自然の赴くままに・そのときの 気分次第で・なんとなく

興味を持ったことを、なんとなく気の向くまま書いています。

12月26日長野新幹線車両センターの状況

クリスマスも終わった年の瀬の最後の週末、雪の降る中訪問してきました。

長野新幹線車両センターの状況

12月22日に検修庫への試運転が行われマスコミに公開された後、12月25日から臨修庫(臨時修繕庫)と車輪転削庫(車輪研削庫)本稼働した長野新幹線車両センター。列車の検査をする検修庫(仕業交番検査庫:仕交検査庫)も息を吹き替えしています。

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仕交検査庫全景

パッと写真を見ただけではわからないかもしれませんが、正面扉が全開し中の明かりもついているのが見えます。

そして正面上部の架線死活表示器も

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架線死活表示器

しっかり赤く「」電気が来ていることを示しています。

W2の状況

水曜日には残っていた W2 ですが今日は既に姿もなく、最後の 1両の W715-502 も昨日搬出済みのようです。どうやら W715-502 の解体作業は早かったようですね。そして、その代わりに臨修庫内には W714-507 が収容されています。今日一気に解体していくという感じでしょうか。

W7の状況

そのような流れの中、臨修庫奥は臨修庫側から 11号車 W715-507, 10号車 W726-507, 9号車 W726-407 が解体されています。W7最初の解体車両、グランクラスの W714-507の姿は見られないので臨修庫内で車体の解体中、もしかしたら今日の夕方か月曜日に搬出になるかもしれません。ということで、車両の状態で今日見られるのは、W714-507 除いた 11両です。

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W715-507, W726-507, W725-407

前々から気になってはいたのですが、時々この W725-407 のように先に扉が外され、その場所を別のもので養生している車両があるのですが、これは何をした結果なのかが気になります。部品として確保したのか、それとも開けることができない程固着してしまっていて壊して撤去したのか、どちらにしても廃車なので構わないのでしょうが、わざわざ別のもので塞いでいるのは、盗難対策なのかもしれないですね。

一番手前の 9号車 W725-407 は、金沢寄りの扉以外は見た目変わらず。車内の撤去だけのようです。

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W725-407

次の 10号車 W726-507 も外観はガラスの撤去もまだのようで、車内の撤去のようです。

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W726-507

一番奥の W715-507 はガラスも外され、臨修庫内の W714-507 搬出後に直ぐに車体解体に入れそうです。

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W715-507

次に 8号車の W725-407 と 7号車の W726-307 は、いつものアップルブリッジ赤沼の近くに置いてあります。水曜日と同じ場所で動かずですね。

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W726-307, W725-407

残りの6両、W723-107, W726-107, W725-107, W726-207, W725-207, W726-307 も、車輪転削庫奥のままです。

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W726-307, W725-207, W726-207, W725-107, W726-107, W723-107

この 6両を動かすには手前の W726-307, W725-407 をどかさなければならないのですが、留置線も検修庫も復活した現在アントの走れる範囲が狭まっているので、この6両の移動は W726-307, W725-407 が移動し終わってからかもしれません。なので、来週以降か来年入ってからでしょうか。

今日のアント、臨修庫前に停まっていました。検修庫脇は留置線からまっすぐ移動できる場所のため、営業車両がやってくる可能性もあります。そのため直接営業車両とバッティングしない臨修庫前に置いているのかもしれません。

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アント

留置線の状況

 留置線は夜間 6本いるようで、依然と同じように 6番~11番が使われています。1番~5番はダイヤ改正後に使われるのでしょうか。

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留置線

現在の長野新幹線車両センターの状況はこのような感じです。

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長野新幹線車両センター 12月26日見たまま

奥のほうに少し見える W7の残り6両以外は、昔の長野新幹線車両センターに戻ったように見えます。

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留置線、本線側から

留置線からの出庫は、5:40、5:50、6:20、6:45、7:05と出発していきます。なので、その時間に合わせてアップルブリッジ赤沼または留置線長野寄りに行くと、つららを切り裂いていきパンタグラフから火花を出して出庫する新幹線を見ることができます。この時期限定の光景です。そして、時々タイフォンを鳴らして出発する列車もあります。明け方の冷たい空気の中、タイフォンを鳴らして出発する新幹線 E7、格好が良いです。

解体待ちと解体済みの一覧

現在の水没 E7 / W7 の状況です。解体された順番に並べています。赤字は解体済み、黄色字は解体中、緑字は残されている車両、解体待ちの編成は解体順に現在の編成状態で書いてあります。 (W2 がオリジナルの編成の状態と異なります。)

【解体】

F10:E723-10, E726-110, E725-10, E726-210, E725-110, E726-310, E725-410, E726-410, E725-210, E726-510, E715-10, E714-10
F7 : E723-7, E726-107, E725-7, E726-207, E725-107, E726-307, E725-407, E726-407, E725-207, E726-507, E715-7, E714-7

F14:E723-14, E726-114, E725-14, E726-214, E725-114, E726-314, E725-414, E726-414, E725-214, E726-514, E715-14, E714-14

F8 : E723-8, E726-108, E725-8, E726-208, E725-108, E726-308, E725-408, E726-408, E725-208, E726-508, E715-8, E714-8

F16:E723-16, E726-116, E725-16, E726-216, E725-116, E726-316, E725-416, E726-416, E725-216, E726-516, E715-16, E714-16

F1:E723-1, E726-101, E725-1, E726-201, E725-101, E726-301, E725-401, E726-401, E725-201, E726-501, E715-1, E714-1

F2:E723-2, E726-102, E725-2, E726-202, E725-102, E726-302, E725-402, E726-402, E725-202, E726-502, E715-2, E714-2

F18:E723-18, E726-118, E725-18, E726-218, E725-118, E726-318, E725-418, E726-418, E725-218, E726-518, E715-18, E714-18

W2:W715-502, W714-502, W725-202, W726-302, W725-102,W726-202, W725-402,W726-502, W726-402,W723-102,W726-102, W725-302

W7:W723-107, W726-107, W725-107, W726-207+W725-207, W726-307, W725-307, W726-407, W725-407, W726-507, W715-507, W714-507

W7 の解体も本格化、W714-507 と W715-507 が年内解体完了しそうです。あと少し、来年1月末には全ての解体が終わりそうな勢いになりました。

おまけ

E723-18 の生首の動きはありません。

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E723-18

E7系の台車もそのまま。

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E7系の台車

W7系の台車は、ブルーシートが裂けて空気ばねが露出していました。

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W7系の台車