F16の移動完了

そして F16 はまた真っすぐ元の線に編成を崩さず戻りますが、F2が仕業交番検査庫に収容される際に4両単位ではなく、長野寄り中間車3両+残り9両の組成で収容されます。この変な収容は何か意図があったのだと思うのですが(その後にも別の編成でもありました)その理由はわかりません。

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F16 と F2 の移動完了

その後 F2 が留置線に戻されます。その際に両側は先頭車になっていますが、編成順が崩れたまま戻されています。

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F2 の移動完了

その後 F8 が移動します。これは横移動なので今までの他と同じに 4両づつの移動になり、両先頭車の編成状態に戻ります。

W2 と W7 は両方とも仕業交番検査庫に収容されますが、W2 が F2 と同じような形で一部ばらばらに収容されました。W7 はスペースを空けるために移動させた 4両が戻ってきただけなので、通常の編成状態になりました。

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F8、W2、W7移動

そして部品撤去が終わった F1 が留置線に戻ります。真っすぐの移動なので 4両づつ逆になっているのはそのまま。E7系の部品撤去は F1 が最後なので、これ以降仕業交番検査庫の 2番線は空きになります。

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F1の移動完了

そして残った W7系 2本は、最初に長く仕業交番検査庫にとどまっていた W7が陽の下に出てきます。真っすぐの移動なので編成順序は崩れません。そして、W7 はこのままずっと動かないでここに留まることになります。

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W7の移動完了

そして F16 の解体準備の移動。これも横移動になるので 4両づつ逆順になります。

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F16 の移動完了

最後に W2 の移動。この後の解体開始までこの状態だと思っていたのですが、解体直前の 1番線への転線で編成順序が変わります。

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W2の移動完了

上の状態の写真です。

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車両部品撤去の移動完了

以降は解体前の留置場所への横移動なので、

  • F1 はオリジナル編成の形に戻って解体へ。
  • F2 は2番線留置の状態から4両づつ逆順に横移動し解体へ。
  • F18 も横移動なので 4両づつ逆順になって解体へ。
  • W2 は2番線留置の状態から 1番線転線時に1両、2両、1両、2両、2両、4両と横移動、その後その組成状態から 4両づつ逆順に横移動し解体へ。

となっています。W7 は既に解体待ち置き場の車輪研削庫の線にいるので、このままだと編成順で解体になると思われます。

今の状態の写真はこの通り。

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留置線には車両はいない

このように紐解いていくと、解体される順番には車両移動という意味があるんだなとわかってきます。ただ、途中で変わった移動をした編成もあったので、そのあたりは「何故?」と本当は知りたいところです。

長野新幹線車両センターの場所は

北陸新幹線車窓からはちょっとしか見えない長野新幹線車両センター。実はしなの鉄道北しなの線飯山線)の三才ー豊野間から、ここでレポートしている状況が全てが見えます。三才側から留置線の状況、車両を解体している臨時修繕庫のあたりの状況、仕業交番検査庫のあたりの状況の順で見えるので、いつもそこでルートを考え豊野で降車して訪問をしています。

位置関係はこんな感じです。

www.google.com

徒歩ルートはこんな感じで、10分くらいで E723-18 の運転台や台車が保管されている場所に行くことができます。

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豊野駅から徒歩ルート

その近くにはこれ(善光寺平洪水水位標)もあります。

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善光寺平洪水水位標

そこからいつも解体されている写真を撮影している場所までは、さらに徒歩で 10分

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解体場所

そして、留置線を見られるアップルブリッジ赤沼へ。橋には大回りしないと到達できません。

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アップルブリッジ赤沼

そして、アップルブリッジ赤沼を渡り切って長野寄りに行くと、留置線の1番線側に行けます。また、アップルブリッジ赤沼を戻って長野寄りに行くと、今度は W7 が留置されている車輪研削庫線の奥の所に行けます。

一通り状況を確認して豊野まで戻るまでにかかるのは大体1時間半くらい。じっくり見るならプラス30分程度です。なので、豊野駅の着発時間をしっかり把握していれば、車で移動せずに長野駅から列車で時間を作って見に行くことができます。逆に車で訪問だと、周りがりんご畑で駐車できる場所は無いので走りながら見るということになるかと思います。(実際にはアップルブリッジ赤沼の下の空き地に停めている人がいるようです。)

あと、危険なのに橋の上から少し降りたところに停めて写真撮っている人もいますが、アップルブリッジ赤沼は太鼓橋のような形と急なカーブで頂点の向こう側は見えないため事故の恐れもあり危険です。

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アップルブリッジ赤沼

東京から新幹線で来る場合は、7:24 発 あさま 603 号で長野入りし、9:24 の北しなの線で豊野に入ると解体途中の状況や搬出用のハリタ金属のトラックが来るところが見られます。そして、10時半~11時45分くらいの間に車体とそれ以外の部分の搬出を見ることができます。搬出は大体水曜日と土曜日に行われています。

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搬出に使われるトラック

ハリタ金属の車体搬出用トラックが先に、それ以外のものを積んだトラックが後に出発します。上の写真のように荷台の中は、その先の国道117号にかかっている歩道橋で見ることができます。角にセブンイレブンがあるのですぐに場所はわかります。

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長野新幹線車両センターと国道117号歩道橋の位置関係

W2 の解体が始まり残りは W7 のみ。長野新幹線車両センターでの車両解体もあと 2か月。その間にもし見に行く場合には参考にしていただければと思います。

11月20日長野新幹線車両センターの状況

丁度近くに用事があったので、雨の中訪問してきました。

W7 系(W2)動く

とうとう W2 の解体が始まりました。

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解体が始まった W2 3両

F18 解体終了から間髪を入れず W2 の解体開始、1月には W2 と W7 は解体が終わりそうな勢いになりました。

臨修庫内で片付けられている E725-218 がどき次第、W7系 最初の車体解体として 写真の一番奥にある W725-302 が入りそうです。これ、W2 が 1番線に転線し、その後解体前に W7 前に移動したときの組成順番を予測しましたが、まさにその通りになったようです。つまり車輪転削庫前に

W715-502, W714-502, W725-202, W726-302, W725-402, W726-502, W725-102,W726-202, W726-402,  W723-102,W726-102, W725-302 のように移動されて、一番金沢寄りになった W725-302、W726-102、W723-102 が、今この解体場所に移動していることになります。

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W725-302

車体ははっきり見えませんが、パンタグラフと大きなケーブルヘッド、そしてドア位置が奥まっているので、W725-302 というのがわかります。

次位は W726-102、作業者がハンマーなどを使ってガラスを撤去していました。

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W726-102

一番見えるところに置いてあるのが、車内の撤去中の W723-102 です。

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W723-102

窓の下から水垢の汚れが垂れている跡が残るなど、長い間放置されていた姿がはっきりわかります。

残りの W2 は W7 の手前に。

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W714-502 と W715-502 が、W714-507 と W715-507 の前に並ぶ

このような感じで臨修庫手前に収容されています。連結はされていませんが、廃車される W7 系優等車 4両がちょうど集まった感じになっています。

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W2 と W7 の優等車両の並び

アップルブリッジ赤沼直下には、残りの W2 が。

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残りの W2

12号車 W714-502 と11号車 W715-502 の隣には、5号車 W725-202 と 6号車 W726-302

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W725-202

W725-202 も大きなケーブルヘッドとドアの位置で特定できます。

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W726-302

W726-302 も大きなケーブルヘッドと車掌室で特定可能。

その次に並ぶのは W725-102 と W726-202。W725-102 はパンタグラフと小さなケーブルヘッドで判別可能。

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W725-102

W726-202 は特徴のない車体だけれど、金沢側の大きなケーブルヘッドで判別可能。

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W726-202

その次に並ぶのは W725-402 と W726-502,。ドアの位置と小さなケーブヘッドで判別可能。

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W725-402

W7 の手前に留置されている最後の 1両は  W726-502、

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W726-502

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W726-502

金沢寄りにケーブルヘッドが無いので W726-502 と判別できます。

W726-402 はというと、

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W726-402

いつもの検修庫脇に置いてありました。次の解体対象がここに置かれるので、W7系の 4番目の解体対象は W726-402 で決まりです。

W7の状況

W2 が解体に入っていて W2 の手前に解体待ちが留置されているため、全く動きがありません。

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W7 長野寄りの W723-107 他

W7 が動くのは、W2 が片付いてからになりそうです。

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W2 と W7

残りの E7 系の状況

台風19号で水没した E7系 8編成の最後の 1本 F18 ですが、最後の1両 E725-218 が臨修庫内で大きな音を立てて正にバラバラにされている所でした。後は土曜日の午前中にいつものようにハリタ金属のトラックで搬出された時点で、 E7 系は全て解体されたことになります。

 E7系 残滓の状況

E7系は解体されるとトラックで搬出というサイクルになっていたのですが、実はごみ処理施設の脇に E7系の床下カバーがまとめて置いてありました。

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今まで置いてあった床下のカバー

それが、今日の訪問では全て片付けられています。

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ひとつ残らずきれいに撤去された

カバーしてある台車脇にあったライニング置き場が、撤去された床下カバーのあったところに移動しています。

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ライニングカバー置き場

E7系の台車は、周囲がきれいに片付けられています。

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E7 系の台車 1セット

E723-18 の運転台もそのまま変化なし。

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E723-18 運転台回り

検修庫復活

検修庫建屋に電気が入りました。利用開始前の点検をしているのでしょうか。

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検修庫に電気が入る

ただ、架線には電気はまだ来ていないようで、架線電圧の死活表示灯は点灯していませんでした。

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検修庫正面

復活まであと少しですね。

留置線の状況

 W2 が移動したことで、留置線の 1番~11番すべてが解放されました。正し、営業に使えるのは今時点では 6番~11番だけは変わりません。これから 1番~5番を整備して、12月25日の検修庫利用開始に間に合わせるのかなと思います。

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留置編成のいない長野新幹線車両センターの留置線

こんな感じで廃車が置かれていた時がうそのようです。

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5月10日

今では解体で使用する車輪転削庫線と臨修庫線、検修庫脇の線以外は車両はいなくなりました。

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長野新幹線車両センター 11月20日見たまま

多分上の図のような感じから 1番~5番を整備して利用開始になるのではないかと思います。ただ、一つ気になるのはアント。上のように車輪転削庫線を今のまま解体待ちの留置線として使い続けていると、アントと廃車体は信号保安設備がついていないので車体洗浄機のある渡り線の部分が車体洗浄機側しか使えません。なので、可能であれば臨修庫線に収めたいのではないかなぁと思ったりしています。実際に廃車体とアントが信号保安設備のあるところを走るときは、線路閉鎖すればよいだけなので杞憂かもしれませんが、W7 系解体の時に何か動きがあるように思います。

解体待ちと解体済みの一覧

現在の水没 E7 / W7 の状況です。解体された順番に並べています。赤字は解体済み、黄色字は解体中、緑字は残されている車両、解体待ちの編成は解体順に現在の編成状態で書いてあります。 (W2 がオリジナルの編成の状態と異なります。)

【解体】

F10:E723-10, E726-110, E725-10, E726-210, E725-110, E726-310, E725-410, E726-410, E725-210, E726-510, E715-10, E714-10
F7 : E723-7, E726-107, E725-7, E726-207, E725-107, E726-307, E725-407, E726-407, E725-207, E726-507, E715-7, E714-7

F14:E723-14, E726-114, E725-14, E726-214, E725-114, E726-314, E725-414, E726-414, E725-214, E726-514, E715-14, E714-14

F8 : E723-8, E726-108, E725-8, E726-208, E725-108, E726-308, E725-408, E726-408, E725-208, E726-508, E715-8, E714-8

F16:E723-16, E726-116, E725-16, E726-216, E725-116, E726-316, E725-416, E726-416, E725-216, E726-516, E715-16, E714-16

F1:E723-1, E726-101, E725-1, E726-201, E725-101, E726-301, E725-401, E726-401, E725-201, E726-501, E715-1, E714-1

F2:E723-2, E726-102, E725-2, E726-202, E725-102, E726-302, E725-402, E726-402, E725-202, E726-502, E715-2, E714-2

F18:E723-18, E726-118, E725-18, E726-218, E725-118, E726-318, E725-418, E726-418, E725-218, E726-518, E715-18, E714-18

W2:W715-502, W714-502, W725-202, W726-302, W725-102,W726-202, W725-402,W726-502, W726-402,W723-102,W726-102, W725-302

W7:W723-107, W726-107, W725-107, W726-207+W725-207, W726-307, W725-307, W726-407, W725-407, W726-507, W715-507, W714-507

 

先週「 W2 は今朝まで動いていませんので、動くとしたら来週以降かもしれません。」と書きましたが、その通りに W2 が移動しました。今までの解体のペースだと 2月の第1週まで、間に年末年始が挟まるので、実際には 2月終わりまでに全車解体され、3月のダイヤ改正時頃には廃車体は見ることができなくなっていそうです。このブログの「長野新幹線車両センター」のカテゴリーも、終焉が見えてきました。

11月14日長野新幹線車両センターの状況

今日は明け方に訪問してきました。

F18 E723-18 運転台と 1セットの台車の状況

この 1週間訪問はしていなかったのですが、今日もそのままそこに置いてありました。

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カバーがかけられている E723-18 の運転台付近



そして、その近くの台車もそのまま。カバーを押さえるロープのかかり方もそもまま変化なしなので、なにもやっていないことがわかります。

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E7系の台車

1台車だけなら展示の際に E723-18 の生首の下に取り付けるということも考えられるのですが、まるまる 1両分なので別の用途のように思います。そして、今までの解体した E7 系の台車はそのまま搬出されているので、再利用とかそういうことではなくて意図があるものと思います。

残りの F18 の状況

先週末の時点で残り 5両となった E7系、今日確認できたのは臨修庫奥の解体場所にいた E725-218, E726-518, E715-18 の 3両のみでした。多分 E714-18 は臨修庫の中に解体途中の状態になっていて今日午前中に搬出されるのか、それとも既に搬出されていて、臨修庫内を整理している状態なのだと思います。10時台にハリタ金属の解体した車体搬送専用トラックが来れば搬出有りで来なければ既に搬出済みなのですが、その時間には今日は訪問できないので確認の仕様がありません。

次の解体は準備ができている E715-18、写真では屋根しか映っていませんが、既にガラスなども撤去され、臨修庫が空き次第押し込まれる状態です。

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E715-18

次は E726-518 で、車内を空にしてガラスも外しているところです。

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E726-518

F18 編成最後の解体車両となるのは 9号車の E725-218

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E725-218

いつもは検修庫脇に次の解体対象の車両が留置されているのですが、こちらも車両は置いてありません。検修庫自体は架線死活表示器が点灯していないので、テストを含めてまだ利用していないようです。

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検修庫

つなぐ相手がいないアントはどこに行っているかというと、

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アント

ポツンと車輪転削庫線の渡り線手前に置いてありました。いつも次の次に解体する車両が置いてあったところです。

既に解体手つかずの車両は無く、解体中の残り 3両のみとなったJR東日本の水没 E7系、いよいよ終わりが見えてきました。

W2 系の状況

F18 がある程度片付いたら W2 が車輪転削庫手前、W7 の前に移動するのではないかと思っていたのですが、F18 がまだ少し残っているためなのか、それとも来週以降に計画されていたのかわかりませんが、留置線 1番にそのまま存置されていました。

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W2(奥)と W7(手前)

留置されている車両順は、長野寄りから

W726-402,  W723-102,W726-102, W725-302, W725-102,W726-202, W725-402, W726-502, W715-502, W714-502, W725-202, W726-302

になっていて、W725-302, W725-102 と W7系に 2両しかいないパンタグラフ装備車が並んでとまっているのは、新幹線的にはなかなか見られない光景です。

W7 の状況

W7 は全く動きがありません。

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F25, F20 と並ぶ W7

W7 は W2 と異なり、水深も深くしかもずっと検修庫内で汚れるままに置かれていた車両なのですが、今の置き場所から考えると W2 より先には解体されないように思います。編成順は長野寄りから(このブログでは長野寄り、金沢寄りと書いています。東京側が長野寄りということになります。)

W723-107, W726-107, W725-107, W726-207+W725-207, W726-307, W725-307, W726-407, W725-407, W726-507, W715-507, W714-507

でした。

 

留置線の状況

営業編成が数本入線していた以外、W2 も W7 も変化なしです。

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左から W2, F25, F20, W7

営業で使用されているのも 6番線までのまま

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仮設の柵で区切られた留置線

出庫を待つ F25 と F20、そして廃車体の W7

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F25, F20, W7

解体編成が少ないので、留置線の動きも解体車両の移動以外ありません。

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長野新幹線車両センター 11月14日見たまま

解体待ちと解体済みの一覧

現在の水没 E7 / W7 の状況です。解体された順番に並べています。赤字は解体済み、黄色字は解体中、緑字は残されている車両、解体待ちの編成は解体順に現在の編成状態で書いてあります。 (W2 がオリジナルの編成の状態と異なります。)

【解体】

F10:E723-10, E726-110, E725-10, E726-210, E725-110, E726-310, E725-410, E726-410, E725-210, E726-510, E715-10, E714-10
F7 : E723-7, E726-107, E725-7, E726-207, E725-107, E726-307, E725-407, E726-407, E725-207, E726-507, E715-7, E714-7

F14:E723-14, E726-114, E725-14, E726-214, E725-114, E726-314, E725-414, E726-414, E725-214, E726-514, E715-14, E714-14

F8 : E723-8, E726-108, E725-8, E726-208, E725-108, E726-308, E725-408, E726-408, E725-208, E726-508, E715-8, E714-8

F16:E723-16, E726-116, E725-16, E726-216, E725-116, E726-316, E725-416, E726-416, E725-216, E726-516, E715-16, E714-16

F1:E723-1, E726-101, E725-1, E726-201, E725-101, E726-301, E725-401, E726-401, E725-201, E726-501, E715-1, E714-1

F2:E723-2, E726-102, E725-2, E726-202, E725-102, E726-302, E725-402, E726-402, E725-202, E726-502, E715-2, E714-2

F18:E723-18, E726-118, E725-18, E726-218, E725-118, E726-318, E725-418, E726-418, E725-218, E726-518, E715-18, E714-18

W7:W723-107, W726-107, W725-107, W726-207+W725-207, W726-307, W725-307, W726-407, W725-407, W726-507, W715-507, W714-507

W2:W715-502, W714-502, W725-202, W726-302, W725-102,W726-202, W725-402,W726-502, W726-402,W723-102,W726-102, W725-302

先週「F18 の手つかずは 2両。来週はいよいよ W2 の入替えがあるかもしれません。」と書きましたが W2 は今朝まで動いていませんので、動くとしたら来週以降かもしれません。

今後

昨年(2019年)10月12日の被災から 1年と 1か月を経過、被災車両は 120両、

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被災時

被災編成の解体開始が今年(2020年)1月第4週から

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F10 から解体開始

と考えると、F18 の残りが 11月いっぱい、W2が 12月で W7が 1月となれば、120両解体期間は 1年で 10両/月の解体ペースで解体を進めていたことになります。実際には多分2月終わりまでかかるのではないかと思いますが、ずいぶん時間がかかったと思いました。ただ、ネガティブにそう思っているのではなく長野総合車両センターの在来線車両のようにあっという間に解体されると思っていたので、そういう面では長かったなぁという感想です。
このブログも全編成解体完了したら記録として進めてきた「長野新幹線車両センター」カテゴリーは書き込み終了にしたいかなと思います。あとちょっと。。。です。

QNAP の NAS 内だけで vSphere 7 環境を作るには

家ラボのマシン台数を減らしたい!

家ラボを作るときに悩むのは、用途に応じてハードウエアがどんどん増えていってしまうこと。我が家も vSphere クラスタが NUC 2セットと Raspberry Pi 1セットあり、それ以外に NAS と vCenter Server 他の管理系の仮想マシンが動くクラスタのためのホストがあり、冬は暖房いらずで夏はエアコン必須の状態になっていました。これ、どうしようもないかなぁと思いつつも「何とかしたい!」と考えていたところに閃き!。NASIntel 系 CPU なので、その上に仮想化環境を動かして管理系やらちょっとしか小さい仮想マシンの環境をそこに移しちゃえばいいんじゃね?と。

NAS に仮想環境を作るには?

この発想、QNAP の NAS では Virtualization Station という KVM をベースとした仮想化環境を動かすことができ、今までのモデルでもちょっとした管理系の仮想マシンはそこで動かしていました。例えば vCenter Server 用の Windows マシン、Active Directory 用の Windows マシンなどです。これらは何も問題なく QNAP の Virtualization Station 上で動かすことができるので、結構重宝していました。でも、vSphere 7 からは Windows の vCenter Server が用意されなくなり、結局のところ別途 1台管理用マシンを動かす ESXi 環境のために NUC を 1台手配する・・・・ということになりそうだったんですが、ふと気づいて手元に残る 1台の QNAP の仕様を見てみたところ、今までは 8GB Max だったのに、なんかメモリーをいっぱいつめそうに見えます。QNAP にもいろいろなモデルがあるし、様々なベンダーからいろいろなモデルの NAS が出ています。でも、民生用の NAS って CPU しょぼくメモリーの量も小さいのがほとんど。なんか思いついたけれどダメダメだなぁ。。。と思っていたのに、既に10年以上いろいろなモデルを使い続けている QNAP のこのモデルは、仕様では 32GB のメモリが搭載できると書いてある。じゃ!、載せてやってみようということで早速 amazon でメモリーを注文。トライすることにしました。

QNAP NAS 側の準備(ハードウエア編)

まずは QNAP NAS 側のハードウエア環境を整備します。使わないで置いてあった QNAP の NAS には M.2 SSD 2枚と 3.5 インチディスク 4台搭載できるベイがありました。QNAP TS-473なので、手元に余っていた処分した ノート PC に載せていた 2.5 インチ SSD と、USB メモリー代わりに使っていた M.2 SSD を転用することにします。2.5インチ SSD は容量も小さく、でも数はあるのでこんな便利なもの(QDA-A2AR)があったので早速調達。これで8本の容量小さ目な SSD と M.2 SSDNAS のストレージとして利用することができました。引退させようと思っていた NAS にいきなりの日の目。NAS も驚いているかも。
そしてメモリー仕様では 32GB までの搭載となっているのですが、この CPU では 64GB までは行けるはずなので、チャレンジでメモリーを 64GB 買って勝手に搭載。無事にメモリーも認識です。これでハードウエア側の準備は万端!!

QNAP NAS 側の準備(ソフトウエア編)

QNAP の NAS に標準でインストールできる Virtualization Station は KVM ベースであることは上で書きました。でも、これ、QNAP が独自にいろいろと UI をかぶせたりして使える機能をだいぶ制限しています。まずはいくつか解決しなけれなならない課題として、
1. Nested Virtualization 環境が使えない
2. NIC が制限されている
これを解決しないと先に進むことができません。これ、QNAP の UI からは全く弄ることのできないところであり、ファームウエアや Virtualization Station のアップデート、また仮想マシンの設定変更で元に戻されてしまう部分なので注意が必要です。ファームウエアや Virtulization Station のアップグレード、仮想マシンの設定変更時には再度修正が必要になるということ、忘れないようにしてください。

Virtualization Station の設定変更

まずは Virtualization Station の設定変更をします。この部分は純粋な KVM の設定変更になりますので、何をしているかの詳細はそちらの情報を見つけて読んでください。変更する部分は以下の通りです。

  • NAS にターミナルで SSH ログイン

    TeraTerm などを使い、SSHNAS にログインします。admin のアカウントとパスワードで入ることができます。ログインすると「Console management - Main menu」が表示されますので、「Q: Quit (return to normal shell environment)」でメニューを終了し、shell に移ります。

  • nested を有効にする
    まずは nested のファイルの場所を検索します。私の場合は AMD CPU のモデルの NAS なので、

 
[~] # find / -name nested -print
/sys/module/kvm_amd/parameters/nested
[~] #

のように「kvm_amd」で出てきます。Intel の場合はここが「kvm_intel」になります。ここの値が 0 だと nested Virtulization が使えません。なので、1 になるように qpkg のスクリプトを修正します。

 
vim /share/CACHEDEV1_DATA/.qpkg/QKVM/usr/etc/qvsd.d/44-preload/01-module

ファイル内のこの部分を直します。nested=0 を nested=1 にします。

 
load_kvm()
{
    ___load_module kvm.ko ignore_msrs=1
    check_ret

    # load kvm module
    if [ $VMX_FEATURE -ne 0 ]; then
        ___load_module kvm-intel.ko
        check_ret
    elif [ $SVM_FEATURE -ne 0 ]; then
        ___load_module kvm-amd.ko nested=1
        check_ret
    else
        elog "Platform not support KVM"
        exit 1
    fi
}

この後 NAS を再起動することで nested Virtualization が使えるようになります。再起動後に正しく設定がされたかを確認します。

 
[~] # cat /sys/module/kvm_amd/parameters/nested
1
[~] # cat /sys/module/kvm_amd/parameters/npt
1
[~] #

このように 1になれば完了です。(Intel の場合は kvm_amdkvm_intel で、npt が ept になります。)

ESXi 7 仮想マシン側の設定

QNAP の Virtualization Station で設定できる項目は非常に制限されており、ESXi 6.7 までのように多くの NIC を利用することができません。ESXi 7 ネイティブにドライバが用意されているデバイスしか使えなくなっています。これは Linux kernel サポートを ESXi 7 からやめたことで今までの Linux ドライバに ESXi のライブラリを組み入れたような手作りドライバが排除されたためなのですが、これは KVM 上で ESXi を動かすのにも影響が出ています。KVM 上で ESXi を動かしていた人が最初に挫折するのはこのあたりだと思います。そして、QNAP の Virtualization Station の場合もさらに使えるデバイスを制限しているので影響は大です。
これには仮想マシン側にいくつかの設定変更を加える必要があります。手順として
1. 仮想マシンを作成する
2. virsh コマンドで設定を変更する
3. 仮想マシンを起動し、ESXi 7 をインストールする
のような流れになります。
まず Virtualization Station で ESXi をインストールする仮想マシンを作成します。ここでインストール媒体の CD も設定しておきますが、起動はさせません。
次に NAS のターミナルの shell から以下のコマンドを実行し、仮想マシンの設定を編集します。変更する場所は下記の部分、NIC を ESXi 7 がサポートするものに書き換えます。KVM の 仮想 NIC の中では e1000e および vmxnet3 の 2つの 仮想NIC が ESXi 7 でサポートされていますが、e1000e では正しく通信できないようなので、ここでは VMware が作っている仮想 NIC の vmxnet3 を使用するように設定を書き換えます。ちなみに、QNAP の KVM で利用できる NIC タイプは以下の通りです。

 
[~] # /share/CACHEDEV1_DATA/.qpkg/QKVM/usr/bin/qemu-system-x86_64  -net nic,model=?
qemu-system-x86_64: info: try to get stathdr
qemu-system-x86_64: info: stathdr refcount: 4
stathdr_getstat get vmstat from stats[9f]
This is a normal VM
vm_stathdr processing completed
[smbios_set_defaults] qnap_pattern = -1
Supported NIC models:
e1000
e1000-82544gc
e1000-82545em
e1000e
i82550
i82551
i82557a
i82557b
i82557c
i82558a
i82558b
i82559a
i82559b
i82559c
i82559er
i82562
i82801
ne2k_pci
pcnet
rocker
rtl8139
virtio-net-pci
virtio-net-pci-non-transitional
virtio-net-pci-transitional
vmxnet3
[~] #

作成した仮想マシンドメイン名を使い、設定ファイルを編集します。まずは仮想マシンドメイン名を調べます。

 
[~] # /share/CACHEDEV1_DATA/.qpkg/QKVM/usr/bin/virsh list --all
 Id    Name                           State
----------------------------------------------------
 1     bf6e7884-3d8f-4464-85ff-0857403d8410 shut off
 2     85ff7569-14cb-4133-bf6e-676eeafdd37a running

[~] #

設定ファイルを修正します。

 
[~] # /share/CACHEDEV1_DATA/.qpkg/QKVM/usr/bin/virsh edit bf6e7884-3d8f-4464-85ff-0857403d8410

以下の部分の NIC の情報を vmxnet3 に書き換えます。このコマンド一発ですね。

 
:%s/e1000/vmxnet3/g

<qvs:nics>と<interface>の部分が変更されます。
<qvs:nics>

変更前
 
      <qvs:nics>
        <qvs:nic bridge="qvs1" index="1" mac="00:0c:29:8b:58:3c" model="e1000"/>
        <qvs:nic bridge="qvs1" index="2" mac="00:0c:29:8b:58:3d" model="e1000"/>
      </qvs:nics>
変更後
 
      <qvs:nics>
        <qvs:nic bridge="qvs1" index="1" mac="00:0c:29:8b:58:3c" model="vmxnet3"/>
        <qvs:nic bridge="qvs1" index="2" mac="00:0c:29:8b:58:3d" model="vmxnet3"/>
      </qvs:nics>

<interface>

変更前
 
    <interface type='bridge'>
      <mac address='00:0c:29:8b:58:3c'/>
      <source bridge='qvs1'/>
      <model type='e1000'/>
      <address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x03' function='0x0'/>
    </interface>
    <interface type='bridge'>
      <mac address='00:0c:29:8b:58:3d'/>
      <source bridge='qvs1'/>
      <model type='e1000'/>
      <address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x04' function='0x0'/>
    </interface>
変更後
 
    <interface type='bridge'>
      <mac address='00:0c:29:8b:58:3c'/>
      <source bridge='qvs1'/>
      <model type='vmxnet3'/>
      <address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x03' function='0x0'/>
    </interface>
    <interface type='bridge'>
      <mac address='00:0c:29:8b:58:3d'/>
      <source bridge='qvs1'/>
      <model type='vmxnet3'/>
      <address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x04' function='0x0'/>
    </interface>

あと、Intel CPU では CPU 設定情報に < feature policy='require' name='vmx'/ > も追記してください。AMD CPU では < feature policy='require' name='svm'/ > です。

変更前
 
  <cpu mode='host-passthrough' check='none'>
    <topology sockets='1' cores='4' threads='1'/>
  </cpu>
変更後
 
  <cpu mode='host-passthrough' check='partial'>
    <topology sockets='1' cores='4' threads='1'/>
    <feature policy='require' name='svm'/>
  </cpu>

これで仮想マシン側の設定変更は大丈夫だと思います。

ESXi 7 のインストール

あとは Virtulization Station から仮想マシンを起動し、コンソール画面からインストールをしていけば OK です。通常通りインストールが進んでいきます。
インストールの開始
NIC が認識されるので、その先にも進めます。
ディスクの選択
インストール完了後の再起動
ログイン画面
VMware Host Client ログイン後の画面
VMわれ Host Client画面
こんな感じでインストール後は普通に使えるようになります。

注意点

最初にも書きましたが、QNAP の Virtualization Station では
1. nested が無効になっている
2. 仮想 NIC が限定されていて、e1000e や vmxnet3 が使えない
ため、ファームウエアや Virtualization Station のアップデートはもちろんのこと、仮想マシン側は Virtualization Station 使って仮想マシンの設定を触ってしまうと、仮想 NIC や CPU 設定が変更されてしまいます。そのため、これらの操作を行った場合には ESXi 7 の仮想マシンを起動する前に、設定の復旧を忘れずに行う必要があります。ESXi 7 自体はインストールされていれば起動するので、万が一設定復旧を忘れても「ネットワークインターフェースが無い」というエラーになるだけなので特に問題ありません。以下のような画面が出たら、NIC の設定復旧を忘れていることになります。
NICの設定忘れの場合

QNAP NAS に vSPhere ESXi 7 を動かすことのメリットとウイークポイント

まずは NAS と管理系の仮想マシンを一つの所にまとめることができます。また、今回使用した QNAP TS-473 クラスだとメモリーを多く載せられるので、VMware HA や vMotion、vSAN のテストなどの簡単なクラスタを使った検証にはベストな選択かなと思います。
ただ、vSphere 7 の ESXi ではネストされた仮想マシンの動作はとても遅いので、vCenter Server をこの上で動かすなどしたい場合は、vSphere 6.7 までにしておくのが現実的かもしれません。このあたり、QNAP の Virtualization Station が良くなることを期待するか、それとも QNAP の NAS の中のもっと高性能の機種を使うかの選択が必要かもしれません。

11月7日長野新幹線車両センターの状況

雨が降り出しそうな天気の中訪問してきました。

F18 E723-18 運転台の状況

前回 E723-18 の生首が切り落とされて、長野新幹線車両センターの入り口付近、廃棄物処理施設の建屋の間に仮設置されましたが、今日もそのままそこに置いてありました。

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E723-18 の生首

そして、その近くに新しく銀色のビニールに梱包されたものが。

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台車

1両分の台車です。しっかり梱包してあるので廃棄処分ではなさそうです。しかし、台車は雨にぬれても特に問題ないものなので、通常はカバーしないで輸送とかしているのですが、ここまで厳重にカバーしているということは、何かに使う予定でもあるのかもしれません。

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台車のアップ

1台車だけなら展示の際に E723-18 の生首の下に取り付けるということも考えられるのですが、まるまる 1両分なので別の用途のように思います。そして、今までの解体した E7 系の台車はそのまま搬出されているので、再利用とかそういうことではなくて意図があるものと思います。

残りの F18 の状況

JR 東日本の水没 8編成で最後の解体編成となった F18 ですが、運転台は 2か所あります。1両まるまる保存しようとした場合、室内水没を免れている F18 編成は好都合なのですが、東京寄りの E723-18 は先週生首になっているので残りは金沢寄りの E714-18 のみ。これがどうなったかというと、

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E714-18

残念ながら絶賛解体中でした。オリンピックロゴ F7 編成の E723-7 も期待を持たせていながら解体されてしまいましたが、JR 東日本的には今回廃車する車両は E723-18 の運転台部分以外は残さないという方針のようですね。

残りの車両は E714-18 の奥で次に車体の解体に入る E725-118、

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E725-118

車内の撤去中のグリーン車 E715-18、

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E715-18

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中身は空っぽ

そして、検修庫脇の E726-518、

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E726-518

こちらも既に車内で取り外せるものは外しにかかっていました。

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外された車内のパネル

そして、最後の解体車両になる E725-218 は、車輪転削庫手前の線にポツンと置かれています。

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E725-218

F18 編成もあと残り僅か。来週か再来週には全部解体が完了し、いよいよ JR西日本の W7 が動き始めるように感じます。

W2 の状況

先週に置いてある留置線が 2番から 1番に移動した W2 編成、車号を確認してきました。

まずは 2番線にあった時の編成順、

W715-502, W714-502, W725-202, W726-302, W725-102,W726-202, W725-402,W726-502, W726-402, W723-102,W726-102, W725-302

このような順番でした。先週車号を確認できず 1番に移動した後の編成順について先頭車と中間車、そして車号を色分けしてあるのは前回までセットで一緒に動かされた車両同士を同じ色にしてわかりやすくしてあり、それに従い予測してみたのが以下の順、

W725-302, W723-102,W726-102, W726-402, W725-402,W726-502, W725-102,W726-202, W715-502, W714-502, W725-202, W726-302

で、今日確認できたのが以下の順、

W726-402,  W723-102,W726-102, W725-302, W725-102,W726-202, W725-402, W726-502, W715-502, W714-502, W725-202, W726-302

つまり、今回は以下のように、

  1. W726-402, W723-102,W726-102, W725-302 を移動
  2. W725-102,W726-202, W725-402,W726-502 を移動し、1. の後ろにつなぐ
  3. W715-502, W714-502, W725-202, W726-302を移動し、2. の後ろにつなぐ

という、単純な 4両毎の移動になっていました。この順が今までの通りの解体の場所移動の流れになるならば、次は W7 の前に 4両単位で移動されて 2番線にあったのと同じ順番になることが予測できます。

W7 の状況

W7 は全く動きがありません。

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F18 が居なくなった後、見えやすくなった W7 の W714-7

今日は隣の 11番線に営業車が入っていました。上の写真の左の編成がそうです。

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F20

このようにずれて並んでいるとそれぞれ関係が無いように見えますが、長野寄りは奇麗に並びますので、W7 が今でも営業に出られるのではないかと錯覚してしまいます。

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左は廃車の W7, その隣が F20 で奥が W2

この角度で見た場合は連結器カバーが無いのが目立たないので、2編成とも生きているように見えます。

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W7 と F20

留置線の状況

今日は F18 が移動している以外 W2 も W7 も変化なしです。

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F20 が入ってきている留置線

営業で使用されているのも 6番線まで

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柵は 番線と6番線の間に

ただ、上の 2枚の写真を見ていただくとわかるのですが、6番線と 5番線の間の柵と 11番線と車輪転削線の間の柵がアップルブリッジ赤沼の下まで延長されていて、ちょうど臨修庫奥の線の車止めあたりまで伸びています。ちょうどこの真ん中あたりです。

www.google.com

この柵のあるところは臨修庫側がすぐ脇に構内道路があるということと、反対側はまだ整備が完了していない留置線があるということで、その境目を安全のために明確に分けるための柵として設置しているようです。つまり、その先の検修庫までの線路を使い始める準備ということで、来週あたりアップルブリッジ近くに置いてある E725-218 が検修庫脇に置かれる水曜日以降に W2 が移動され、渡り線が閉鎖されて車両洗浄線経由で検修庫と留置線の 6番~11番の接続と入線試験が行われるという感じになるのではないかと思います。来週後半から再来週に、施設側では大きな動きがあるかもしれません。

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長野新幹線車両センター 11月7日見たまま

解体待ちと解体済みの一覧

現在の水没 E7 / W7 の状況です。解体された順番に並べています。赤字は解体済み、黄色字は解体中、緑字は残されている車両、解体待ちの編成は解体順に現在の編成状態で書いてあります。 (W2 がオリジナルの編成の状態と異なります。)

【解体】

F10:E723-10, E726-110, E725-10, E726-210, E725-110, E726-310, E725-410, E726-410, E725-210, E726-510, E715-10, E714-10
F7 : E723-7, E726-107, E725-7, E726-207, E725-107, E726-307, E725-407, E726-407, E725-207, E726-507, E715-7, E714-7

F14:E723-14, E726-114, E725-14, E726-214, E725-114, E726-314, E725-414, E726-414, E725-214, E726-514, E715-14, E714-14

F8 : E723-8, E726-108, E725-8, E726-208, E725-108, E726-308, E725-408, E726-408, E725-208, E726-508, E715-8, E714-8

F16:E723-16, E726-116, E725-16, E726-216, E725-116, E726-316, E725-416, E726-416, E725-216, E726-516, E715-16, E714-16

F1:E723-1, E726-101, E725-1, E726-201, E725-101, E726-301, E725-401, E726-401, E725-201, E726-501, E715-1, E714-1

F2:E723-2, E726-102, E725-2, E726-202, E725-102, E726-302, E725-402, E726-402, E725-202, E726-502, E715-2, E714-2

F18:E723-18, E726-118, E725-18, E726-218, E725-118, E726-318, E725-418, E726-418, E725-218, E726-518, E715-18, E714-18

W7:W723-107, W726-107, W725-107, W726-207+W725-207, W726-307, W725-307, W726-407, W725-407, W726-507, W715-507, W714-507

W2:W715-502, W714-502, W725-202, W726-302, W725-102,W726-202, W725-402,W726-502, W726-402,W723-102,W726-102, W725-302

F18 の手つかずは 2両。来週はいよいよ W2 の入替えがあるかもしれません。

パワーポイントでお絵描き(E235編)

時間に余裕があるといろいろとやり始めるものですね。

会社のプレゼンテーション資料で良いイラストがないと自分でパワーポイントのオートシェイプを使って図を描くのですが、勢い余って山手線の E235 系を書いてみました。

とりあえず書き上げたパワーポイントの図

出来上がりはこんな感じです。

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クハE235

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サハE235-500

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サハE235-4600

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モハE235

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モハE234

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サハE234

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モハE235 2パンタ

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サハE235

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モハE234 アンテナ付き

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クハE234

パーツはどのくらい書き込むのか

大体このくらいのパーツで構成されています。

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運転台あたり

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パンタグラフあたり

全てオートシェイプなのでコピーも簡単。慣れるとあっという間に編成全部かけるようになります。色違い、例えば横須賀線仕様にするのも簡単にできるようになります。

そのうちに E7系も書いてみたいと思います。

昨年の洪水で水没した E7 系の 解体順番をまとめてみた

E7系最後の編成が解体に入り既に 4両解体が済んでいるので、今までの E7系の解体順番をまとめてみました。
※W2 の編成順序が確認できましたので、そこを修正しています。

解体された順番は

毎日見に行っているわけではないので細かい解体開始日とかはわからないのですが、大まかにこんな感じで解体されていました。ただ、途中の中間車の順番を変えて解体している編成もあるので、そのあたりはこの後今まで見てメモした資料と写真とを見ながら整理する予定です。E7系の解体は E723 からとか E714 からと決まっているわけではなく、この時期から解体が始まったということと、順番が違っている場合もあったことだけを示す形で今回はまとめています。

※解体・搬出された車号は赤字にしました。

2020年 1月第4週より F10 編成

号車 車号

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E726-210

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E725-10

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E726-110

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E723-10

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E726-410

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E725-410

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E726-310

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E725-110

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E714-10

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E715-10

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E726-510

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E725-210

※F10編成の写真がないことに気づきました。。。。

2020年 3月第1週より F7 編成

号車 車号

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E714-7

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E715-7

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E726-507

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E725-207

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E726-407

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E725-407

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E726-307

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E725-107

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E726-207

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E725-7

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E726-107

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E723-7

※ E723-7 は 2020年7月19日の週までは存在

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F7 編成

2020年 4月第4週より F14 編成

号車 車号

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E726-214

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E714-14

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E715-14

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E726-514

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E725-214

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E726-414

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E725-414

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E726-314

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E725-114

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E725-14

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E726-114

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E723-14

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F14 編成

2020年 5月第4週より F8 編成

号車 車号

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E714-8

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E715-8

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E726-508

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E725-208

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E726-408

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E725-408

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E726-308

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E725-108

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E726-208

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E725-8

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E726-108

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E723-8

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F8 編成

2020年 6月第4週より F16 編成

号車 車号

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E726-216

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E725-16

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E726-116

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E723-16

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E726-416

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E725-416

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E726-316

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E725-116

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E714-16

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E715-16

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E726-516

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E725-216

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F16 編成

2020年 7月第5週より F1 編成

号車 車号

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E714-1

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E715-1

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E726-501

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E725-201

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E726-401

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E725-401

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E726-301

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E725-101

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E726-201

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E725-1

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E726-101

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E723-1

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F1 編成

2020年 9月第2週より F2 編成

号車 車号

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E726-202

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E725-2

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E726-102

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E723-2

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E726-402

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E725-402

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E726-302

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E725-102

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E714-2

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E715-2

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E726-502

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E725-202

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F2 編成

2020年 10月第3週より F18 編成

号車 車号

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E726-218

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E725-18

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E726-118

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E723-18

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E726-418

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E725-418

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E726-318

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E725-118

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E714-18

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E715-18

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E726-518

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E725-218

※E723-18 は乗務員室仕切りの後ろで切り離されて、長野車両センターのごみ処理施設の建屋間に保管されています。また、それ以降のどれかの車両の台車が 1セット分ごみ処理施設の建屋脇に置いてあります。

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()¥F18 編成

『3月17日長野新幹線車両センターの状況 - 技術探求好きな壮年期おじさん SE のブログ この記事を書いたときに予想した解体順番とは F1 と F2 が逆になってしまっているけれど、ほぼその通りの順番で解体されたことがわかりました。

W7 系の編成状態は

今の W7系 2本の解体順番は今の留置線での編成状態と、解体前に一度車輪転削庫の所に転線するということを前提にした場合、以下のような順番になるのではないかなと思っています。W7編成は金沢寄りから順番に解体されていくと思いますが、バラバラにされている W2 編成はわざわざ正しい編成に戻さないように思いますので、現在の留置状態を前提にしてみました。

W2編成(編成順序が確認できたので修正しました)

号車 車号

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W726-302

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W725-202

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W714-502

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W715-502

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W726-502

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W725-402
f:id:imaisato:20201103111317p:plain W726-202
f:id:imaisato:20201103111302p:plain W725-102

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W725-302

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W726-102

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W723-102
f:id:imaisato:20201103111532p:plain W726-402

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W2編成

W7編成

号車 車号

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W714-507

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W715-507

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W726-507

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W725-407

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W726-407

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W725-307

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W726-307

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W725-207

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W726-207

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W725-107

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W726-107

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W723-107

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W7編成

F18も半分になりつつあります。W2 と W7 を足しても残り 30両。120両あった水没車両の解体もあと少しです。

解体場所での車両の配置は

解体の際には臨修庫奥に 3両の車両を持っていきます。一本道なので臨修庫内の車両が解体されたら臨修庫奥の編成の入替えになるのですが、以下のような入れ換えで解体が進みました。

なお、毎日見ているわけではありませんので、検修庫脇に置かれた車両は他にもあると思いますが、確認できたものだけ記載しています。下の表を、見ていただくとわかるのですが、基本は 1両なのですが、時々 2両持ってきていることがありました。また、F14 あたりまでは入れ換えも結構あったので、1両や 2両で検修庫脇に車両を止め置くことはなく、入れ換えする編成単位で置くことが多かったです。

検修庫脇   臨修庫内   臨修庫奥   臨修庫奥の奥 ごみ処理施設脇
                     
          E726-210  E725-10     E726-110        
      E726-210    E725-10 E726-110 E723-10      
      E725-10   E726-110 E723-10 E726-410      
      E726-110   E723-10 E726-410 E725-410      
      E723-10   E726-410 E725-410 E726-310      
      E726-410   E725-410 E726-310 E725-110      
      E725-410   E726-310 E725-110 E714-10      
      E726-310   E725-110 E714-10 E715-10      
      E725-110   E714-10 E715-10 E726-510      
      E714-10   E715-10 E726-510 E725-210      
      E715-10   E726-510 E725-210 E714-7      
      E726-510   E725-210 E714-7 E715-7      
      E725-210   E714-7 E715-7 E726-507      
      E714-7   E715-7 E726-507 E725-207      
      E715-7   E726-507 E725-207 E726-407      
      E726-507   E725-207 E726-407 E725-407      
      E725-207   E726-407 E725-407 E726-307      
      E726-407   E725-407 E726-307 E725-107      
      E725-407   E726-307 E725-107 E726-207      
      E726-307   E725-107 E726-207 E725-7      
      E725-107   E726-207 E725-7 E726-107   E723-7  
      E726-207   E725-7 E726-107 E726-214   E723-7  
      E725-7   E726-107 E726-214 E714-14   E723-7  
      E726-107   E726-214 E714-14 E715-14   E723-7  
      E726-214   E714-14 E715-14 E726-514   E723-7  
      E714-14   E715-14 E726-514 E725-214   E723-7  
      E715-14   E726-514 E725-214 E726-414   E723-7  
      E726-514   E725-214 E726-414 E725-414   E723-7  
      E725-214   E726-414 E725-414 E726-314   E723-7  
      E726-414   E725-414 E726-314 E725-114   E723-7  
      E725-414   E726-314 E725-114 E725-14   E723-7  
      E726-314   E725-114 E725-14 E726-114   E723-7  
      E725-114   E725-14 E726-114 E723-14   E723-7  
E715-8     E725-14   E726-114 E723-14 E714-8   E723-7  
      E726-114   E723-14 E714-8 E715-8   E723-7  
      E723-14   E714-8 E715-8 E726-508   E723-7  
      E714-8   E715-8 E726-508 E725-208   E723-7  
      E715-8   E726-508 E725-208 E726-408   E723-7  
      E726-508   E725-208 E726-408 E725-408   E723-7  
E725-108     E725-208   E726-408 E725-408 E726-308   E723-7  
E726-208     E726-408   E725-408 E726-308 E725-108   E723-7  
E725-8     E725-408   E726-308 E725-108 E726-208   E723-7  
E726-108     E726-308   E725-108 E726-208 E725-8   E723-7  
E723-8     E725-108   E726-208 E725-8 E726-108   E723-7  
E726-216 E725-16   E726-208   E725-8 E726-108 E723-8   E723-7  
E725-16     E725-8   E726-108 E723-8 E726-216   E723-7  
E726-116     E726-108   E723-8 E726-216 E725-16   E723-7  
E723-16     E723-8   E726-216 E725-16 E726-116   E723-7  
E726-416     E726-216   E725-16 E726-116 E723-16   E723-7  
E725-416     E725-16   E726-116 E723-16 E726-416   E723-7  
E726-316     E726-116   E723-16 E726-416 E725-416   E723-7  
      E723-16   E726-416 E725-416 E726-316   E723-7  
E725-116     E726-416   E725-416 E726-316 E723-7      
E714-16     E725-416   E726-316 E723-7 E725-116      
E715-16     E726-316   E723-7 E725-116 E714-16      
E726-516     E723-7   E725-116 E714-16 E715-16      
E725-216     E725-116   E714-16 E715-16 E726-516      
E714-1     E714-16   E715-16 E726-516 E725-216      
E715-1     E715-16   E726-516 E725-216 E714-1      
E726-501     E726-516   E725-216 E714-1 E715-1      
E725-201     E725-216   E714-1 E715-1 E726-501      
E726-401     E714-1   E715-1 E726-501 E725-201      
E725-401     E715-1   E726-501 E725-201 E726-401      
E726-301     E726-501   E725-201 E726-401 E725-401      
E725-101     E725-201   E726-401 E725-401 E726-301      
E726-201     E726-401   E725-401 E726-301 E725-101      
E725-1     E725-401   E726-301 E725-101 E726-201      
E726-101     E726-301   E725-101 E726-201 E725-1      
E723-1     E725-101   E726-201 E725-1 E726-101      
E726-202 E725-2   E726-201   E725-1 E726-101 E723-1      
E725-2     E725-1   E726-101 E723-1 E726-202      
E726-102     E726-101   E723-1 E726-202 E725-2      
E723-2     E723-1   E726-202 E725-2 E726-102      
E726-402     E726-202   E725-2 E726-102 E723-2      
E725-402     E725-2   E726-102 E723-2 E726-402      
E726-302     E726-102   E723-2 E726-402 E725-402      
E725-102     E723-2   E726-402 E725-402 E726-302      
E714-2     E726-402   E725-402 E726-302 E725-102      
E715-2     E725-402   E726-302 E725-102 E714-2      
E726-502     E726-302   E725-102 E714-2 E715-2      
E725-202     E725-102   E714-2 E715-2 E726-502      
E726-218 E725-18   E714-2   E715-2 E726-502 E725-202      
E725-18     E715-2   E726-502 E725-202 E726-218      
E726-118     E726-502   E725-202 E726-218 E725-18      
E723-18     E725-202   E726-218 E725-18 E726-118      
E726-418     E726-218   E725-18 E726-118 E723-18      
E725-418     E725-18   E726-118 E723-18 E726-418      
E726-318     E726-118   E723-18 E726-418 E725-418      
E725-118     E723-18   E726-418 E725-418 E726-318      
E714-18     E726-418   E725-418 E726-318 E725-118       E723-18
E715-18     E725-418   E726-318 E725-118 E714-18       E723-18
E726-518     E726-318   E725-118 E714-18 E715-18       E723-18
E725-218     E725-118   E714-18 E715-18 E726-518       E723-18
      E714-18   E715-18 E726-518 E725-218      
      E715-18   E726-518 E725-218        
      E726-518   E725-218          
      E725-218              

おまけ

解体にかかわっている車たちです。

車体運搬用

ハリタ金属の専用トラックで搬出です。先頭車は結構凸凹に積まれます。

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先頭車運搬(E7系のロゴが右端に見えます)

それに対して中間車はきれいに積み込んでいます。

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中間車の運搬

その他の運搬用

細かい車体解体屑を積み込んでいるのだと思います。床下や台車、室内の椅子などは、また別のトラックがあるのだと思います。

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その他運搬

車体吊り上げ用クレーン

今回登場した E723-18 生首を吊り上げたクレーンです。車体 1/3  なのでクレーン車は 1台でした。

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クレーンと車体吊り上げ用のワイヤー

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クレーン車

車体搬送用トレーラートラック

大きな車体も運べるように別途台車も積んでいるトレーラートラックです。今回は台車は使わずトレーラー部分だけで搬送していました。

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トレーラートラック 空車

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トレーラートラック 積車

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長物を積むときに使う台車

色々な車を使うんですね。