用事の帰り道に寄り道して長野新幹線車両センターの状況と新幹線車両の避難システムの訓練を見てきました。
留置線の状況
W2 を 2番線に移動した後、検修庫側のポイントのメンテナンスをしているのを確認しました。ポイントマシンの動力部やコントロール部のふたを開け、ハンドルで回して動作の確認をしていました。
そして検修庫もフルオープン、いつでも入れるよと言わんばかりです。ただ、架線に電気が来ているかどうかを表示するランプは消えているので、まだまだ使用開始ににはならないようです。
留置線では日中としては珍しく 6番線に F13編成が入ってきています。
金網で邪魔されていてよく見えませんが、左端が W7 編成で、右に写っているヘッドライトが点灯しているのが F13 です。ヘッドライトは見にくいのですが、廃車車両と違うのは連結器カバーがついていることでわかります。この車両基地で生きている車両を日中見るのは、先の留置線の入線試験以来です。
アップルブリッジ赤沼から見ると、このような配置です。この写真ではっきり連結器カバーがついている F13 がわかるかと思います。
W2 の状況
W2の留置状況を写真とともに確認しました。編成状態は
W715-502, W714-502, W725-202, W726-302, W725-102,W726-202, W725-402,W726-502, W726-402, W723-102,W726-102, W725-302
です。個々に写真を撮影できそうな車両は撮ってみました。まずは一番飯山寄りにある 7号車 W725-302 です。留置場所的にこんな写真しか撮れませんでした。
次は 2号車 W726-102
次は 1号車 W723-102
次は 8号車 W726-402
次は 10号車 W726-502
次は 9号車 W725-402
次は 4号車 W726-202
次は 3号車 W725-102
次の 5号車の W725-202, 6号車の W726-302 は、撮影場所の都合でまとめて
次は 12号車 W714-502
先頭部分のアップ
最後は 11号車 W715-502。隣に F18 の E723-18 とその奥に今日の訓練用の F13 が見えます。
新幹線車両の避難システムの訓練
ニュースで言っていた新幹線車両の避難システム「車両疎開判断支援システム」を使用した訓練のマスコミへの公開が行われていました。
まずは、新幹線統括本部の人たちがバス2台に分乗し現地入り。
そして、長野新幹線車両センターの留置線から本線に向かう場所に陣取り
上空にはヘリコプター2台、アップルブリッジ赤沼には NBS や NHK の人が(撮影していませんが)陣取って訓練開始。
訓練には 6番線に入線している F13 が使われました。
この後マスコミや関係者の見守る中、F13編成は静かに動き出し、長野駅まで回送されていきました。(下は共同通信のニュースの動画)
それにしても、今後台風19号と同じ規模の台風と洪水の予測が出た場合、このシステムを利用して10編成を避難させるとしても、7時間ほどかかるというのは暢気すぎ・・・と思ってしまったのは私だけでしょうか。車両は本線を止めればすぐにでも移動できると思うのに、何か別の要因で 7時間もかかってしまうというのであれば本末転倒な気がします。
ニュースでは検修機能は12月25日までに修理を終え運用開始、その他も来年度中の現状復旧を目指すとのこと。とりあえずは車両基地の機能は年内に復旧し、解体場所としての機能もそこで終了になるかと思います。このブログで追っかけるのも、そこを最後にしたいと思っています。
おまけ
赤沼の長野新幹線車両センター近所の産業廃棄物業のヤードには、新幹線屑は置かれていませんでした。車体はここではなく、別の所に運んで行っているようです。