雨が降り出しそうな天気の中訪問してきました。
F18 E723-18 運転台の状況
前回 E723-18 の生首が切り落とされて、長野新幹線車両センターの入り口付近、廃棄物処理施設の建屋の間に仮設置されましたが、今日もそのままそこに置いてありました。
そして、その近くに新しく銀色のビニールに梱包されたものが。
1両分の台車です。しっかり梱包してあるので廃棄処分ではなさそうです。しかし、台車は雨にぬれても特に問題ないものなので、通常はカバーしないで輸送とかしているのですが、ここまで厳重にカバーしているということは、何かに使う予定でもあるのかもしれません。
1台車だけなら展示の際に E723-18 の生首の下に取り付けるということも考えられるのですが、まるまる 1両分なので別の用途のように思います。そして、今までの解体した E7 系の台車はそのまま搬出されているので、再利用とかそういうことではなくて意図があるものと思います。
残りの F18 の状況
JR 東日本の水没 8編成で最後の解体編成となった F18 ですが、運転台は 2か所あります。1両まるまる保存しようとした場合、室内水没を免れている F18 編成は好都合なのですが、東京寄りの E723-18 は先週生首になっているので残りは金沢寄りの E714-18 のみ。これがどうなったかというと、
残念ながら絶賛解体中でした。オリンピックロゴ F7 編成の E723-7 も期待を持たせていながら解体されてしまいましたが、JR 東日本的には今回廃車する車両は E723-18 の運転台部分以外は残さないという方針のようですね。
残りの車両は E714-18 の奥で次に車体の解体に入る E725-118、
車内の撤去中のグリーン車 E715-18、
そして、検修庫脇の E726-518、
こちらも既に車内で取り外せるものは外しにかかっていました。
そして、最後の解体車両になる E725-218 は、車輪転削庫手前の線にポツンと置かれています。
F18 編成もあと残り僅か。来週か再来週には全部解体が完了し、いよいよ JR西日本の W7 が動き始めるように感じます。
W2 の状況
先週に置いてある留置線が 2番から 1番に移動した W2 編成、車号を確認してきました。
まずは 2番線にあった時の編成順、
W715-502, W714-502, W725-202, W726-302, W725-102,W726-202, W725-402,W726-502, W726-402, W723-102,W726-102, W725-302
このような順番でした。先週車号を確認できず 1番に移動した後の編成順について先頭車と中間車、そして車号を色分けしてあるのは前回までセットで一緒に動かされた車両同士を同じ色にしてわかりやすくしてあり、それに従い予測してみたのが以下の順、
W725-302, W723-102,W726-102, W726-402, W725-402,W726-502, W725-102,W726-202, W715-502, W714-502, W725-202, W726-302
で、今日確認できたのが以下の順、
W726-402, W723-102,W726-102, W725-302, W725-102,W726-202, W725-402, W726-502, W715-502, W714-502, W725-202, W726-302
つまり、今回は以下のように、
- W726-402, W723-102,W726-102, W725-302 を移動
- W725-102,W726-202, W725-402,W726-502 を移動し、1. の後ろにつなぐ
- W715-502, W714-502, W725-202, W726-302を移動し、2. の後ろにつなぐ
という、単純な 4両毎の移動になっていました。この順が今までの通りの解体の場所移動の流れになるならば、次は W7 の前に 4両単位で移動されて 2番線にあったのと同じ順番になることが予測できます。
W7 の状況
W7 は全く動きがありません。
今日は隣の 11番線に営業車が入っていました。上の写真の左の編成がそうです。
このようにずれて並んでいるとそれぞれ関係が無いように見えますが、長野寄りは奇麗に並びますので、W7 が今でも営業に出られるのではないかと錯覚してしまいます。
この角度で見た場合は連結器カバーが無いのが目立たないので、2編成とも生きているように見えます。
留置線の状況
今日は F18 が移動している以外 W2 も W7 も変化なしです。
営業で使用されているのも 6番線まで
ただ、上の 2枚の写真を見ていただくとわかるのですが、6番線と 5番線の間の柵と 11番線と車輪転削線の間の柵がアップルブリッジ赤沼の下まで延長されていて、ちょうど臨修庫奥の線の車止めあたりまで伸びています。ちょうどこの真ん中あたりです。
この柵のあるところは臨修庫側がすぐ脇に構内道路があるということと、反対側はまだ整備が完了していない留置線があるということで、その境目を安全のために明確に分けるための柵として設置しているようです。つまり、その先の検修庫までの線路を使い始める準備ということで、来週あたりアップルブリッジ近くに置いてある E725-218 が検修庫脇に置かれる水曜日以降に W2 が移動され、渡り線が閉鎖されて車両洗浄線経由で検修庫と留置線の 6番~11番の接続と入線試験が行われるという感じになるのではないかと思います。来週後半から再来週に、施設側では大きな動きがあるかもしれません。
解体待ちと解体済みの一覧
現在の水没 E7 / W7 の状況です。解体された順番に並べています。赤字は解体済み、黄色字は解体中、緑字は残されている車両、解体待ちの編成は解体順に現在の編成状態で書いてあります。 (W2 がオリジナルの編成の状態と異なります。)
【解体】
F10:E723-10, E726-110, E725-10, E726-210, E725-110, E726-310, E725-410, E726-410, E725-210, E726-510, E715-10, E714-10
F7 : E723-7, E726-107, E725-7, E726-207, E725-107, E726-307, E725-407, E726-407, E725-207, E726-507, E715-7, E714-7
F14:E723-14, E726-114, E725-14, E726-214, E725-114, E726-314, E725-414, E726-414, E725-214, E726-514, E715-14, E714-14
F8 : E723-8, E726-108, E725-8, E726-208, E725-108, E726-308, E725-408, E726-408, E725-208, E726-508, E715-8, E714-8
F16:E723-16, E726-116, E725-16, E726-216, E725-116, E726-316, E725-416, E726-416, E725-216, E726-516, E715-16, E714-16
F1:E723-1, E726-101, E725-1, E726-201, E725-101, E726-301, E725-401, E726-401, E725-201, E726-501, E715-1, E714-1
F2:E723-2, E726-102, E725-2, E726-202, E725-102, E726-302, E725-402, E726-402, E725-202, E726-502, E715-2, E714-2
F18:E723-18, E726-118, E725-18, E726-218, E725-118, E726-318, E725-418, E726-418, E725-218, E726-518, E715-18, E714-18
W7:W723-107, W726-107, W725-107, W726-207+W725-207, W726-307, W725-307, W726-407, W725-407, W726-507, W715-507, W714-507
W2:W715-502, W714-502, W725-202, W726-302, W725-102,W726-202, W725-402,W726-502, W726-402,W723-102,W726-102, W725-302
F18 の手つかずは 2両。来週はいよいよ W2 の入替えがあるかもしれません。